■バーチャコップ2筐体「ぼくのゲームセンター Vol.2」改造への道のり2
           〜MP4/USB WATCH (Stylish & Classic)を内蔵〜

モニター部分が完成したので、モニター前に設置するBOXにスピーカーとパワーアンプを内蔵します。
ヘッドホンやイヤホンで聞くのも良いのですが、本体のみで音を出してみたいので改造してみます。

▼バーチャガンコントロールBOX部分の改造▼


これが、改造するモニター前のコントロールBOX部分
本物の筐体ではゲーム基板が収納されていて
バーチャガンが収納出来るようになっています。

分解すると3個程度のパーツに分離
この部分に、アンプとスピーカーを内蔵します。

▼音声入力部分加工▼


3.5φヘッドホンプラグを使用して
モニター本体から音声信号を供給するように
加工してみます。

モニターと接触する面に
ヘッドホンジャックを固定

ケース内部からだとこんな感じ。
ジャックにある元々のネジ山を利用して
ケース固定してあります。

バーチャガンコントロールBOXにアンプ専用の充電バッテリーを内蔵させる予定でしたが、
パワーアンプの消費電力が思ったより少なかったので、プレーヤーから電源を供給する方法に変更してみました。


当初の予定を変更して音声入力端子の下側にDCプラグを取付けることに・・
写真は、DCプラグ部分に位置する突起物を削り中〜

突起物が無くなってたので、
DC入力端子用の穴を開けます(写真は穴あけ加工前)

▼基板周辺の製作▼


壊れたACアダプターから取外したDCプラグ

DCプラグの被覆を剥がして金属部分だけにして、
同等サイズのDCソケットは購入しました。


貰い物のFMラジオに付属していた音量調整付きイヤホンの
音量調整用のパーツを利用します。
ステレオイヤホンかと思ったら内部配線はモノラル仕様でした。

分解すると電源ON/OFF付きの可変ボリウムが入っていました。
昔のラジオには、よく利用されていたパーツですが・・・
最近では珍しいパーツとなってしまいました。
(音量を下げると最後に「カチッ」と音がして電源が切れます)


DCプラグやアンプ基板を固定する為の
基板をガラエポで作ってみました。
(写真は加工途中)

半田付けでDCプラグを固定


パターンカットの加工後に、先ほど取外した
スイッチ付き可変ボリウムを半田付け

ケース側はボリウムを外部から調整できるように
長方形の穴を棒ヤスリで加工しました。

▼小型アンプの製作▼


 有機ELテレビ風モニター製作にも使った
チップタイプのパワーアンプICを利用
モノラル音声ですが、3Wの出力があります

変換基板を使ってコンデンサーや抵抗等を半田付け。
前回と違って空中配線ではないので加工が楽です。


メイン基板にパワーアンプ部分を固定
写真は可変ボリウム用のツマミを仮取付してあります

音声入力用の抵抗やコンデンサーも
動作チェックして数値を決定、そして半田付け・・・


壊れたノートパソコンから、小さいスピーカーを取外します

今回はモノラルで使用するので、1個だけ使います。
直径2cm程度の小型スピーカーユニットです。

▼組立て▼


取外したスピーカーユニットを
前側ケースの裏に接着固定

音声入力端子は多少突起部分の
位置を再調整しました。


前ケース、後ケース、底板を配線後に合体させてネジで固定

▼本体側の再加工▼


バーチャガンコントロールBOX側へ電源供給する為に
モニター側を再度分解してDC端子を取付ける加工を・・

充電電池から今回取付けたDC端子に配線


モニター側の黒い穴はステレオ音声出力ジャック
下側の穴は3.7V出力のDCソケット
2個を合体させると、モニター側の音が
バーチャガンコントロールBOXの内部から聞こえます

写真右下のギザギサした部分は
音量調整とパワーアンプ専用の電源スイッチです。

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■完成■


SEGA SATURN 「バーチャコップ2」のゲームディスクと一緒に記念撮影 (大きさ比較)

MP4腕時計に使われていた基板が改造しやすくて
数日程度で改造が完成しました。
各部分のLED点灯もしたかったですが・・・
他の改造も先に進めたいので今回はこれで完成とします。

製作費用 8,000円程度

自己満足度 ★★★☆☆


ACアダプターを使って、今回作った「バーチャ2筐体」へ充電

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SEGA SATURN 「バーチャコップ2」から映像を
キャプチャーしてAMV形式変換後にUSBで転送して
動画ファイルとして再生(実際にゲームは出来ません)

ゲーム中のデモ画面を動画再生していると
小型な筐体でも本物っぽく見えますねぇ〜
当然音声もヘッドホンを使わなくても聞こえます
 
MP4腕時計に内蔵していた「テトリス風」ゲームも
改造後でも起動できて、
モニターケース背面の押しボタンスイッチを使って
実際にゲームが遊べます。

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後側
操作ボタン、USB端子

表側
1.8インチ相当の液晶モニター

横側
音量調整+アンプ電源スイッチ

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未改造の「バーチャコップ2」筐体と比較・・・


左側は改造バージョン・右側は未改造

左側は未改造・右側は改造バージョン

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