■アナログ レコードプレーヤー風 CDプレーヤーの製作への道のり5
完結編未だに完成しない「アナログプレーヤー風CDプレーヤー」・・・
コツコツ作り続けていたのですが、自分の技術力では簡単には完成出来ない「壁」にブチ当ったので多少完成度(性能)を落とすことにしました。
省略する機能は「トーンアームの上下電動移動」。 この部分の完成度が悪く不満があったて何度も作ったのですが今回は「妥協」しました。
(このまま妥協しないで作り続けると完成しない恐れがあるので)
ただ、妥協した後から数多くの事件がありまして、挫折せず何とか1個づつ事件を解決することに・・・
▼DC5V入力端子へDC12V誤接続(事件その1)▼
「レコード風・・」の製作の合間に、友人の照明器具修理改造をしていたことで、入力電圧をすっかり忘れてしまって
基板側に3端子レギュレータを使っていたので12Vを接続してもOKだろう、と思ってクサッと挿したら・・・
「制御基板」と「リモコン受光用基板」のICが一発で壊れてしまいました。制御基板側はICソケットにしてあったのでICの交換だけで済みましたが
リモコン受光用の基板はケースの高さ制限の関係で直ハンダだったので全てを作り直すハメになりました。
これが2号機のリモコン受光用基板 今度はICソケット式になっています。(写真の裏側) |
全てをコネクター化して基板の完成。 前回使用していたフォトカプラもCMOSフォトリレーに変更 |
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▼ハンダゴテ故障・そして修理(事件その2)▼
修理中にハンダゴテの温度が低くて調子悪いなぁ〜と思って、コンセントを抜いて数分放置して使用してみたら
今度はコテ先が凄い高温になってグリップ部分にも熱が伝わってきていました。 完全に内部の温度制御基板が壊れてしまったよーです。
これでは製作中の工作が先に進まないので、半田ゴテを先に修理することに・・・
10年以上、使い続けている半田ゴテ (太洋電機 goot PX-238) |
新品を検討したが愛着があるので修理することに・・ 分解すると、こんな感じになります。 |
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温度センサーとヒーターが一体型っぽいです。 |
テスターで1個づつ調べると「トライアック」と言うパーツが 怪しいよーで常時導通状態で温度制御が出来なかったようです。 |
温度に合わせて制御していると思われる回路部分 |
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丁度、蛍光灯の修理で使ったパーツが 同等性能だったので交換することに・・ |
半田ゴテを修理するのに、半田ゴテ(半田付け)が必要なので ちょっと困ってしまいましたが・・ 部品交換して修理完了!! |
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▼CDウォークマン故障(事件その3)▼
半田ゴテも修理が終って続きの製作を開始・・・、 動作実験をしていると
CDウォークマンを制御する自作基板からの信号を受け止めなくなってしまい、原因を調べると12V誤接続事件で
CDウォークマンの何か?も壊してしまったよーです。
もう一度買うとは・・ |
今回は在庫の関係でブラックタイプを購入 |
何処が故障しているか不明なので 仕方が無く新品のCDウォークマンを、もう一度購入・・・
パーツで注文することも可能ですが |
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早速分解してパーツを取り外します。 |
先ずはメイン基板を交換して動作チェック メイン基板は故障していることが判明・・・ |
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壊してしまった基盤のパーツをチェックしていると 上記のパーツなど2点が接触不良と判明 |
ワイヤードリモコンは完全に故障しているみたいで 液晶表示はするものの操作スイッチが一切反応せずなので 今回購入したウォークマンとパーツ交換しました。 |
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メイン基板は半田不良だけで修理できたので助かりました。 |
全てのパーツを仮接続して動作チェック・・ 何とか問題無く動作しました。 最終的にはリモコン部分の交換だけで修理が済みました。 |
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▼音声不調修理(事件その4)▼
ケースに入れて塗装前の準備をしようと思ったら 両チャンネルから音は出ているものの 右チャンネルだけ「ボソッ」と一瞬音がすることに気付きました。 調べてみると右の音声ラインに変な信号が混ざっていて |
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▼アーム止めパーツ破損(事件その5)▼
同じパーツを2個作るとは・・・ |
ケース組立て中に「アーム止めパーツ」の黒い部分を 高さ調整をしていて間違って2つに割ってしまいました。 接着で直しても駄目っぽかったので |
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▼塗装前の最終組立てと動作&パーツチェック▼
これだけ事件があれば今度は動作するでしょう〜と 願う気持ちで動作チェック中〜 |
CD再生、音声、アーム動作など、全て問題なく動作して一安心。 やっと塗装出来ます。 |
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▼塗装開始▼
モーターや基板、スイッチ類を取外して クリア塗装する準備を・・・、 600番程度の耐水ペーパーで ちなみに、今回も黒ベーク板の利用の為、 |
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塗装中のパーツ類、思った以上にテカテカな仕上がりになりました。 |
レコードプレーヤー風のケースと一緒に 真空管風のケースも再塗装(自慢の旅に出掛けてキズがついたので) |
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艶消し剤を混ぜるのを忘れていて、もう一度重ね塗り (クリアが濁って見えますが、艶消し剤が入っているので・・) |
希望通りのツヤなしブラックケースの完成 完全に硬化するまで1日程度暖かい車内で乾かすことに・・・ |
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▼カートリッジ・シェル製作の続き▼
アナログプレーヤー風の製作で1番完成させたかった部分がカートリッジシェルです。
塗装が終るまで配線が出来なかったのですが、やっとこの作業が出来るよーになりました。
本物のリード線と同じ色を使用 |
先ずはカートリッジ(針)側に半田付け |
シェル側に配線用のメッキ線を取付け |
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ヘッドシェルにネジ止めした後にリード線を半田付け |
こんな感じのペタっとしたネジを利用 |
メーカーっぽいロゴをカートリッジに取付けして完成 |
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▼最終組立て▼
キズをつけないように気を付けながら部品を装着 |
CDウォークマンのパーツも取付け |
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裏側はこんな感じ、配線が凄いのでテープで固定してあります。 |
音声用の配線もラグ板を使ってウォークマン基板と配線 |
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▼表示パネル取付▼
液晶表示パネル部分を両面テープで裏側から固定 |
薄いアクリル板の角を斜めに加工して 表面の保護板として利用します。 |
ガラス用の透明両面テープを使ってアクリルを固定 |
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▼底板製作▼
ゴムシートに両面テープを貼付 |
すっかり計画していなかった レコード風CDプレーヤー本体の底板 硬い素材をネジ止めしてフタをすると |
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▼透明ケース取付&動作チェック▼
撮影すると縮尺が解りづらいのでレコードプレーヤーにも見えますね。 |
フタを開ると更に自己満足度が上昇する光景です。 |
本当なら「動作も完璧で完成!」と言いたいのですが、CD信号を読取する「光ピックアップ」部品を製作(組立)中に |
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▼そして完成▼
カートリッジ部分は雰囲気出てますねぇ〜 先端のダイヤモンド針は紛失中 |
液晶表示パネル、再生、停止スイッチ部分も満足な完成です。 |
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再生ボタンを押すと、電動でアームがディスク外側まで移動、 あとは外側から内側まで約70分掛けてアームがのんびり移動します。 |
リフター部分に高低差を作ってアームの上下移動も簡易実現させました。 再生終了(停止)すると、自動的にアームは元に戻る構造です。 |
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ディスク用の照明部分、アルミの棒を貫通させて出来上がりました。 |
LEDを点灯させるとこんな感じ、部屋が暗いと雰囲気が出ます。 |
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早送り、巻戻し用のレバーと、ケース下にあるリモコン受光部(丸穴) |
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再生中は再生ボタンが常時点灯(一時停止時は点滅します) トラック表示の液晶は数秒間だけバックライトが点灯します。 |
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ワンオフのCDプレーヤー |
リモコンを作ったことで実用的なプレーヤーになりました。 |
DC5V端子と音声出力ケーブル(直出し) |
ケースを閉じた状態でも再生できます。 |
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何かと時間が掛ってしまいましたが・・ アナログレコード風CDプレーヤーの完成!! 寸法 横 182mm x 奥行 155mm x 高さ 50mm(ケース含)
動く構造の工作は難しいですね、
製作費用 25,900円程度 自己満足度 ★★★★☆ |
実際に動作している動画をどうぞ・・・
初めて「YouTube」に動画をアップしてみました。(実際はもう少し綺麗に動作しています)
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▼製作して3年程度経ちましたが・・・ (2011年2月)▼
今更ですが、リモコンと本体部分に文字を入れてみました。
更に使いやすくなりました。 |
これで、再生と停止の押し間違いに悩まされなくなりました。 |
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