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第百五回自然と歴史探訪[甲斐路・信濃路桜めぐり]

高島城:

今朝は小雪まじりの寒い日になりました。  

 お花見だというのに皆さん暖かい格好でお出かけです。  

 先生と会長で下見して下さったところ、甲斐路の桜は終わり、富士見の桜はまだで、

諏訪の桜がちょうど見ごろという事で、急きょ諏訪の桜と御柱、

そして丁度今日は前宮で御頭祭が行われると云うので、それも見学しょうという事になりました。   

 バスは最初に諏訪湖に向かいます。   

 湖岸の桜も丁度見ごろ、窓の外の桜を堪能しながら高島城へと向かいます。  

  高島城は、豊臣秀吉の家臣・日根野織部正高吉により築城されたもので、諏訪湖に突き出た水城だったそうです。

    石材を確保するのには、ずいぶん苦労したそうで、

金子城の石材はじめ、墓石・石仏までも用いたとされています。  

 関ケ原の合戦の後、日根野氏は転封され、諏訪頼重の従弟で、

諏訪大社大祝として信玄に仕えていた、頼忠の子諏訪頼水が高島藩主として入封したのだそうです。

サンシュと桜、なかなかの取り合わせです。  

皆さん、近くに居られてもなかなか来る機会が無いそうです。

キハダの大木。  諏訪地方では、最大で樹齢も130年以上たっているそうです。  

 薬用として城内に植えられたものだそうで、市天然記念物にも指定されているそうです。 

 黄色い幹は見えませんが、コルク状の肌の感触を楽しめます。

城内には、諏訪護国神社がありました。  

明治33年に西南の役での戦没者の霊を弔ったのが始まりだそうですが、

昭和14年には、内務大臣指定の護国神社となり、戦没者の追悼にあたったものだそうです。 

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