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豪商の館:田中本家博物館

   
表庭・春の庭だそうです。

客殿。        客殿と離れの間の通路。

田中家は、江戸時代中期から須坂藩御用達の商人、大地主としてまた須坂藩の御元方(経理)として

、大名貸し等も行い、苗字帯刀も許された豪商だそうです。  

 ここには、江戸中期から、昭和にいたる田中家の生活用品が残されており、

平成5年に南側の土蔵5棟を改装し、田中本家博物館として開館したものだそうです。  

 着物1000点、漆器2000点、陶磁器8000点の展示品があるそうで、

常設館の他年数回の企画展も行われているそうです。

展示室のあたりは、酒蔵だった所だそうで、江戸中期のものだそうです。  

  

北土蔵側と、大庭に造られた殿様お忍びの門。

池泉廻遊式の大庭・秋の庭。  帳場。

この庭は、天明の大飢饉のおりに難民救済の目的で、

京都の庭師を呼んで3年がかりで造ったものだそうです。  

赤くなりだした大楓は250年はたつものだそうです。

こんな田中家も、明治3年に起きた須坂藩全村1500人が参加した一揆・須坂騒動の折には、

蔵の一部を除いて焼失してしまったそうで、建物の大半は明治以降に再建されたものだそうです。

田中家は、一度は焼失しましたが、20の土蔵に囲まれた当時の面影を伝える屋敷構えとして残っており、

土蔵も耐火を目的に造られた、大壁造りといわれるものだそうです。 

  今日は、一日中快晴の穏やかな一日で、ちょうどマリオ倶楽部の100回目の自然探訪にも相応しい、

充実した旅となりました。

 
 
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