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第八十四回自然と歴史探訪金太郎伝説の八坂村・重文の旅

藤尾山覚音寺:金峯山修験本宗

 

今日はちょっと雲行きがあやしい天気でしたが、八坂村にある覚音寺へと向かいます。 

 大町に入り、最初にお目当ての食堂で、本日の昼食の予約をしてから、

駅の方にもどり山清路へと向かう道を上ります。  

 相川トンネルを越えて少し行った所を右折して相川の部落へ下ります。 

 そこからさらに谷合へと細い道を下って行くと、お寺の駐車場に出ます。 

 あたりには、何軒か民家はある様ですが、人の姿はほとんど見かけません。 

   ここ覚音寺は、平安時代に天台宗の僧・快尊上人により創建され、この地を治めていた仁科氏の氏寺として

かっては傘下に十二坊のお寺を持っていたそうですが、江戸時代には曹洞宗のお寺に変わったそうです。 

  お堂は仁科氏を支配した武田氏の番匠により一晩で造られたという黒檜のお堂があったそうですが、

明治に入って焼失してしまい、一時は廃寺にもなったそうです。

 現在のお寺は平成2年に吉野山の金峯山寺を本山として再建されたものだそうです。

横山先生が事前にお寺の方に予約を取っておいて下さったので、御住職は居られませんでしたが、

代わりに管理の方にお迎えいただき拝観させていただくことが出来ました。  

このお寺には、仁科盛家が奉納した三体の仏像が国の重要文化財として残されており、

まずはそれを拝観させていただくために、拝殿には上がらず直接奥の本殿へと向かいます。

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