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火から焼けのこったという倉の前を通って、待ち合わせ場所の市役所駐車場へ向かいます。 

 お洒落なバス? が走っていました。

松川へと落ちる崖の上は動物園、その先長姫川との合流地点に長姫城が有ったそうです。 

 市役所に展示されていた人形・びんぼう神と福の神。  

 バスに集合して文化会館に向かいます。   シャトルバスで先に文化会館に行かれた方が結構居られました。

飯田文化会館:

文化会館は昭和47年に市民の発表の場として造られたそうです。 

 ロビーではちょうど公演が始まる所でした。

演目はたぬきと彦一。 

裏方さんも大忙し。最後は日本の物語よろしくハッピーエンド。  

  飯田女子高等学校人形劇クラブの皆さんでした。

 
   

飯田女子高等学校の演目は例年は二つあるそうですが、

今年は一つと言う事て特別に指導の先生が、獅子舞を見せて下さいました。 

 座光寺にある竹田扇之助氏直伝の糸操りで見事な操りでした。

ロビーでは引き続き、公演があるそうですが、

隣の人形劇場での公演が始まるので、そちらに移動することになりました。

The Stead fast Tin Soldier

人形劇場は昭和63年に10回目の人形劇カーニバルを記念して建てられたものだそうで、

200席というこじんまりした劇場で最終席でも演出者の息遣いが感じられる舞台でした。

   

今日の演目は、アルゼンチンのオマールアルヴァレスパーペットアートカンパニー公演のアンデルセン童話のすずの兵隊です。

   童話とありますが、観客はほとんどが大人200席もほぼ満員になりました。 

 劇団とありますので、複数の人で演ずるのかと思いきや、

オマールさん一人で照明・音響・人形操作までこなす大活躍、

日本の人形劇が、演出者をかくし、人形に繊細な動きをさせて演じるのに対して、

演出者も人形に融け込んで一緒に演じる様はまた違った素晴らしいものがありました。 

  アルゼンチンの人形劇はスペインの移民から伝えられたものだそうで、

馬車で移動し一人で演じるのが、昔からのアルゼンチンの人形劇の手法だそうです。 

  最後は、オマールさんの素敵なスピーチで幕をとじました。 

  地球の裏側の遠い、言葉も違う国でも人形の演技を通して、内容は通じたのではという事でしたが、

今回はしっかりと日本語で吹き替えのされており、私でも十分劇の中に融け込んでいくことが出来ました。

  おかげで素敵な45分を過すことができました。

舞台が終わって外に出ると、雨粒が写真に写るほどのドシヤブリとなりました。

  途中、雨もまだ降っていない駒ヶ根サービスエリアで一休み、予定どおりに無事帰宅できました。  

 今回は短い間でしたが、様々な人形の醸し出す世界にちょっとだけふれる事の出来た一日でした。

 

   
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