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海岸寺・上津金:  

お寺への入り口の所で、まずは横山先生にこのお寺の見所について説明して頂ました。

一つは、以前行ったことのある高遠・建福寺と同じく、守屋貞冶の石仏が多数残っている事、

もう一つは先生がシンサイ氏(信楽焼)の墓地を訪ねてここを訪れた再に、

偶然発見された、立川和四郎富昌の観音堂だそうです。

(それまでは、観音堂は誰の作ともわからず飛騨の匠の作ではないかと言われていたそうです。)

 

 

秩父三十四観音。

 

仏は、一番下の段に『秩父三十四観音』、 本堂西塀側に『坂東三十三観音』、

その西 崖側に『西国三十三観音』が祭られてある そうです。

いずれも、屋根に守られて静かに置かれて ありました。

いずれもみごとな石仏です。

三面三目八手の馬頭観世音頭に馬の顔が付いています。

千手観音・顔は十一面・手は四十二臂が多いそうです。

観音堂は、本堂より一段高い山の上にありました。     

正面には『粟と鶉』の彫刻があり、左右、背面 を取り巻く欄間には十二支を中心とした彫刻が飾られています。

ここの海老虹梁はシンプルですが、形の良いはりが支えていました。  

 

 

一渉り拝観が済んだところで、お寺から暖かいお茶を振舞っていただきました。

海岸寺は、臨済宗のお寺だそうで、静かに瞑想するにはもつてこいの環境でした。

それにしても、1000mの山の上にあるお寺が、海岸寺だとは、だけどここらには海ノ口

だとか、小海線だとか海の付く名前が多いんですよね。

今日のお昼は一番最後となりましたが、海岸寺の近くに旧津金小学校の昭和校舎を改築した、

ちょっと お洒落なおいしい学校という所でとる事になりました。    

隣には、大正時代の木造校舎、明治時代 の西洋風木造校舎(現在は歴史資料館だそうです。)

3っの校舎が並んでいます。  

 中は、宿泊・温泉 施設等もあり、平日の1時過ぎにしては、レストラン

(ぼのボーノ)にもかなりの数の客の姿も見られました。

 

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