■ファミコンコントローラにゲーム機内蔵への道のり〜実際はファミコンコントローラ風〜

数年前に購入したフ○ミコンゲーム138in1の「TOPGUN」を改造したものの
ATARIコントローラ風が入手出来た関係で全く使ってなかったのですが、何か遊んでみたくなったので今回の改造を始めることにしました。
ちにみに・・・このゲーム機を入手した理由と途中までの作業工程は
こちらをご覧ください。

車内で遊べるように改造をしたいので、コネクター系はATARI風ゲームコントローラと同じにして差し替えて使えるようにする予定〜

むか〜しヤフオクで購入したゲーム機です。
138個のゲームが内蔵しています。

2Pコントローラも付属して
本物のファミコンカセットもコントローラー裏側に
挿す場所があります。
64のコントローラに真似たデザインですね。


不要な部分を取外して基板のみに・・・
 

 


外部コントローラで遊ぶ予定だったので
ケースに入れて完成!

ここまでの工程はこちらをご覧ください。

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ここからが今回の「ファミコンコントローラにゲーム機内蔵」への道のり〜実際はファミコンコントローラ風〜です。


今回、コントローラとして使用するのはコレ
「Nintendo ファミコンコントローラ操作歩行フィギュア」

方向キーとA・Bを押すとマリオが歩行するらしいが
マリオには興味がないので分解のターゲットに・・・
(ちなみに・・、ゲームセンターの景品で貰い物です)

▼早速製作開始▼


分解すると意外に丁寧に作られていましたが、
方向キーの上下とセレクト・スタートボタンは
歩行フィギアでは未使用なので接点がありませんでした。

マリオとの接続は細〜いケーブルで配線されていました。

今回、本物のファミコンコントローラを利用せずに偽コントローラ(歩行フィギュア)を使った理由には訳がありまして、
偽コントローラには単4電池x2本を内蔵させる関係で本物より多少厚いので、
ゲーム基板が隠せそうだったので利用しました。

横と縦の長さは本物のゲームコントローラと同じで高さだけが違いました。右の写真参照→


左は本物・右は今回の改造品


歩行用操作基板を取外すとゴム接点付きのパーツが出てきました。
本物より接点部分が小さいようなので、あとで交換します。

既に小さくしてあった基板(TOPGUN)を試しに入れてみましたが・・
数ミリづつ邪魔な部分があるので更に切断が必要です。


必要のない部品(3端子レギュレタ等)やファミコンカセットスロット端子や
スペースの関係で移動させる電解コンデンサを全て取外ししました。

部品取外し後に、ファミコンコントローラに入れる時に邪魔になる部分を
棒ヤスリを使って削りました。削った関係で一部再配線が必要です。

ギリギリのスペースで何とか基板が収納できましたが、
方向ボタンやA・Bボタンなど
基板上にある接点とは位置が全然違うので
接点用の基板を作ることに・・・

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▼接点用基板製作▼


何かの基板製作で切り落としされた部分を再利用、
接点にする部分をマジックで印してあります。

裏側はこんな感じ。写真は既にコントローラの大きさに加工済みです。


普通の100円カッターを利用してパターン製作・・
と、言っても重要な部分以外は適当だったりします。

試しにコントローラに取付け、うぅ〜んピッタリ


A・Bボタン用の穴からパターンを作ったのが見えます。
この部分と、ゴム接点が触れると押しボタンスイッチになります。
 

 


偽ファミコンコントローラで使っていたゴム接点は使用せずに
接点部分の面積の広い「TOPGUN」の2Pコントローラ用を採用


各接点部分に細いケーブルを半田付けをしました。
コントローラに固定する為にネジ穴も加工済みです。

こんな感じに4個のネジで固定
後はゲーム基板と配線をすれば、スイッチが動作します。

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▼ケース加工▼


TOPGUN(ゲーム)の基板を内蔵させる為に、
電池BOXの突起物が邪魔なので切取ります。

ニッパーとカッターを使って大雑把に切取り・・。
その他、基板を抑える為の突起物も数ミリ短く切断しました。

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▼配線&組立て▼


出来上がったスイッチ(接点)基板とゲーム基板を配線。
あと、基板の四隅を切断したので、多少配線パターンを追加、修正しました。
 


本物のファミコンは本体にリセットボタンがあるのですが
今回は、コントローラが本体なので
コントローラ裏にリセットスイッチを取付けました。


丁度、ケースにピッタリ収まりました。

表側からみ見ると・・、本物のファミコンコントローラとソックリですね。


フタを閉めて、ネジ止めして完成です。
右の黄色いがリセットスイッチです。
ここまでの工程が結構簡単そーに見えますが
基板に固定されていた水晶(21.47727MHz)が根元から折れてしまって、
修復不可だったので
本物のファミコン(ジャンク品)を
中古ショップまで行って買ってきて部品取りしたり、
ケースに入れる為に基板を切断したことで
パターンが無くなった部分を修正したり、追加したり・・

結構時間を費やしました。

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▼動作チェック▼


部屋で遊ぶ場合は、変換ケーブルが必要なので作っておきました。
8DINコネクタ→ビデオ出力・音声出力(モノラル)・5V入力DC端子

さぁ〜電源ON! ただ、文字がバグハグ


ゲームが入っているROMの半田不良らしいので、半田付けを・・
多分、ヤスリなどで研磨している時に、
半田が取れてしまったと思われます。

そして、もう一度電源ON! 今回は問題無かったようで
綺麗にビデオ出力しました(当然、音声もOKでした)

これで、完成!!

車内で使用する場合、車体側にある8DINコネクタに
接続すると自動的にゲーム画面に切替わります。 


ATARI風とファミコン風のゲーム内蔵コントローラが2個出来ました

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