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第百六十九回自然と歴史探訪[伝説の里・鬼無里を訪ねて]

   

加茂神社:東京

10月にはマリオさんで、奥信濃を舞台とする能「紅葉狩」が行われるそうです。  

  平安時代に鬼無里であった貴女・紅葉の物語だそうで、室町時代には観世小次郎信光により能の作品になり、

江戸時代になって近松門左衛門によって歌舞伎の演目となり、

明治になつて九代目市川団十郎によって舞踊劇・紅葉狩となったそうです。 

  昨年、カノラホールで舞踊劇の紅葉狩を見せていただいたので、ちょつと興味津津の旅となりそうです。 

   この所のマリオ倶楽部は雨続きの様で、今回も雨の中の出発です。  

  9月初めから続く大雨による道路状況も心配され、今回は長野市経由で鬼無里へと向かう事になりました。 

   奥裾花川をさかのぼる道・国道406号線はかっての麻の道だったそうです。 

  近くには美麻村等の古くからの麻の産地はありますが、ここ鬼無里で麻が栽培される様になつたのは意外と新しく、

安土桃山時代からだそうです。 

  上高地線同様ちょっと道幅の狭い道路ですが、土砂崩れの工事場所にも出会わず無事に鬼無里の里に到着しました。 

   今回最初の訪問地は、東京にある加茂神社です。   

 鬼無里の町なみをぬけてしばらく行くと、右手山の方へと向かう道があり、そこをしばらく上った所に加茂神社はありました。

 神社の前のお蔵の壁では、貴女紅葉の鏝絵が我々を迎えてくれていました。

 

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