■レコード風のCD−R製作への道のり

大量にレコード盤を持っているワケではありませんが、思い出のレコードも数枚あるので、
今後、簡単に聞けるようにCD−Rへダビング(コピー)することにしました。

CD−Rに音楽を録音する方法は、「アナログレコード」→「フォノイコライザ」→「DAT (A/Dコンバータのみ利用)」→
「パソコンのデジタル入力」→「BHA B's Recorder GOLD9」で録音後、WAVカット編集ソフトを利用して、「B's Recorder GOLD9」でCD−Rへ音楽録音しました。

▼レコード盤風のCD−R▼

当初は全面ホワイトレーベルCD−Rを購入して
アナログレコード風にデザインしようと思ったのですが、
市販品でそのものが売っていたので早速購入

三菱化学 Phono-R / 型番MUR80PHW10

内側の白い部分がインクジェット対応で
本物のレコード盤からデザインを移植することが可能


試しに5色カラータイプもゲット
三菱化学 Phono-R / 型番MUR80PHS5

カラータイプは印刷できませんが
レコードっぽい印刷なので、そのままでも良い感じです

レコードっぽく本当に溝があります(凸凹してます)


本物のレコードからスキャンした画像
複合機プリンタのスキャナ機能を利用して
レコード面を両面共にスキャン

CD-Rレーベル印刷はEPSON複合機プリンタに
付属していた「Multi-PrintQuicker」を利用
(印刷機はEPSON PM-A820です)

ただ、このままではレコード風CDメディア用に、
ぴったり印刷できがなかったので
「内径・外径の変更」で
内径22mm 外径70mmに設定変更しています。


印刷した後のCD−Rメディア

レコードにはA面・B面があるので
両面の画像を取込んで曲名などを
合成したりして多少は工夫して印刷しました。


レコードっぽいCDが出来上がりました。

不織布ケースに入れてメディアは完成

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あとから、レコード用に良く使われていた素材と同じ「CDスリーブ」を見つけて早速入手


ナガオカ  品番:TS-561/3 ¥315

ツルツルした素材で当時の雰囲気が出て良いですが
自作したケースにはサイズが合わなくて使用は断念

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■レコードジャケットをCDケース化への長い道のり

ディスク側は完成したものの、ジャケットも当時のまま保存したかったので良い方法がないかと試行錯誤してみました。

レコードジャケットサイズをCDケースのサイズまで縮小するのにはパソコンを利用して印刷できれば良いのですが
普通のフラットスキャナでは313mm x 313mmの寸法(レコードケースの寸法)は取り込みできず、当初はA4スキャナを使って2分割でジャケット写真を取込んで
合成処理をして完成させてみました。しかし、実際に取込んでみると2枚の写真の色合いや傾きが微妙に違っていたりして1面完成させるのに苦労しすぎでした。

次に、デジタルスチルカメラで撮影した写真を印刷してみました。
ただ、レコードジャケットに歪みがある為に、照明を工夫して撮影しても光の反射がどうしても写ってしまうので断念、

次に、コンビニのカラーコピーを使ってCDサイズまで縮小する方法で実験しましたが、レコードを何枚か持って行くのが大変だったのと
パソコンで再加工をする場合にデータ化されていないので、もう一度パソコンのスキャナで取り込まないと駄目で、1枚100円程度のコピー代も高いので断念、
(ジャケットの写真が欠けることなく縮小できて良かったのですが・・・)

で、市販品のスキャナでレコードジャケットがそのまま取込めるスキャナを何処かで販売しているのでは?と探していたら
エプソンからA3+(プラス)対応スキャナがありました。310mm x 437mmまで取込みOKで3mmは妥協することに・・・ (A3タイプだと297mm x 432mm)

早速、購入と思ったものの定価で25万円程度(高け〜)で、オークションで中古品を探して見たらEPSON製のA3プラススキャナが数点出品されていました。
USB接続仕様のタイプは欲しい人が多くて高値で取引されているので、人気のないSCSIタイプのEPSON ES-8000(A3+)を落札。

私のパソコンには昔からの名残でUW-SCSIボードを搭載したままなので接続には困ることなく簡単にWindowsXPで取込みできました。


A3+対応 ES-8000を購入、本体が大きいので使わない時は邪魔ですねぇ〜
コンピュータモニターの上に設置したので圧迫感があります。

MAXで取込むと待望のレコードジャケットサイズが・・


こんな感じにレコードジャケットピッタリスキャナ

元々が大きい写真なので
実験して丁度良さそうな
解像度は96dpi程度で取込みをしてみました。

ケースへの印刷は楽をする為に市販品のCDケースを利用する予定でしたが、CDケース裏面の用紙縦横比がレコードジャケットとは違うようで
取込んだ写真をそのまま利用すると左右に余白が出来てしまうのが嫌だったので全てケースを自作することにしました。

先ずはエイブリィマクセル社「ラベルプロデューサーVer3.2(無償)」を使って「用紙の追加・編集」項目でレコード風CDジャケット用紙を新たに追加製作
(ちなみに、用紙サイズは130mm x 130mm( x2面) 不織布ケースを入れる為に12cmのCDより多少大きく作ってあります)

もし同じソフトをお使いの方は、私の作ったジャケットデータlpd形式でアップしておきます。興味のある方はご覧ください。
1枚タイプのジャケット(帯あり)28KB  ・2枚組ジャケット(帯あり) 40KB LHA圧縮されています。
(ラベルプロデューサーVer3.2とVer3.3で動作確認済み)


スキャナで取込んだ写真をラベルプロデューサーを使って配置中

ラベルプロデューサーで作ったデータを厚紙に印刷

CDケース用紙として利用したのは、サンワサプライ製 「つやなしの厚紙」です。ペパークラフト等に最適らしく接着剤も使えそうです。
(サンワサプライ つやなしの厚紙 A4サイズJP-AGA4 30枚入 630円)

レコードジャケットで重要な「帯」も別途作りました。

帯の部分は厚紙だと雰囲気が出ないので
薄手の「EPSON スーパーファイン紙」を利用して作りました。
輪になるように両面テープで両端を接着。


印刷した用紙をカッターで切って折り曲げの部分に両面テープを貼付て
3枚の用紙を貼り合わせ(2枚組レコードだったので)しました。

ケースを開くと中はこんな感じ、当時と同じ仕様です。


帯を取付けしたら更に本物っぽいケースが出来ました

CDの信号面がキズついては困るので厚紙ケース内に
不織布ケースを入れてからCD−Rを入れて完成!!
(サンワサプライ 不織布ケース 50枚入 FCD-F50を利用)

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本物のレコードジャケットと大きさ比較
1/5サイズ程度に小さくなった感じです。

完成度が高く満足状態です。
満足度 ★★★★★

ただ、何回も作るとなると大変ですね。

この作業をコツコツ繰り返せばレコード→CD化が出来ます。

「レーザーディスク(LD)ジャケットをDVDケース化への道のり」は、こちらをご覧ください。

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