第二十三回自然と歴史探訪笠取峠と津金寺

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松尾神社:長久保

今朝も天気は良好、絶好の散策日和となりました。 

そこで急遽、木に付いた雨氷を期待して旧道を和田峠へと向かいましたが、残念ながらすでに解けた後でした。

 途中のバスの中では、横山先生が和田宿の先の左手に見える狐坂の話し、サボシ屋の話し、奇人の家に、

追いはぎの話し等をしていただいているうちに、広重の木曾街道六十九次の長久保に描かれている、落合橋にやってきました。

今は依田川にかかるコンクリのちょっとした橋ですが、絵には立派な太鼓橋になっていました。 

そこからチョット先の長久保宿のはずれに、今日の最初の訪問先の松尾神社がありました。 

松尾神社は、前の本堂から一段上がった山の上に、鞘堂に収まっていました。  

松尾神社は、京都の松尾神社の流れを汲む、酒造りの神様だそうで、

灘の酒造りの人達もお参りにやって来るそうです。

神社は、欅造りの建物で、屋根は平行二重垂木で、彫刻は立川流三代目富重の作だということが、

最近わかったのだそうで、町の有形文化財にも指定されています。 

正面の四本の柱が特徴だそうです。   

神社の広場の横に、石で出来た神明造りの靖国霊社がありました。   

今日は天気が良いので、この脇をぬけて、笠取峠に向かってしばらく散歩する事になりました。    

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