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伊那前岳:

 

 

稜線に出てからは、皆で前岳まで出かける事になりました。    

周りの山々も良く見える中、のんびりと前岳に向かいました。     

絶景かな、絶景かな。

遠く富士山も、南アルプスの山なみの向こうに顔を出しています。

前岳に着いて、あたりの山の名前を先生に教わりながらしばしの休憩です。   

ビールで一杯やりたい気持ちを察したか、

モロキューまで飛び出して多少減ってきた胃袋をうるおします。

千畳敷・剣ケ池。

下りは、一気に下までやってきました。   

池の周りの遊歩道では、また色んな花々の名前を教わりました。   

最後に、ウメバチソウの咲いているのを見つけ、夏に続く秋の気配を感じました。

下山してローブウェイの発着所に着くころには、晴天だった天気も多少曇ってきました。  

昼食は、ホテル千畳敷のレストランで。   

時間はちょうどお昼でしたが、朝食が早かったので、さすがに腹が減りました。   

食事の後は、皆さん山に最後のお別れをして、山を下りました。

宝積山光善寺:  

 

三重塔。

光苔。
   

帰りには、光善寺によって帰ることになりました。  

 入り口の仁王門の所では、阿吽について教わりました。

山門は、蛙股を組み合わせ大きく屋根を 前にせり出した重厚な造りになっています。   

1階の屋根は平行二重垂木、2 は、扇状二重垂木で出来ています。  

三重塔: これは、立川流二代目・立川和四郎富昌の作だそうです。     

長野県には、五重塔は無いそうで 、立川流の建築の特徴で彩色はほどこされておりません。    

皆さん、その美しい姿にうっとり。

本堂の屋根は、千鳥破風前方のひさしは、唐破風で出来ています。  

唐破風の屋根は、力神 に担がれた、昇り龍と下り龍の 海老虹梁で支えられています。

本堂裏には、ハナイカダのわきを冷たい水が流れてきており、皆さんしばし喉を潤しました。

境内に咲いていた、ワタナベソウ。  四国あたりの花がこの寒い信州でよく咲いたもんです。

宝篋印塔・塔の上の方は四天王に守られています。

そこでさっそく、復習。  持増広多(ジゾウコウタ)・さて東はどっちかな。

最後は、水の流れに囲まれた 弁天堂です。

弁天様は七福神の真ん中の神様で、水の神だそうです。  

講義の仕上げは、駐車場で。   

ヤブカンゾウとそれに付いている、ミツバウツギフクレアブラムシです。 

ヤブカンゾウは一日花で、花を乾燥したものは、食用として中国から輸入されているそうです。

 

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