聖職の碑
舞台は中央アルプス駒ヶ岳
大正2年8月、この地方に定着している駒ヶ岳への学校登山で
台風に遭い遭難した生徒たちと殉職した教師の実話である。
東宝、森谷司郎監督で映画化された。
鶴田浩二、 三浦友和,岩下志麻、中井貴恵、大竹しのぶほか、地元エキストラ1000人
子どもたちを愛し、「困難を乗り越えられる人間に育てるのが教育である」との信念を持つ赤羽校長は嵐の中、自分のシャツをを子どもに掛けてやり、生徒を守りながらも息絶える。
生き残った有賀(教師)は遭難碑を建設しようと決意する。
それは慰霊碑でも殉難碑でもなく、殉職した赤羽校長と生徒たちの絆を表す記念碑でなければならない。
60年代の宝剣岳、学校登山の列が続く

遭難記念碑。上伊那郡教育会が左端に読める

記念碑からは駒ヶ岳、宝剣岳への稜線が
見渡せる

現在の西駒山荘。
冬は無人の避難小屋として解放されている。
