■バーチャコップ2筐体「ぼくのゲームセンター Vol.2」改造への道のり
           〜MP4/USB WATCH (Stylish & Classic)を内蔵〜

丁度良い液晶画面を内蔵した腕時計を入手してしまったので、改造してみることに・・・

UFOキャッチャーの景品
「ぼくのゲームセンター Vol.2」
バーチャコップ2筐体

セガサターンに移植された当初は良く遊びましたが、
ブラウン管からプラズマTVに買い替えしたら
遊べなくなった記憶がありますねぇ〜

最近だと「SEGA Model 2 Emulator」があり
ハイスペックなPCを持っていればマウスで遊べるよーです。
(但し、バーチャコップ1)

 

今回は、このゲームセンターの景品を改造します。

 

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▼MP4/USB WATCH (Stylish & Classic)▼

先ずは、格安で購入した腕時計型の動画・音楽再生プレーヤーのご紹介


液晶モニター搭載の腕時計が5,999円(税込)で買えるとは・・・
手表 the CHINA by MP4

 時計機能はもちろん、
動画・音楽・録音・写真・FMラジオなど
多機能な腕時計を低価格でゲット
(テトリス風のゲームも内蔵)

動画ファイルはWMV.MPEG.QT.MOV.VOB等に
対応しているが付属のソフトで
AMV形式に変換が必要のよーです。
音声ファイルはMP3.WMAに対応していました。

内部メモリーは4GBで
パソコンにUSBで接続すると
リムーバルディスクとして認識します。


MP4本体の他に、説明書、アプリケーションCD、
特殊USBケーブル、イヤホン、ACアダプタ(USB接続)
イヤホン用特殊2.5mm→3.5mm変換アダプタが付属
(上記の写真にはCD-ROMディスクは写っていません)

 


付属のソフトで変換後の動画ファイル

←今回付属していた
「AMV Convert Tool」変換ソフトは、
数ヶ月前に買ったTAKARA TOMYの
ナノチャンネルに付属していた
「MP3 Player Utilities」の英語版でした。

ただ、画像サイズの設定に違いがあり
ナノチャンネル版のソフトを流用すると
フルスクリーンが出来ないよーで
ちょっと残念でした。


MP4未使用時はバックライトONで時計表示


取扱説明書は英文でしたが、
何故かPhotoビュアーの説明ページに
深キョンの写真が印刷されていました。

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友人、知人に腕時計の見せびらかし(自慢話)も終って、腕時計としては飽きたので、早速改造を開始します。

 

▼製作開始▼


裏フタを開けると、ギッシリ部品が詰まっていました。

リチウム電池と思われる3.7Vの電池を使用


基板固定にはネジを一切使用していなくて
簡単に取外しできました。(接着剤等も未使用)

これが、今回利用する基板部分
液晶モニターが裏側にあって
動画、MP3再生等が、コレだけで動作します。
これだったら内蔵も簡単そーです。


全てのパーツを広げた状態、
時計部分は液晶モニターと別表示なので
実際は2枚重ねになっていました。

「128MB」と書いてあったシールを剥がすと・・・
時計用のバックアップ電池が入っていました。
(128MBに意味はなかったようです)

▼バックライト▼

特にバックライト部分を改造するワケではありませんが、分解した序でに見てみることに・・・


裏側の反射フィルムを剥がすと
チップLEDが2個入っていました。

未点灯時はこんな感じですが、

バックライト(LED)をONさせると明るく点灯
特に改造する部分はないよーです。

▼基板側の加工▼


加工後に動作しないのは困るので部品を外す前に
最終動作チェックを・・・ 問題無く電源が入りました。

今回、時計部分は利用しないので、時計用の基板と
表示部分とバックアップ用の電池は取外しました。


ヘッドホン端子、特殊USB端子も利用しないので取り外し
スイッチ類も外部に取付ける予定なので
実装されているスイッチは取外します。

不要なパーツ取外した後に、細いケーブルを使って配線、
このケーブルがケース側のスイッチやUSB端子へ接続されます。

▼ケース側の加工▼

あとで利用する表面のシール類を剥がした後に
接着剤で固定されているケースをマイナスドライバーと
カッターを利用して無理矢理分解・・・

基板を入れる関係で、内部の突起部分を切断して
液晶パネルの幅とケース内の寸法が1〜2mm程度違うので
棒ヤスリを使って内側をコツコツ削りました。(写真は加工前)


強力透明接着剤を使って、液晶モニター表面の
透明パネルとヘッドホン端子用のコネクタを固定

内側からだとこんな感じです。

▼USB端子製作▼

腕時計で利用されていたUSB端子は特殊だったので、普通のUSB端子に変更することにしました。


最近では定番なミニUSB端子
壊れたUSBハブから取外して利用

ガラエポ基板を加工して、USB用のパターンを製作

ケースの底板にピッタリにハマるように
加工後に両面テープで固定しました。


ケース側にUSB用の穴を加工して底板を仮固定
写真上に見える5個の穴は操作用のスイッチ穴です。

ケース外側からUSB端子を見るとこんな感じ。
底板とUSB端子の基板を固定したので
USBケーブルの抜き差しを繰り返しても
端子がグラグラすることは無いと思います。

▼操作用のスイッチ部分加工▼


タクトスイッチの色付きタイプを利用して
電源スイッチ等の操作ボタンを作ります。

先ほど加工した5個の穴にタクトスイッチを接着固定

▼組立&配線▼


全ての準備が終ったので、各パーツを取付け、
液晶パネル、基板部分は両面テープで固定しました。

USB端子への配線と、ヘッドホン端子への音声配線も完了


充電電池と、裏側の操作スイッチも半田付け完了。

操作スイッチは接着後にホットボンドで
更にグラグラしないように更に固定。

表面・底板・裏板を両面テープと
瞬間接着剤を使って固定します。

この時点で動作チェックしたら・・・ 壊れて動きませんでした。
メモリーチップの半田不良があるようで立ち上がらなくなってしまい、怪しい部分を半田付けして修理を・・・

思ったより簡単に修理が出来て、一安心状態です。


瞬間接着剤で接着してしまったので
故障の時はちょっと面倒ですが・・

上のフタを両面テープで固定して
各シールを所定の位置に貼り付け・・

裏側はこんな感じです。

▼USB充電▼

再度、動作チェックをする前に、USB経由で内部電池を充電することに・・・


ケース裏側にあるUSB端子、
パソコンとのファイル移動や充電に利用します。
赤・黄・緑・白のボタンは電源や音量上下、
再生等の操作ができます。

早速、付属しているACアダプターと
USBケーブルを接続して充電を開始。

1時間程度で充電完了になりました。

▼動作チェック▼

モニター側のケースが完成したので電源を入れて動作チェックをします。


バーチャガンコントロール部分の
パーツも合体させて完成っぽい写真撮影〜

電源ボタンを押して起動してみましたが
特に問題なく動作しました。
液晶パネルの特性なのか左斜めから見ると
輝度や色合いが良く見えます。
逆に右斜めから見ると暗く感じられます。

 


液晶モニター下部分にあるヘッドホン端子に
接続して音のチェックを・・・
問題なく動作しました。

「これで完成」と言いたいところですが、モニター前に設置するBOXにスピーカーとパワーアンプを内蔵します。
ヘッドホンやイヤホンで聞くのも良いのですが、本体のみで音を出してみたいので改造してみます。

バーチャコップ2筐体「ぼくのゲームセンター Vol.2」改造への道のり2 へ続く・・・

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