■アナログ レコードプレーヤー風 CDプレーヤーの製作への道のり1

「真空管風 デジタルオーディオアンプ」を製作して、コンパクトディスクでも再生しようと思ったのですが
小型のCDプレーヤーで調子の良いモノを持っていなかったので新品を購入することに・・・

ただ、真空管風アンプの隣にディスクマン(CDウォークマン)を、そのまま置くのも嫌だったので
アナログレコードプレーヤに似せたCDプレーヤーを作ることにしました。


ACアダプター、リモコン、充電電池など付属品が沢山
←今回購入したCDプレーヤーはコレ

SONY D-NE730(S)

更に下のランクだと4千円台で購入できるようですが、
「NE730」は、ライン出力対応なのと
リモコンに液晶表示(バックライト付)があったので、
多少悩んだ結果、8千円台のCDプレーヤーを購入しました。

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▼製作開始▼


新品不良だと困るので
一応、再生等の動作チェックを・・・

CD再生時で11時間も連続再生できるとは
凄い消費電力が少ないですねぇ〜
(アルカリ電池と併用すると37時間らしい)

ケースギリギリまで小型化された読取部分
この部分は未改造でプレーヤーに搭載する予定


不要なフタを取外して内部の基板だけに・・

どんな動作をするのか・・、どんな形に加工するのか・・・
いつもながら適当な設計図を書いて製作を開始します。

▼ヘッドシェル製作▼

実際にCDのデータを読取をするワケではありませんが・・・ 偽物のカートリッジとヘッドシェルを製作


貰い物の黒ベーク板を利用してフライス盤で加工

L型に加工中〜、小さいフライス盤を利用しているので
こんな細かいパーツはお得意です。


L型に加工完了

アルミ棒を切断後に5mm程度の穴あけ加工

瞬間接着剤で黒ベーク板とアルミパーツを接着


ポールペンから取外した
ステンレスの板を利用

先ほど作ったシェル部分に接着固定、
板は多少丸く曲げてあります。


上から見るとこんな感じ
ヘッドシェルっぽい形になりました。


小さく切った板に穴あけ加工

本物のヘッドシェルと大きさの比較

audio-technica製のヘッドシェル(左側)
今回作った偽物ヘッドシェル(右側)

今回1番作りたかった部分が
ヘッドシェルだったので、コレを作ってしまったら
もう満足した感じになってしまいましたが・・

▼カートリッジ製作▼

MM型のカートリッジをイメージしながら、小型サイズの偽カートリッジを作ります


ユニレート板を使ってカートリッジ風の物体を作ります

フライス盤と棒ヤスリとドリルを使って
カートリッジ風の形が出来ました。


正面から見るとこんな感じ、


本物のカートリッジと大きさ比較
(数十年前に買ったPICKERING製)

ヘッドシェルとカートリッジを接続する為の接点を
スズメッキ線を使って作ってみました。


カートリッジ用の配線材は、
本物と同じ色のケーブルを用意

本物のカートリッジから取外した
レコード針部分も用意(先端はダイヤモンド?)

接着剤を使って本物の針を入れて完成に近づけました

配線は、全ての塗装が終ってから作業します。

▼トーンアーム部分の製作▼

トーンアームの形には「J字」 「 I字 」 「S字」などありますが、むか〜し、S字タイプのアームが買えなかった悔しさがあるので・・・ 


ホームセンターで購入してきたアルミ棒(5mm)

ミニバイスを使ってアルミの棒を曲げます


アルミ棒は空洞ではないので簡単に折り曲げ加工完了!!
やっぱりアームは「S字」が大好きなのでS字タイプに曲げてあります。

ヘッドシェルを固定する為のネジ山加工をしました。


ハードディスクから取外したトルクスネジ(☆形)を
利用してヘッドシェルとアームを固定

自由にアームが上下、左右に動くように
アームベース部分のパーツを作ります。


フライス盤で小さいパーツ部分を加工中

更に四角いパーツも製作

 

 


こんな感じにアームが上下に
動く部分のパーツを作りました。
まだ、加工中なので厚みの
バランスが変ですが・・・


ドリルでネジを固定する部分を加工


試しに加工した2個のパーツを合体

 

 


アームが軽く上下に移動できるように
ネジの先が尖ったタイプを使用
写真は既に加工済み

 


こんな感じにネジを左右から入れて
内側の物体が上下にしか動かないように固定します。
ちなみに、丸い物体はアーム用のバランス重りです。
(重りに利用したのはHDD用のボールベアリング)


アームにパーツを合体

▼アームベースの製作▼

トーンアームを左右に動かす為のパーツを作ります。


壊れた3.5インチハードディスクのディスク用モーターを
使ってアームを左右に動かすことに・・・

トルクスネジで固定されたモーター部分を取り外し


ノコギリを使って欲しいパーツを分離中〜

新品のノコギリ刃のお陰で簡単に切断完了


更に中心の軸をドリルで貫通させて
不要なモーター部(コイル部分)を排除しました。


先ほど作ったアームパーツとモーターだった部品に固定して
レコードプレーヤーらしい形の完成??
 
ハードディスクから取外して切断したネジ止め金具部分も
アームを左右に動く部分に取付けしてみました。

ちなみに、ハードディスクの回転部分だけを利用するだけで
HDDに内蔵していたモーターは利用しません(高速回転なので・・)


うぅ〜ん、レコード風ですねぇ〜
試しに、今まで作ったアーム部分を
レコード風CD−Rメディアに載せてみました。

ディスクとアームの高さを調整(決定)してから
アナログプレーヤーの本体を作りたいと思います。

アームを遅〜く左右に動かす為の
ギア付きモーターも購入済みなので
早く動かして見たいですねぇ〜

この作業の続きは「アナログ レコードプレーヤー風 CDプレーヤーの製作への道のり2」で紹介します。

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