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少し上った所で、砂利の車道と別れて森への道に入ります。

少し行ったところに新しい巣箱がありました。 

 巣箱にはカメラが仕掛けてあるそうで、ビデオカメラにつなげて中の様子を見せていただきました。

  中に居たのはシジュウカラ、子育ての最中でした。  

巣箱の入り口の穴の径は2.72.8cmがシジュウカラの巣穴だそうで、

2.5では入れず、3cmぐらいと大きくなると、今度はスズメ等が入ってしまうそうです。 

 シジュウカラが捕まえてくるアオムシの数は1100匹ほどだそうで、

雛も3ケ月ぐらいで一人前になるそうです。

沢のほとりの野鳥の水浴び場にやつてきました。 

  シジュカラが2羽いましたが、雄で左右に縄張りが分かれているとか。

  水場にはセキレイも居た様です。  

ウグイスの鳴き声も聞こえました。  

雄が縄張りを主張して、雌をさそっているのだそうです。

  危険な時に鳴くののが谷渡り、明るい藪の所に居るそうです。 

  ウクイスモチの色は、ウグイスの鳴き声の近くに居たメジロの色だそうで、ウグイスは錆茶色だとか

 

クワガタ。

マムシグサの根には毒があるそうですが、かじる熊もいるそうです。

シロバナエンレイソウの花が咲くには10年ほどかかるそうです。   ユキザサ。

シシウドの茎・かじったのは熊だとか。

 

ルリソウ。

トチの若葉。      ビジターセンターの所のトチの木はちょうど花をつけていました。

ドングリ池。

浅間山噴火からまだ日も浅いので、爬虫類・両生類のたぐいが移住してくるのがまだ少ないそうで、

蛙はヤマアカガエル・ヒキガエル・最近のシュレーゲルアオガエルの3種類、蛇も3種類だけだそうです。 

  センダイムシクイの声が聞こえましたが、姿は見えず。

湧き水が有ったので、水場として池にしたものだそうです。  

 水は冷たく、ヤマアカガエルのオタマジャクシも岸辺によっていました。 

 水が冷たいので、ここのオタマジャクシが蛙になるには2年ぐらいかかるそうです。  

ヤマアカガエルは冬に沢の石の下にいるのが、イノシシに狙われるそうです。

チョウセンゴミシ。

ミツバウツギが咲く坂を上ります。  このあたりの石は軽石で浅間山噴火の名残だそうです。

ニワトコの花。        ニワトリの床にしくと病気にならないとか。 

  花・木はは解熱・利尿作用もあるとか、木は骨折・打ち身にもきくそうです。 

 葉を揉むと焦げくさい臭いがします。

ツタウルシ・ウルシより3倍ほど強力だとか。

アカゲラ・午前中に森で出会った。

ドラミングの音が聞こえました。 

  キツツキ・アカゲラ等はサエズリが無いそうで、代わりに木をたたくドラミングがあるとうです。 

 姿は見えず、さっと動くのがいたのでみましたが、ヒヨドリでした。

ウワズミザクラ・爪跡は月の輪熊。

ツキノワグマは春先はクマイチゴ等を食べており、ウワズミサクラのサクランボがなると、

木に登って取り、夏にはアリ等も食べるそうですが、痩せてしまうとか、

秋にはドングリなどを食べて体力をつけて冬眠するのだそうです。

ムササビの落し物・鋭い切り口が明かし。大きな巣箱がありました。  

 ムササビの巣箱だそうで、ここにもカメラ仕掛けてあるそうで見てみましたら残念ながら留守の様でした。

   一昨日は子連れのムササビがいたそうですが、どうやら移動したようでした。 

雌のムササビには縄張りが有るのだそうです。 

 低山にいて大きいのがムササビ、高山に居て小さいのがモモンガーだそうです。  

 この辺りに来た所でキビタキの声が聞こえました。  

 見事な黄色だそうですが、木漏れ日の中下から見つけるのはなかなか至難の業だそうで、

しばらく皆で上を眺めていましたが見つからず、あきらめかけたところで

さっと下の藪に降りる鳥影を確認、色までは見えませんでしたが、

どうやらキビタキだったのではということになりました。 

   そこから少し下った所で、今度はオオルリの鳴き声が聞こえました。 

 こちらもなんとか見つけようとしましたが、ついには姿を見つけることは出来ませんでした。

湯川の所にある巣箱ををカメラでのぞくとそこにも、シジュウカラの親子が居ました。

  ここでは、巣箱にせっせとえさを運ぶ親鳥り姿も見られました。 

  近くのツリバナの木でアオムシを捕る親鳥も、捕った後はすぐに巣箱めがけて飛んでいきました。

無事に森を一周して、入り口の看板のところに到着。

川べりに咲くコンロンソウ。

ハウチワカエテの赤い花。             トチの花・マロニエはセイヨウトチ。 

ピッキオビジターセンターに戻ったところで面白いものをみつけました。

  鳥の巣材だそうで、4種類の巣材が用意されており、鳥が気に入ったのを持つていくのだそうです。 

  最後に案内いただいた東さんにお見送りいただいて、バスでビジターセンターを後にします。

裏から眺める八ヶ岳・だいぶ赴きが違います。

上信越高原国立公園の山並み(浅間山〜湯の丸)。 

 今日は最後まで快晴の一日でした。 

  残念ながら今回は期待のオオルリとキビタキの姿は見れませんでしたが、

東さんの流暢な案内と、ライブカメラ(仕掛けつくりの得意な東さんの作かな。)の映像で、

野鳥の森の素敵な一日を堪能できました。   感謝・感謝。

 
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