■アナログ レコードプレーヤー風 CDプレーヤーの製作への道のり4

後は塗装と細かい配線の修正だけかと思ったら・・・ 次から次へと作るモノが見つかってしまいました。

▼背面端子部分の加工▼

DC5V端子や音声L/Rチャンネル用の入力端子を取付ける部分を確保します。


真空管風アンプと同等端子を
ケースの高さに合わせて研磨

本体のケース後面にDC端子を固定する部分を製作

こんな感じにピッタリハマりました。


アナログプレーヤーにメスのRCAジャックがあるのも
カッコ悪いのでケースからケーブルを直出しします。
(上記のケーブルの片側を切断して利用します)

5mm程度の穴を2個開けてケーブルをケースに通しました

▼33/45/75回転数切替え風、頭出し・早送りスイッチ製作▼


購入した記憶がないけど
10個程度所有していたツマミを切断して利用

真鍮の棒にネジ山を作って短いネジを取付け
この方法でL型にしています。


音量等を調整するツマミから取外した真鍮部分を
利用してマイクロスイッチのON/OFFをさせます


ツマミの裏側は空洞なので
先ほど作ったパーツをスポっと入れます

ツマミと真鍮棒を接着して、パーツの完成


本体裏側に2個のマイクロスイッチを左右に配置して
ツマミを動かすとマイクロスイッチが
カチカチ動作(ON/OFF)する仕組みです。

←プレーヤー本体上から見るとこんな感じ

通常はセンターに位置して右・左に動かすと
CDの頭出しや、早送り、巻き戻しも出来ます。

塗装後に 33/45/78回転の文字を入れる予定


スイッチの位置も決定したのでネジ固定しました

▼再生・ストップ・一時停止ボタン製作▼


LED内蔵の押しボタンスイッチを
再生等のスイッチに使います。

プラ板を使って2個のスイッチを接着固定(合体)

再生中は赤く点灯・一時停止中は点滅するようにします


塗装後の組立てを簡単にする為に、全てコネクター化ししました。

制御基板側に使用する基板も一緒に製作
ケース内部の高さが1cm程度なので工夫して作ってあります。

▼ターンテーブル部分のゴムマット製作▼

アナログプレーヤーにはゴムマットも必要だと思ったので作ります。


ホームセンターで1mm厚タイプのゴムシートを購入

CDウォークマンの上フタを使って型取りをしてハサミでカットしたのですが
何かギザギサになってしまい失敗しました。


ハサミでは無理と判断して丸くカットするカッターを購入
(ホームセンターで980円程度でした)

ターンテーブル部分に両面テープで貼付
今回は綺麗な丸いカットが出来ました。

▼突起物製作▼

正式名称が不明だったりしますが、ターンテーブル真ん中にある部分を作ります。


トーンアームで使ったアルミ棒を使います。


フライス盤のモーターを逆に取付けして
アルミ棒の先端を棒ヤスリで削ります。


こんな感じに先端が尖がりました。
(写真は耐水ペーパーで磨き済み)

CDウォークマンの回転する部分の中心に接着

▼アーム用センサー製作続き▼


アームの位置検出に使っていた磁力で反応する
リードスイッチは思った以上に位置が正確ではなかったので利用を断念

今回使用するのは「フォトインタラプタ」
これで正確な位置検出が出来そうです。


レコード風本体にセンサーを取付け

裏側の写真
パーツが小さかったので接着剤で固定


センサーを変更したとので
電動アームのパーツも多少変更

▼リモコン製作▼

遠くから操作したいのでリモコン機能を追加します。
リモコン送信側を一から作ってしまうと大変なので市販品のリモコンを利用して作ります。


コレが使用されずに押入に置いてあったカードリモコン
(SONY RM-K2V / SONY RM-K3Vの2種類)

裏側のスライドスイッチで3社(ソニー・日立・NEC)の切替えが可能
(NECのビデオデッキは現在市販されていないのでNECに設定)


文字部分の印刷を変更したいので分解
全て両面テープで固定されていました。

パソコンでコツコツと表面のデザイン中〜


購入したものの使い道が見当たらず持っていた
インクジェットのびるシール(SANWA JP-TA10STWA6)を使用
このシールは曲面にも貼れるらしいが耐久性が気になります。

凸凹した元々のスイッチ表面部分の上にシールを貼り付け
残念ながら使用しない部分が凹凸が目立ってしまいました。

カードリモコンは完成度が悪かったのでリモコン基板部分以外は自作することに・・


今回は貰い物のリモコンを使います。

早速分解してリモコン送信基板をゲット


基板が大きすぎるので
全てのパーツを取外して半分程度にカットします。
全体的な配線パターンもメモっておきます。

これが取外しして表面実装系の電子パーツ
部品点数は少なくて助かりました。


PCBカッターで基板を小さく切断

カットした後でもパターンの残っている部分に
部品を半田付けしました。

一部の抵抗とトランジスはカットした基板側にあるので
使用する基板側の隙間を利用して部品実装予定


電子部品屋さんでパッと見て
リモコンにしてみたいケースを購入

CR2032/CR2025のボタン電池を
入れる予定でしたが、
斜めにしか入らず断念。
多少ケースを削れば入りそうですが・・・

試しに単4電池を入れてみたら
丁度、横寸法がピッタリで
単4電池でリモコンを作ることに決定


タカチ製のプラスチックケースはこんな感じです。

ケース上面にスイッチ用の穴を4mm x 6個穴あけ


貰い物の黒ベーク板を使って電池ボックスを作ります。

電池のサイズに合わせてフライス盤で加工


こんな感じの電池ボックスが完成、
リモコン用基板とスイッチ部分も、この電池ボックスに固定します

乾電池の接点部分を接着剤で固定


接点部分の厚みで乾電池が入るかどうかテスト中〜
(写真は微調整後の電池ボックス)


カラータクトスイッチを使ってリモコンボタンにします。

最近は良く使うポリウレタン銅線で配線

押しボタン側にリモコン送信部の半田付け


リモコンメイン基板を電池ボックスに両面テープで固定
電池接点部分は半田付け

先ほど作った押しボタンスイッチ基板も、リモコンメイン基盤の裏側に固定


チップトランジスタや抵抗も半田付けして配線が全て完成

押しボタンスイッチ面はこんな感じです。
動作チェックしましたが問題無く動作しました。


完成した電池ボックス付きリモコン基板をケースに取付け

これでリモコン部分は完成です。

単なるリモコンでは面白くないのでレコードクリーナー風のリモコンにします。


100円ショップで購入したメガネ拭き

ちょっと固めのスポンジをケースのフタに接着して
100円ショップで買ったメガネ拭き(紫)をスポンジサイズにカット


スポンジの上にメガネ拭きを貼付

裏側はこんな感じです。両面テープで固定してあります。


余計な部分はハサミを使ってカットして
角の部分はライターで布を溶かして綺麗に仕上げました。

先ほど完成したリモコンに取付けしてリモコンの完成


レコードクリーナーには置き台が必要なのでプラ板で作ります。

プラ板の両端に多少の角度をつけて接着固定


同じプラ板を使って2個の足を取付け

裏側はこんな感じです。

レコードクリーナー風リモコン部分の完成
写真に写っていませんが後側に押しボタンスイッチがあります。

メガネ拭きの素材を使ったので、
実際にCD盤を綺麗にすることも可能

▼リモコン受光部製作▼

本体に内蔵させる受光側は全て自作します。
ビクターのリモコン信号に反応するように基板を製作

「再生/一時停止」「停止」「早送り」「巻戻し」「照明点灯」と
「ファンクションボタン」を押した時に
各種設定ができるようになっています。
面実装タイプのフォトカプラを6個利用して小型化してあります。

ケースの関係で高さが1cm以内に収めたかったので
全て空中配線状態で回路を完成させました。

 


CDウォークマン制御基板と一緒に固定

半田面はこんな感じ、配線が多くなってきました。


今まで作ったパーツを合体させて動作チェック

プレーヤーケース側にパーツを取付けて更に動作チェック

今度こそ塗装と組立て・配線をして完成??だと思います。
続きは
「アナログ レコードプレーヤー風 CDプレーヤーの製作への道のり5」で紹介します。

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