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伊勢神宮御神木伐採跡:

 

ヒノキは寿命千年の建材(世界最古の木造建築の法隆寺の材料)だそうで、

伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮にもかかせないものだそうです。 

 伊勢神宮では、古くは、伊勢国のヒノキが使われていたそうですが、

枯渇して18世紀以降は木曽からヒノキを運んだのだそうです。  

ここにあるのは、昭和60年に伐採したものだそうです

伐採した木の上には、屋根がかけられ木株が保存されていました。

向かって左は内宮(皇大神宮)、右が外宮(豊受大神宮)の御神木。  伐採は斧だけの三っ紐伐。

幸い雨もまだ当たって来なかったので、御神木前の広場で昼食と言うことになりました。  

 マリオさんで作って下さったお弁当を広げていただきます。   

ちょっと空いてきたお腹と、林の作り出す濃厚な酸素を一杯吸って、おいしくいただきました。

   

床堰。

足元には、角の長い虫もゴソゴソと出て着ました。  キマワリかな?   

 キノコもヒョッコリ、ボチボチ秋近しという所です。

食事の終わる頃には、ついに雨が当たり出しました。 

  雨具の用意をして、草々に下山です。

床堰は木と水を溜めて、一気に流す古人の知恵です。  

 森林の谷は雨でも濁りません。

幹の捩れたネジキ。

可愛い花のホツツジ。    いずれもツツジの仲間で有毒だとか。 

ヤマボウシの下で最後の講義。 夏に咲く白い4弁は花弁ではなく総苞。 実は、まだ赤くはありません。

赤沢橋を渡って駐車場の広場に戻ります。

駐車場の広場では、御岳百草丸の旗につられて、売店見物です。 

森林資料館
 

時間も早かったので、森林資料館を見学しました。  

手作り風な看板の似合う資料館です。木曽五木の展示。  

 写真の三本は、左からアスナロ、サワラ、コウヤマキ。

木曽五木の覚え方として、前に先生からネコアサヒと教えていただきましたが、

これが中々スッとは出てきません。  

 ネズコ・コウヤマキ・アスナロ・サワラ・ヒノキだそうです。

森林浴も堪能し、小降りの雨の中の帰宅となりました。  

 途中、日義の道の駅によって、お土産の調達。  

この辺りになると、雨も本降りとなり、当初予定の権兵衛峠越えではなく、

今朝来た木曽街道をひた走っての帰り道。   

それでも、到着は予定より30分以上早くなりました。 

 運転手さん、雨の中本当にご苦労様でした。

 
   
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