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ちょっといっぷく:麦草峠  
今日のお昼は、麦草峠を眺めながらいただく事になりました。 

 麦草ヒュッテの上の東屋へ向かいます。

会員の方が用意して下さった、イナゴの佃煮をさかなにまずは乾杯。  お弁当をいただきます。 

 
ヒュッテの上の山は茶臼山、奥は縞枯山。  どちらも少し縞枯れていました。

麦草の上に腰掛けて一休みすると、足元にはすでに春を待つショウジョウバカマが有りました。    

白駒の奥庭:
   
食事の後は、麦草の茂る道を白駒の池へと向かいます。   

向かいには浅間山も顔をのぞかせていました。

この道は、茅野の冷山から佐久の大石川につながる黒曜石の産地だそうで、

1万年続いた縄文文化を支えた和田峠・霧が峰と並ぶ産地だそうですが、

質はちょっと落ちるそうですが、野辺山の旧石器人はここに採取に来たのだそうです。 

 信州系黒曜石は青森にも出土しているそうで、全国的な貴重品だった様で、

この大きなのも黒曜石ですが、こんなのが1個有ったら家が何軒か建ったことでしょう。 

   
キタゴヨウマツの実。

 
針葉樹林を抜けると、いきなりあたりの開けた坪庭へ出ます。

 木道で最初に出会った忘れ物、タヌキだそうです。 コメツガの実。

コメツガは地に這っても生え、風にも強いそうです。

岩陰にまだ残っていた貴重な紅葉を見つけました。

 奥庭からは、再びシラビソの林に入ります。

白駒の池
ここ白駒周辺の苔むした森が2008年に、日本蘚苔類学会の日本の貴重な苔の森に指定されたとかで、

小屋への道筋のあちこちに大きな幟が立っていました。  

池の紅・黄葉はすっかり終わっていました。 

途中、乳・ニュウへの分かれ道がありました。  

 最近は漢字で書かれたニュウの看板もある様です。

池の周りの苔はちょっと渇き気味、すでに冬支度に入った様でした。

   

池は白駒峰の噴火で、大石川が堰き止められて出来たものだそうで、標高2100m以上の湖としては、

日本最大の天然湖となるそうです。  

  池の名前は、悲恋の話や長者の娘の話等の昔話がある様ですが、

いずれにも白馬が出てくる様で、そこから付けられたとか。

小屋の前で団子をいただきます。 

 池の周りも大分静かになりましたが、まだまだ紅葉を期待して訪れる人の姿も見られました。

ナナカマドの葉もすっかり落ちていました。 

   
池の中にもキタゴヨウの実が。

駒の池の駐車場前にある、大看板の前でバスに乗り込みます。 

 メルヘン街道もあと1月ほどで冬の閉鎖となります、最後の天然唐松の紅葉が見事でした。

途中で先生がマムシグサの赤い実を発見、バスを止め本日最後の、教室が始まりました。  

最後は、途中のたでしな自由農園でお買い物、

今回はお買い物よりも隣のアイスクリームの方が人気が高かった様でした。

 

   
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