3/3

湿原の虫達:  
ウスバシロチョウ。
 

ちょっとドハデな幼虫にカエルまで、先生にたちまち捕まって教材にされてしまいます。  

 ゆっくりと散策してちょうどおひるとなりました。

ちょっといっぷく   
御洒落なランチをと考え、リゾートホテルとして評判のラ・ネージュ東館での昼食となりました。

今日は白馬紫米のリゾットを特別に御願しました。   

さっぱり味と思いきやバター味、乳類苦手な横山先生には特別別注となりました。

庭には、色んな花が咲いていました。

   
霜降宮細野諏訪神社:  
   

午後は白馬のジャンプ台近くの細野諏訪神社を訪れました。  

 諏訪神社特有の明神鳥居をくぐり急勾配の石段を登ると社殿がありました。  

  石段の途中には、目通り10m、高さ41m推定樹齢1000年余といわれる大杉の御神木がありました。 

  以前は県の天然記念物だったそうですが、今は白馬村の天然記念物になっているそうです。  

  ここ白馬村には、諏訪神社が三社あるそうで、ここ細野にあるのは霜降宮、

9回のマリオ倶楽部で訪れた嶺方の諏訪神社は、雨降宮、

もうひとつ岩岳スキー場近くの切久保にあるのは霧降宮と呼ばれているそうです。

御神木は、皆で取り囲んではみたものの足場が悪く、十人でもちょっと無理でした。  

ちょうど村の長老が通りかかり、諏訪からの来訪者だという事で感激しておられました。   

 さっそく、久保田さんが御柱の木遣を披露しました。   

しかし、ここの諏訪神社には、御柱は有りません。  

 45月は忙しくて御柱などやってはおれなかったとの事でした。  

 

大宮神明社:国重要文化財  
   

最後は注目の神城にある新明社を訪れました。    

ネットで検索しても、大町の国宝・仁科神明宮は大きく取り上げられていますが、

白馬の神明社に関する記述は少ない様です。

神明ですから、ここの祭神は天照大神です。   

  鳥居の形も変わり、神明鳥居というそうです。  

ここ神明社は鎌倉時代初頭には、ここ沢渡郷の鎮護の神として祀られたものだそうです。 

  社殿は仁科氏の支族の沢渡氏が、居城であった大宮城の前に建てられているそうです。 

 奥の覆屋の中には、三柱の神が祀られており、本殿は天照大神、

相殿として諏訪社(建御名方命)、八幡社(誉田別命)が入っているそうです。    

本殿と相殿の諏訪社は、安土桃山時代に中信で活躍した、大町の宮大工・金原周防定兼

によって造られたものだそうで、この二社が国重要文化財に指定されているそうです。

   いずれの建物も、覆屋の中で見る事が出来ません、別に写真が掲示されていました。 

   建物は、一間社切妻見世棚造の建物だそうです。  

  その他にも県宝の銅製の御正体もあるそうです。

神社の脇には、先ほどの細野諏訪神社の御神木を上回る、

大杉が朽ち果てていましたが、その威容がうかがえました。   

この雪深い地にこれほどの文化財が有ることに驚き、白馬の地の歴史と文化に感銘した一日でした。

   
  目次へ・・・次ページ・・・・戻る