■ SONY NV-U1 バイク装着への道のり 〜防水ケース仕様〜 ■

SONY NV-U1

2007年3月に発売したメモリーナビゲーション

4.3インチのワイド液晶モニターでタッチパネルで操作可能
この本体に「GPSアンテナ」「加速度センサー」「気圧センサー」が
搭載していてバッテリー駆動でハンディナビとしても使用可能
幅134mm × 高さ79mm × 奥行44mmで、それなりに小型ですね。

まぁ、私が詳しく書いても仕方が無いのでココをご覧ください。

ちなみに、このナビは依頼品なので私のモノではありません。


充電バッテリーが内臓しているので
他社に比べると厚さが気になりますね。
ちなみに、バッテリー持続時間は通常4時間
スタミナモードで6時間らしいです。
あと、上面に電源スイッチがあります。

右側はスピーカーとメモリーステックスロット、
MS-Duoで検索データが追加できるらしい。
 


逆側はUSB端子とDC端子(5-5.2V)、
オートディマー用のセンサー部です。

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←今回、NV−U1を防水仕様にする為に使用するケースはコレ
ソニーのオプションで販売しているワケではありませんが・・

RAM社の「RAM AQUA BOX」

全面がナイロンのカバーになっていて、
ナビのタッチパネルの操作も可能のよーです。

もう少し横幅が狭ければピッタリなんですけどね。
ちなみに、寸法は外寸 約227mm x
約120mm x 約82mmでした。


フタを開けるとこんな感じ、樹脂で頑丈です。


裏側は4個のネジで固定できる部分と
配線を通す穴があります。


調整用のスポンジが3個付属
6mm/13mm/17mm組合せで何とでもなりそうです。

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▼製作開始▼

ソニーのNV-U1は防水仕様になっていませんし、元々バイクに固定することを想定していないので付属の取付け部品も加工が必要です。

ただ、バッテリー駆動で動作させるだけなら、クレードルは全く不要なので面倒な加工もなく防水ケースに収納できますが、
クレードルを利用することで外部電源を切る(エンジンを止める)と、ナビゲションも一緒に切れるので電源ボタンを押す面倒が無くなります。
(逆に、エンジンを起動させるとナビゲーションも連動して電源が入ります)

あと、オプションのVICSユニット(NVA-VB6)の取付けもクレードルに装着する関係で必要になります。

ちなみに・・・、クレードルを使用しないバッテリー駆動の場合は電源のON/OFFが上面にある関係で
防水ケースに入れてしまうと電源を切る(入れる)ことが、とても面倒(難しい)です。


こんな感じのスタンドが付属(写真は既に中の基板は取り外し済)

ナビを固定するスタンドの後側は吸盤タイプ


これが、加工前の上面のクレードル部

加工前の内部はこんな感じのケース(クレードル)です。


防水ケースの奥行きに合わせる為に、
数ミリの奥行きを削って角度も調整しました。

今回は不要の底板を試しに取付けると・・・
切断して奥行きと角度調整したのが解ります。


後ろ側はこんな感じ、ノコギリの後が残っているので
後でヤスリで綺麗にする予定〜

ナビ本体とクレードルを取外す為の
RELEASEボタン用の穴をカッターの刃を熱して加工してみました。

▼RELEASEボタン製作▼

元々の底板が厚さの関係で使用できないので、モニター取外し用押しボタン(RELEASEボタン)も同時に使用不可になる為、
クレードルの上部ケース部分に、何とかRELEASEボタンを取付けしてみることに・・・

 
これが、元々のRELEASEボタン
このままで利用するのは無理っぽいので加工します。


押す部分に厚みがあると困るので
パソコンのLowPro用の金具を利用してみます
(USB2.0ボードに付属していた物です)


金属、樹脂共に切断後、セロテープで仮固定(仮合体)


試しに、クレードルに取付けしてみました。
スペース的に完璧な厚さ(サイズ)で問題ないよーです。

RELEASEボタンはこんな感じになります。

セロテープでは実用的ではないので
ネジで固定して、パーツの完成

▼RELEASEボタン用の枠製作▼

元々の底板を利用しない関係でRELEASE用のパーツがグラグラしてしまうので、「枠」を作ることに・・・


最近では定番になりつつある「ベーク板」を
フライス盤を利用して加工しました。
←フライス加工後の「黒ベーク板」
「コの字」に綺麗に加工できました。

寸法の微調整は、棒ヤスリで加工しました。


ネジ固定する部分をドリルで加工


ナットを埋める加工もしてみました。

▼クレードルの底板製作▼


 クレードルの板に利用するのは
定番のガラスエポキシ樹脂を利用
(何かの基板製作で失敗したモノを再利用)

DC端子部分と基板側の突起物を回避する為に
一部、凹み加工をしてみました。
あと、スプリングを固定する部分も凹み加工を・・

全てを合体させて動作チェック


仮にケースにフタをしてスライドチェックを・・

後面はこんな感じ、
まだ、基板が入っていないのでガラガラです。


底はこんな感じです。
(再利用なのでパターン配線は気にしないでください)

▼クレードル用の基板切断▼

数mm短くしたクレードルのケースに何とか基板を入れる為に多少の加工をすることに・・・


クレードルケースの中に入っている基板(裏側)

接点部分のある表側、
あと、数mm寸法が短ければ何も加工しなくても良かったのですが・・


1mm程度、PCBカッターを使って切断中〜
本当に電動工具のお陰で細かい切断が楽になりました。

クレードルケースと合体、ピッタリの寸法になりました。

▼スプリング部、加工▼


枠部分にスプリングを固定する為に曲げてみました。

こんな感じにスプリングを挟んで振動で
ズレないように工夫してみました。


RELEASEボタンで押して
丁度良い移動量に調整完了

▼組立て▼


切断した基板をネジ固定後に
自作した底板を更にネジ止め固定

後ろ側はケースを切断してしまった関係でネジ山が無くなったので
スペーサーで高さ調整をしながらネジ止め固定しました。


最近お気に入りの「超低頭小ネジ」を
利用して底板を固定しました。

紙ヤスリで数年前に失敗したパターン(銅箔)を
綺麗に削って底板の完成

▼防水ケース収納(固定)▼


2時間程度で加工の終わったクレードルを防水ケースに固定
(まだ、固定方法をネジ止めか両面テープか検討中)

付属だったスポンジ(13mm厚)をカッターでスタンドの部分だけ切取り


スポンジとスタンドがピッタリ固定されました。

仮にナビゲーション本体を合体、特にナビ本体の取り外しの不便もなく
クレードルはケースにネジで固定しても問題ないよーです。

試しに電源ON!

タッチパネル操作も許容範囲な動きをしましたし、
RELEASEボタン用の突起物もケースを閉じても
邪魔になりませんでした。

うんん〜 自己満足状態・・・

 後は、外部電源ケーブルを作って完成!と言いたいところですが、
VICSユニットも取付けするので、更なる加工が必要です。VICSユニットが入荷次第、作業をします。

この続きは「SONY NV-U1 バイク装着への道のり2」で紹介します。

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