1.2013〜14年 冬期温度測定報告 《 外気温度 》
 
 
 
   外気温度測定の結果、測定期間2013年12月から2014年3月の間、気温が最も低かったのは2月11日氷点下11.5℃でした。

 別荘を建築して13年経ちますが、富士見高原の平均的な最低気温は氷点下12℃程です。最も低下したときで氷点下19℃です。ですから今回測定した期間は平均的な温度変化ですが、ここ数年積雪が多くなっているように感じます。

 今期は過去数十年来の豪雪があり積雪が1mを越え大変な年でした。
 
 



  2.2013〜14年 冬期温度測定報告 《 室内温度 》
 
  
  この室内温度測定グラフは、温度計を1階リビングルームに設置した温度測定結果です。

 冬期期間を通じて不在期間と滞在期間とが一目で確認できます。大きく描いている温度グラフは滞在期間中に薪ストーブを焚いていることを示しています。 一方不在時は平均温度7℃前後を示しています。
   最低温度は2014年2月7日の(+)2℃でした。不在期間が1ヶ月以上続いても室内は(+)温度を示していることが分かります。

 この時期の外気の温度は平均(−)5℃前後で最低気温は(−)11.5℃にまで低下していました。それでも室内温度は(+)温度を保ち続けています。

  一般的に水道管の凍結が起こる温度は(−)5℃以下の場合が多く、室内が(−)5℃以下まで低下することは無いので、不在期間といえども水道管が凍結する心配は無いので水抜き作業は必要ありません。非常に暖かい室内であることが分かります。
 



  3.2013〜14年 冬期温度測定報告 《 地下室温度 》
 
 
   
 この温度グラフは、地下室の温度変化を測定したものです。

 外気温度に影響されて地下室の温度も低下しますが、その影響は少なく、不在時の最低温度は2月7日6.5℃です。

 全天候型非氷点下住宅の我が家は水道管の埋設を地下室から行っており、地表に露出した箇所はありません。従って地下室が氷点下にならないことが極めて重要になります。

 長期不在であっても測定グラフ結果から地下室は(+)温度を保ち続けていることが分かりました。
 
 



  4.冬期温度測定で分かったこと
 
 今回は2013年12月から2014年3月までの厳冬期の温度測定を考察してみました。その結果は外気温度に比例して1階リビング室内・地下室内ともに温度変化が見られました。しかし最低温度は氷点下までには下がらず、不在期間の水道管凍結による破裂防止の水抜きが不必要であることが分かります。

 別荘建築後13回目の厳冬期を経験して高気密・高断熱の住宅仕様の大切さと、全天候型非氷点下住宅の便利さを改めて感じました。

 では、次回の測定報告で今期との相違を検証したいと思います。