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第百三十五回自然と歴史探訪[上州に大隅流寺社を訪ねる]

下仁田諏訪神社:

梅雨空の下、上州下仁田に大隅流の素晴らしい建築があるということで、

5月の水上布奈山神社に引き続き見学する事になりました。     

すでに山したたる和田峠を越えて、続く笠取峠へ向かいます。 

  峠を越えると、眼前に浅間山が見えてきます。  

  浅間山も最近はおとなしい様で、噴煙は見られません。   

 佐久からは、中山道・国道18号側の高速・上信越自動車道を通って、下仁田インターで下ります。  

   インター近くのあしさい園の山の斜面に植えられた、青や白のあじさいがちょうど見ごろ、梅雨空に映えていました。   

   ここ下仁田は、江戸時代の始めは幕府直轄領で、天明期からは、幕府領と小笠原領に分かれたそうです。  

    また、中山道と違い参勤交代には使われなかったそうですが、

中山道の脇往還として上州姫街道・下仁田街道が開かれ、物資の往還が盛んだったそうで、宿場町としても盛んだったそうです。 

  そんな下仁田に諏訪神社が出来たのは、武田信玄の上州侵攻の際、一族の者に城を追われ、

信玄の配下となった小幡信貞(尾張守)が国峰城主として返り咲いた時に、信玄のすすめもあり諏訪神を勧請し、

旧八幡社の所に合祀して 諏訪神社としたのが始まりだそうです。  

この度、下仁田町商工会で諏訪神社の彫刻について本を出版されたそうで、

本のまとめをされた商工会局長の桜井さんが我々を案内して下さいました。 

  さっそく本を譲っていただき、それを片手に見学します。

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