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信濃国分寺:八日堂(天台宗)  

本堂の薬師堂(県宝)

お目当ての、三重塔のある国分寺は、資料館の手前をちょっと登った所に在りました。  

仁王門は、国道の近くに有るのですが、今まで何回かこの道を通っても、有るのは、

資料館脇の史跡だけだと思って通り過ぎていました。   

下の国分寺が、平将門の乱で焼失した時に、現在の地に移ったそうで、1/8日の縁日が有名で

八日堂とも呼ばれているそうです。   

まずは、本堂にお参りしてから、ゆっくりと見学です。  

お目当ての三重塔(国重要文化財)は、室町時代の作だそうで、外部は和唐折衷の様式だそうです。

内部は見れませんでしたが、純唐様で大日如来が祭られているそうです。

帰りに、社務所の方で蘇民将来を売っているということで出かけて見ましたら、

国分寺跡から発掘されたものかは分かりませんが、珍しい瓦が沢山並べられていました。

蘇民将来。牛頭天王と所縁の深い寺(八坂神社等)で配るものだそうです。

今日のお昼は、大法寺に向かう途中で良さそうな店を探しながらの道中となりました。  

大学のある近くまで来た所で、ちょっと変わった店構えの建物が見つかりました。   

4軒ほど(和食、中華、釜飯、インド料理)が長屋になった建物です。    

前回の別所の、釜飯が美味しかったのか、皆さん釜飯屋さんが人気で、ほとんどの方が集まりました。  

(かまや亭) 注文はランチメニューの釜飯でしたが、人数の割りにはスピードも速く、味も結構なものでした。

一乗山大法寺:天台宗  

 

 

お寺の本堂の脇を通り、十六羅漢に迎えられ、坂をさらに上った所に観音堂があります。  

その前の広場で、御住職からお寺の説明をして頂ました。   

大法寺は大宝年間(飛鳥)官道の東山道(近江から陸奥への街道)ぞいに造られたそうです。  

観音堂には、平安時代の十一面観音像(重文)が厨子(室町・重文)に納められているそうです。  

下の須弥壇は鎌倉時代のものだとか、時代の塊が乗っている様です。

厨子は、禅宗様の造りで、屋根の木製の鯱は日本で最も古いものだそうです。   

厨子の脇には、十一面観音(これも古そう)が置かれていましたが、ご本尊の方は171cmともつと大きい様です。  

大法寺三重塔:見返りの塔(国宝)    

三重塔は、鎌倉末期に造られたものだそうで、和様の三重塔です。   

初重が大きくだんだんに小さくなっていく形が安定感のある美しい姿を作っている様で、

奈良の興福寺の塔とこの塔だけだそうです。  

彩色はほとんど残っておらず、額と三層の板壁に朱色の下地となつた白の胡粉が残っているぐらいです。

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