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萬年山東昌禅寺:曹洞宗  

立川流の彫刻がされた、鐘楼が近くにあるということで、お寺の名前もわからぬまま大法寺の道をさらに上に

上っていくと、10分ぐらい歩いた所に突然立派な仁王門があらわれました。   

天井には彩色のほどこされた素適な絵がかかれていました。

前には、かなり広い駐車場もあり車でもなんとか上ってこれそうでした。  

仁王門を通りさらに石段を上った所に、雪の残った東昌禅寺がありました。

鐘楼は、幕末近い天保年間に造られたそうで、彫刻は二代目立川和四郎の娘婿の宮坂常蔵の作だそうです。

皆さん、下から見上げながら鐘楼の周りを一回りして、眺めました。

鏡天井には竜の絵がかかれているのだそうですが、下からは良く見えませんでした。  

生島足島神社:国幣中社  

 

生島足島神社は、日本の中心の地に有って成長と満足をあたえる国魂・日本総鎮守だそうです。

車で前を通っても、その派手な色に圧倒されて今まで寄ることもなく通りすぎていましたが、

建物はともかく、いわれを聞くと色々と興味のわく神社でした。   

諏訪の神とも、関係がある様で同じ敷地に諏訪神社も有り、御柱(赤松の皮付きの柱)も建っていました。

生島足島神社本殿・御神体は大地そのものだそうです。

神橋・諏訪神が生島足島神の接待の為に渡る橋だそうです。

本殿は池に囲まれて造られ、これは池心の宮園地という最古の形式の園地の一つだそうです。

神楽殿の向こうが諏訪神社。

諏訪社の脇には、歌舞伎舞台がありました。  みごとな、天井の梁です。

農村歌舞伎の舞台としてはかなり大きなものだそうで、県宝にも指定されているそうです。

歌舞伎舞台の上には、いろんな武将の書いた願い文やらが展示されていました。

回り舞台。 他にせり上がりが2ケ有りました。

理智山薬師院長福寺:真言宗
 

最後は、夢殿があるお寺で有名な、長福寺を訪れました。   

独鈷山の鬼門の生島足島神社の神域に独鈷山の守り仏の薬師如来を置いたものだそうで、

生島足島神社の西門を右におれて、すぐのところにありました。   

このお寺は、塩田平札所21寺めぐりの1番寺にもあたるそうです。

昭和に入って造られた夢殿で、奈良法隆寺の夢殿の1/2の縮尺で作られているそうです。

御神体であった夢殿観音は(化仏がないので、観音ではない.。菩薩立像。)

奈良朝鳳凰時代の古代金銅仏で重要文化財に指定されていたそうですが、盗難にあって今だ

戻らないそうで、写真が飾られており、奥には代理の菩薩様が立っておられました。

今日も一日天気はもって、帰りには美しい塩田平の浅間山に見送られ、無事に帰途に着くことができました。

 
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