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高島城は、明治8年に高島県庁舎とするため、天守他建物は、移築又は破却されたそうです。

現在の建物は昭和45年に復元されたものだそうです。

迎冬山貞松院月仙寺:浄土宗  

 

 

次は、修景工事も終わった寺の町へと向かいます。  

最初は、徳川将軍家の菩提寺の一院ともなっている貞松院さんです。  

 貞松院さんには、4年前の第41回目に一度おじゃましています。  

その時は、1日早い4/14日でしたが、桜は開花したばかりでした。

本堂前の枝垂れ桜はすでに盛りを過ぎていました。

今回は、城向き地蔵尊も、貞松院殿の墓も桜の花で彩られていました。 

御住職に導かれて奥の庭へと向かいます。

この部屋は、殿様がおいでになる時の部屋だそうで、支え柱の無いウグイスバリの廊下になっているそうです。

庭にある桜は、大阪夏の陣の戦勝記念に持ち帰ったとされる桜で、

樹齢は400年と云われる江戸彼岸の枝垂れ桜だそうで、

温泉寺の桜とともに市指定天然記念物にも指定されているそうです。 

 今回は、丁度見ごろを迎えていました。 

徳川家康の六男・松平忠輝公の墓にお参りし、次の寺へと向かいます。

 
手長山二尊教院法光寺:浄土宗

このお寺を訪れるのは、今回が初めてとなります。 

 この寺は、上原五山の光明寺と法明寺が合併してできた寺だそうで、二仏を一緒に安置しているそうです。 

 日根野氏が高島城を築城するおりには、手長神社の別当として神社の下に移ったそうです。 

 その後、火災にあい、江戸時代・天保二年に、ここに再建されたものだそうです。庭の桜を見るには、堂内の部屋から眺めるのが良いと云う事で、御住職に堂内に上げていただきました。

本堂には、阿弥三尊(阿弥陀如来・向かって右・観音菩薩、左・勢至菩薩) そして、

阿弥陀如来立像が二体が祀られていました。  

この他にも、焼け残った阿弥陀如来二体の頭部が秘仏として祀られているそうです。

まずは、横山先生の読経に合わせて一同お参りします。

その後、奥の部屋に通していただき、庭の素敵な桜を見せていただきました。   

こちらも、江戸彼岸枝垂桜だそうで、樹齢は300年ほど経っているそうです。

素敵な欄間がありました。  廃仏希釈のおりに、上社神宮司寺から引き取ったものだそうです。

このお寺には、洋画家・中川紀元の墓もあるそうで、壁には紀元の絵もかかっていました。 

桑原山不断院正願寺:浄土宗

法光寺をさらに上がった所に、正願寺がありました。   

境内の桜は、樹齢60100年ぐらいとまだ若いそうですが、こちらも江戸彼岸枝垂桜だそうです。

開山は室町末期の永禄5年だそうです。 

  高島藩三代藩主・忠晴寄進の銅灯・市文化財もあるそうで高島藩の被護もあつかった様です。

このお寺には、芭蕉と奥の細道を旅した、蕉門の十哲の一人河合曽良の墓も有りました。

  銅像は、三百回忌を記念して建てられたものだそうです。

曽良の墓は、本堂の裏にありました。   

宝篋印塔は三十三回忌に建てられたものだそうです。  

ここには、他にも新田次郎氏の墓もあるそうです。

皆さん、入口の回国塔でお参りしました。  隣に、素敵な六地蔵さんが並んでいました。

帰りには、塀の外から貞松院さんの乳房銀杏を見て、午前の部を終えました。

ちょっといっぷく:  

昼食は、茅野のマリオローヤル会館でいただきました。 

 食事前に、皆さんでタルチョに願い事を書きました。  

このタルチョは、まもなくラダックに出かけられる先生が、4000mの高地に掲げて下さるそうです。

先ほど皆で書いたタルチョが、ヒマラヤの空にはためく様子を思いつつ、先生に願いをたくします。

   
   
   
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