■TOSHIBA dynabook Satellite アップグレードへの道のり
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TOSHIBA dynabook Satellite L350 220C/HD
型番 PSL3522CJ9REG 数年間愛用していた「NEC LaVie PC-LL5505D」は、 今回、Satellite L350を購入した理由は、 詳しい仕様はコチラをどうぞ CPUの性能など、私の使用方法であれば充分過ぎる性能です。 |
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▼ちょこっと各部分を紹介▼
デスクトップパソコンのキーボードに慣れているので 10キーは嬉しいです。キーの感触も良いです。 |
左奥にあるのは、USB2.0とeSATA/USB2.0共用端子です。 後ろには、有線LAN(1000Base-T)があります。 |
HDD交換とメモリー増設は蓋1枚外せば簡単に交換可能。 S-ATA2.5インチ/160GBで、メモリーはDDR3/1GBです。 |
後ろには、D-SUB 15pinとDC入力端子、 D-sub15pinの隣に未使用のスペースがあります |
前面はSD/SDHC/xD/MS/MSPRO対応のスロットと 電源・HDDアクセスなどのLEDが数個あります。 |
右側にあるのは、DVDスーパーマルチドライブと、 USB2.0ポートx2 ベットフォン・マイク端子です。 |
購入してから見つけた嬉しい機能は「FN」+「F9」を押すと、タッチパット(ポインティングデバイス)が無効にすることが可能でした。
あと、液晶パネルを眩しい(無駄に明るい)状態で使うのが嫌いなので、今までのパソコンは結構輝度を落として使っていましたが、
今回のパソコンもバックライトの輝度調整範囲が広くて暗い部屋で使っていても満足の出来るくらい暗くできました。(最大にすると結構明るいです)
低価格で購入したものの満足の出来るパソコンだったので、末永く使えるように更なる満足度を高める改造をします。
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■TransferJet(トランスファージェット)機能■
「SONY
DSC-HX5Vのスポーツパック風、保護ケース」を、コツコツと自作しているのですが、
ケースから出すことなくデジカメデータをパソコンに移動したいので、非接触型のインターフェイスをノートパソコンに内蔵させてみます。
TransferJetステーション SONY TJS-1 |
TransferJet搭載メモリースティック MS-JX8G |
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▼早速分解▼
ネットで検索しても、TJS-1を分解した内部の写真が見つからず、基板のサイズやアンテナの形状など、
ノートパソコンに本当に内蔵できるのが疑問(不安)でしたが、製作が先に進まないのも嫌なのでステーションを買ってみました。
TJS-1の底板に隠れている4個のネジで分解が可能になります。 |
アンテナ・メイン基板・表示基板・オモリが入っていました。 |
アンテナ部分は、ケース上面に粘着テープで 固定されているだけのシンブルな方法でした。 |
これが、取り外したTransferJetのアンテナ部分です。 厚さ4mm程度で、クルマのETCアンテナと形状が似ていました。 |
メイン基板は、突起物も少なく薄い基板でした。 これだったら、問題なくノートパソコンの隙間に 入れることが可能のようです。 ただ、USB端子は邪魔なので取外す予定です。 |
2本のネジで簡単に基板だけに出来ました。 |
信号レベル表示やモード切替をする基盤部分です。 |
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▼製作開始▼
先ずはノートパソコン側の分解が必要なので、パッパッと分解してしまいます。(先日、内部スペース確認の為に既に1回分解済み)
液晶パネル下部分をパチッパチッと取外し |
4個のネジでキーボードが簡単に取外しできます。 |
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液晶パネルを取外して、裏側のネジを外すと基板にたどり付きます。 |
右側のUSB端子にTransferJetステーションを内部で接続します。 |
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▼USBハブ内蔵▼
ノートパソコンのUSB端子を1個利用してしまうので、USBハブをノートパソコンに内蔵させて不便がないようにします。
イーサプライズ ESHUB4S |
とても短いUSBケーブルが収納されているUSB2.0/4ポートHUB 以前、知人のパソコンを改造する際に利用して |
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小型基板なので改造して内蔵させるには良さそうです。 |
チップはGL850Aを使用していました。 |
ケースを分解してチップを触ってみると結構熱くなっていることを見つけてしまいました。ちょっと許容範囲の熱さでは無さそうだったので、
早速、使用しているチップ(GL850A)の仕様書をダウンロードして、電圧・電流値をチェックしてみることに・・・
GL850A(USB2.0 Low-Power HUB Controller)は、定格3.3V(最大3.6V)のようですが、
実際には4VがGL850Aに流れていました。(購入時の電流値は
6.17mA) このまま内蔵させるのも嫌だったので多少改善します。
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USB電源(5V)を、3端子レギュレーターを使って 定格の3.3Vにします。半田面にはチップコンデンサを2個追加 |
トランジスタ形状の3端子レギュレーター 「S-812C33AY」を使用しました。 |
無駄な発熱も改善できて電流も6.17mA→4.95mAに落ちました。 発熱には関係ありませんが緑色のLEDが不要だっので 取外して再度調べたら、0.55mAになりました。 |
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東芝パソコン側のUSB端子部分をパターンカットします。 |
USB-HUBと接続する為に配線中 |
裏側はこんな感じで配線しています。 |
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ノートパソコンUSB増設について、時々メールで問い合わせがありますが、そんなに難しい工作はしていません。
上記のようにノートパソコン本体にあるUSB配線(内側の2本)をパターンカットした後に、USBハブを中間に入れることで
ノートパソコン既存のUSB端子も利用が出来て、更に本体内で3台のUSB機器が接続可能になります。
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USB端子は今回使用しないので取外しします。 |
USB-HUBの4ポート目は使用しないので基板をカットしています。 |
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▼無線マウスの受光部内蔵▼
今まで使用していたノートパソコンは全てワイヤレスマウスを使用していていたのですが、
受信部はパソコン内に内蔵させていて、とても便利だったので、今回も受信部を内蔵します。
Logicool Wireless Mouse M505 低価格ながら電池寿命が15ヶ月だそうです。 |
最近では小型レシーバーは定番ですが・・ 当時、初めて見たときは感動しました。 Unifying対応のキーボード・マウスだったら |
何かに付属していたUSB延長ケーブルの メス側のUSB端子だけ利用します。 |
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スペースの関係で樹脂部分を半分程度にカット |
USB端子にラッピング線で配線します。 |
ノートパソコン裏側のメモリー増設横のスペースに USB端子を増設させて、レシーバーを内蔵させます。 |
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▼SONY TJS-1基板の動作実験▼
ノートパソコンの内部スペースの関係でUSB端子を取外します。 |
ポリウレタン銅線で仮配線をして動作をチェックします。 |
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アンテナにデジカメを近づけて感度のチェック中です。 |
仮にノートパソコン内部にアンテナだけ入れて感度をチェック |
アンテナをノートパソコンのケースに入れてデジカメが1cm程度離れても感度は低下しなかったので、
ノートパソコンに内蔵させても問題無さそうです。
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▼SONY TJS-1の受信感度表示LEDの取付け▼
TransferJetは数センチしか電波が飛ばない仕様のようなので、デジカメを置く位置が数センチずれると転送速度が低下します。
ノートパソコンに電波感度表示(LED)を追加することで、使い勝手を向上させます。
ノートパソコンに3個の穴を開けました。 この穴に半透明な樹脂を入れて光を拡散します。 |
半透明なLEDの樹脂部分だけ使います。 (点灯すると赤色ですがLEDとして利用しません) |
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高輝度青色チップLEDを表示色として使います。 |
TJS-1の表示パネルから配線を取出します。 |
チップLEDとチップ抵抗を基板に半田付け |
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▼仕上げ▼
全ての基板を両面テープで固定後に、USBハブへ配線をしました。
高さがギリギリなので工夫しながら基板を配置しました。 |
TransferJetのアンテナも両面テープで固定 |
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DSC-HX5Vをノートパソコンの上に置いて転送チェック中〜 大成功です。 |
半透明な樹脂と青色LEDの組合わせで やわらかい青色の点灯になっています。 (3個点灯で最大感度です) LEDとLEDの間に板を入れてあるので、 隣まで光が拡散しないようになっています。 |
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■完成■
ワイヤレスマウス受信部と、TransferJetステーションの内蔵に成功!! USBハブも内蔵しているので既存のUSB端子も問題なく利用できます。 |
WindowsXP上だとリムーバルディスクが4個出てきました。 1個目(G)はMS-8GBメモリー、2個目(H)はDSC-HX5V内蔵メモリーでした。 3個目(I)・4個目(J)はSDカード用なのか不明ですが、 クリックしても「ディスクを挿入してください」のメッセージだったので、 後日、ディスクの管理でドライブ表示を削除して、 マイコンピュータ上は非表示にしました。 1日で改造を終了させる予定でしたが・・・ 製作費用 22,800円程度 自己満足度★★★★☆ |
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