■ソニートリニトロンモニター PVM-9040 改造への道のり3

トリニトロン管を液晶パネルに交換するだけの工作なのに意外と加工する部分が多くて完成しませんが・・
まだまだ、変更(加工)する部分はあります。作業が苦痛に思えると終わりなので、のんびり進めます。

▼前面パネルの操作部分の加工▼


調整・操作パネル左側の開きスペースの加工を開始します。

裏側には上位機種用の形がそのままあるので、真似て穴を開けます


カッターを使って四角く加工する部分をマーキングしました。

丸い部分はドリルを使って裏側から穴あけ


コツコツとヤスリとカッターで穴あけ成功!

更に、調整ボリウムツマミ用の穴あけをします。

まだ、文字印刷がないので寂しいですが・・

新たに13個の穴を開けて
上位機種のモニター風な表面パネルになりました。

▼表面パネルの塗装▼

一番面倒そーで、意外と一番時間が掛からない表面パネルの塗装をします。


マスキングをして塗装しない部分を隠します

つや消しブラックと、うすめ液を用意

小型エアーブラシを利用して塗装します。


ムラが出ないように重ね塗り中〜

思った以上に綺麗に塗装できました。(乾燥中)

フラットパネルに対応したパネルの完成

▼電源スイッチの加工▼

底板が短くなった関係で電源スイッチ基板も入らなくなったのでカットします。


コンデンサーとヒューズはお別れです。
スパッと基板をカットしました。

奥行きが半分程度になった関係で
この程度の基板の長さがギリギリです。

▼前面操作部のスイッチ&ボリウム増設▼

前面パネル操作部分を穴あけした関係で部品(スイッチ・ボリウム)を追加します。


今回使用する部品はコレ↑です。特価品で安かったです。

基板側はハンダ吸取りを使って準備をします。


パパッと部品をハンダ付け完了

もう1台のモニターからボリウムを1個貰います。


多少、ツマミ部分の仕様が違う気がしますが・・・

ボリウムも半田付けして操作パネル部分の部品装着は完成しました。

 ▼前面操作表示シートの製作▼

前面パネル操作部分を穴あけした関係で無印になっている部分があるので、新たにシート(シール)を作ります。


パソコンを使ってコツコツ表面のデザインを製作中〜
(使いやすい「ラベルプロデューサー」ソフトを利用)

出来上がったデザインをシール付きの用紙に印刷
(サンワサプライ お名前シール)


カッターを使って穴になる部分を、手作業でコツコツカットします。

2回目で成功した表面パネルシールです。


穴の位置を合わせながらケースに貼付け

右側もズレないように慎重に貼付けしました。

▼前面操作パネル押しボタン製作▼


ユニレート材を使って押しボタンを作ります。

フライス盤で角穴の寸法に合わせて加工中

多少、角を斜めにしてスイッチっぽくしてみました。


 押しボタンスイッチと合体させる為に3mmの穴あけを・・

接着剤を使って作ったパーツをスイッチに接着しました。

▼操作パネル部分の配線▼

前面の調整用ボリウムやスイッチ類を液晶制御基板で使用できるように配線を作り直します。


追加したスイッチに抵抗を追加

元々のパターンをカットしながら配線を追加します。


半固定抵抗を1個取外してリモコン受光部の部品を取付け

POWER用のLEDは2色LEDに変更しました。(赤・緑色)


POWERスイッチは、1回押すとロックするタイプだったので、
ロックしないようにスイッチを分解して変更します。

右側に写っている金属のピンを外したことで、
ロックしないで普通の押しボタンスイッチにできました。

▼ケースの穴埋めと、取手の取付け▼


元々、取手用のパーツが取付けてあった穴です。
どー隠そうか悩んで後回しになってました。

裏側から見るとこんな感じ、パテ盛も考えましたが
今回は違う方法で穴を隠します。


ケースを短くした時に切った鉄板を利用して穴埋めを・・・

瞬間接着材で接着して穴が埋まりました。


穴が開いているよりマシな感じになりましたねぇ〜

次に取手を取付ける穴を2個開けをしました。


元々の取手を角度を変更して取付けします。

裏側の邪魔な突起物をニッパーで切断


ステンレス皿ネジを使って取手の取付け完了!

先ほどの穴を塞いだ部分は丁度取手があるので
見えないよーになっています。

改造前は縦方向に取付けてありましたが、
奥行きが無くなった関係で横方向に取付けてあります。
(凹み部分が持ち運ぶ時に丁度良い感じになってます。)

▼バッテリーケース取外しボタン製作▼

この部分を作らなくてバッテリーケースを間違って取付けてしまうと、
モニター本体を分解して裏側からロックを解除しないハメになるので、忘れる前に作っておきます。


バッテリー取付板の裏側のレバーを引くとロック解除します。

ケース外側からロック解除できるよーに上記の部品を使ってみます。


ストロークの長いスイッチを分解して欲しい部分だけにします。

ステンレスの板を曲げてロック解除が出来るように工夫を・・・


取付板のスプリングだけでは弱かったので、
ステンレスワイヤーを使ってボタンを押す力を強くしました。

ケース外側から見るとこんな感じです。
この突起物を押すとバッテリーケースが簡単に外れます。

▼外部入力端子部分の配線▼

ケース背面にある入力端子と液晶基盤の外部入力端子とを配線するケーブルを作ります。


背面の入力端子のある基板

基板と端子部分を分離させて端子部分のみ利用します。

ケースに取付けて配線の半田付けを開始します。


何かの付属品ケーブルを内部配線用に利用します。
ちなみに、逆側は既に何かに利用されて端子はありません。

背面の端子ケーブルをコツコツ半田付け。
映像、音声、ACアダプター等の配線しました。


RGB用の音声入力や、ヘッドフォン端子も追加して
背面の外部入力端子部分は完成しました。

RGB入力部分はネームランドを使って、文字と枠を作ってみました。

あと、もう少しで完成します。この続きは「ソニートリニトロンモニター PVM-9040 改造への道のり4」

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