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左のトンがった所が鉢伏山。  

中央のガラバは通称サネヤマだそうで、そこには小井川の人が担ぎあげた石像があるそうです。 

  右は前二つ山。

山頂付近には、アキアカネの大群が飛んでいました。 

  赤い方が雄、茶色の方が雌だそうです。 

 それにしても、先生は素早い、トンボもたちまちつかまつて教材にされます。

   アキアカネは気温が18℃より下がる様になると山を下るそうです。 

 暫し、諏訪湖の眺望を楽しみます。  残念ながら、富士山も南アルプスも今日は見えません。

 

北アルプスもすっかり雲の中でした。 

 季節はずれの平日なのに、駐車場にはバスが3台と乗用車も数台となかなかの賑わいです。、

  一服してバスで鉢伏へと向かいます。        ウラギンヒヨウモン。 

ブナの木権現:

峰を過ぎてしばらく行くと、ちょっと開けた所がありブナの木権現の看板がありました。  

急遽見学しようという事で、道に従ってしばらく山を下ります。

猪の水場を横目に見ながらしばらく下った所に、黒い大木が有りました。   

イヌブナ(クロブナ)だそうで、フナ(シロブナ)と違い比較的暖かい所で育つ木だそうです。 

 こんな寒い所にあるのは珍しいとか。

 

ブナの木の脇に、山と海の両方を司る大山祇命の碑がありました。 

 明治18年から牛伏川砂防工事がはじまりましたが、明治35年になって、

この下の石切場から工事関係の有志が運び上げ、入山守護を願って建造したものだそうです。

  この辺りは、牛伏寺がまだ山岳信仰の普賢院だつた頃、蓬堂が有った所だそうで、

真言密教と習合牛伏寺となり、堂平に移り、戦国時代になつて現在地へと移ったのだそうです。 

 という事で、この道は参道でもあり現在も牛伏寺境内から続いているそうです。

鉢伏山:標高1928m
鉢伏山は高ボッチより250mほど高いので、レンゲツツジの紅葉が始まっていました。

トリカブトが鹿の食害にもあわないので、目立ちます。   

 葉の切れ込みが深いのでツクバトリカブトかな。

三峰山へと続く分水嶺。  タチコゴメグサ。

 

鉢伏山山頂が近付くとアキアカネの大群が迎えてくれました。 

 鉢伏山は二等三角点、最高点ではない様です。

鉢伏神社の鳥居、社殿は台風で壊れたため昭和35年に石造にしたとか。 

 神社の祠には気付かず通過、奥の御柱が建つ所へと向かいます。 

  ここには、13基ほどの石造物がならんでいました。

日本第一大軍神・諏訪大明神の事だそうです。    

  鉢伏大権現、大日大聖不動明王・小萩社。

その他、鉢伏大神、神武天皇、大竜王、飯縄大神等がありました。 

 御柱が有る所を見ると、祠は諏訪明神かな。

ここの所有権についても、松本と岡谷でのトラブルが有ったが両者和解にいたったそうです。 

 ますは、皆さんの旅の安全と、最近の日本近海で起きている領有権の早期解決を願って、一同参拝。

 
 
 
   
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