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笠取峠:芦田宿  

笠取峠は、小諸藩で管理した赤松並木で、今は車の通る道とは別に、鉄平石がしかれた歩道が整備されて いました。 

 今日は、この道の上から芦田宿に向かってのしばしの散策と言うことになりました。

この並木は、長野県の天然記念物にも指定されているそうです。  

木曾街道六十九次では、松並木は芦田宿の方には出てこずに、望月の方に書かれています。

広重は、どうやらこの道は通ったことがないようです。

並木の陽だまりには、タンポポが咲いていました。

そこでさっそく、横山先生の植物教室が始まります。

今咲いているのは、西洋タンポポで、冬でも咲くそうです。

又西洋タンポポは、雌だけでも増えるのだそうです。

萼が下に下がっているのが特徴だそうです。

木の葉も落ちて、今は大木に黄色い花が見られます。   

これは、花ではなく宿木のホヤの実だそうです。 

鳥が食べた糞の中から発芽して、ナラやカシワの大木に良く付くそうです。    

黄色だけでなく、数は少ないですが、赤いやつと2種類あるそうです。 

今日の昼食は、望月町に行く途中の農ん喜村での食事となりました。    

人気メニューは、村長さんカレーでした。    

食堂の隣は、土産物や農産物の販売所。   

さっそく皆さん、お土産を仕入れておられました。   

帰りのバスに乗り横山先生に、芦田宿に入った所で立科の五六兵新田で取れた米は、

蓼科山から水を引いて作られた特A米で、なかなか入手困難と聞かされ皆さん、

先ほどの店で買いそびれたことで残念がることしきりでした。

慧日山・津金寺:芦田宿

  兜松。

芦田宿の本陣をバスの中から見て、チョット戻った所に、津金寺はあります。

津金寺の立派な仁王門の、通りをはさんだ向こうに1本の立派な松の木があります。   

武田信玄が、川中島の合戦にかよう途中で兜を掛けて休んだとされる、信玄の兜かけの松・兜松です。

立派な仁王門の中には、ちょっとユーモラスな表情の未完成の仁王様が立っていました。

また、門の屋根には武田菱がしっかりと付いていました。

信玄の信仰の深さがうかがわれます。仁王門は、妙見堂とともに、立川流二代目立川和四郎富昌の作だそうです。

境内に入ってまず目に止まるのは、杉の大木です。

諏訪の方での大木は、川岸にあるそうですが、半分ぐらいの大きさだそうです。

この木は、樹齢800年はあるそうです。

 

   
   
 

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