■ SONY NV-U1 バイク装着への道のり2 〜防水ケース仕様〜 ■

VICSユニットがやっと届いたので続きの作業をすることにしました。


クレードルと同等横幅のVICS本体

入荷までに3週間掛った
SONY NVA-VB6
電波・光ビーコン対応らしいです。

ナビ本体は安いがVICSは
それなりに高価に思えます。

 

↓普通は下記のような取付け方法で
使用するらしいですが・・


VICS未装着時(ダミーフタ)

VICS装着時はこんな感じ

こちら側はVICS送受信側

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▼VICSユニットをちょっと分解・・・▼


ネジ止めされているワケでもなく簡単に分解できました。

右側にDC端子用のスペースがありました。


クレードルとの接点部分(裏側)

 ↓

▼VICS用のコネクター部分の改造▼

クレードル(スタンド)は防水ケースに入れてしまうので、VICS取付けが不可なので、
クレードル側のVICS接点部分だけ独立させて
外部に端子を作ることにしました。


これがVICS接点部分、パーツ注文して数百円でした。

 


ハンダ吸取り網を使ってコネクター部分を取外し、
10接点ありますが、テスターで調べると共通ピンが多く
実際に延長する場合は4本だけで良いよーです。


こちらは裏側、
フラットケーブルでメイン基板へ配線されていました。


定番のガラエポ基板の余り材を使って
接点部分の基板製作を・・・

カッターを使ってパターンカット


試しにVICSユニットに取付け


コネクターを半田付け・・


今回、VICSユニットの下板に使用するのは、茶ベーク板です。

VICSと縦横幅を同じに切断してから凹ます部分を
マジックでマーキングしました。(結構適当)


10mmのエンドミルを使ってコネクターを取付ける部分の
凹みを作りました。ちなみに、深さは2mm程度です。

今回、クレードルとVICSを延長する時に使用する
コネクターとケーブルはUSB延長ケーブルを利用

こんな感じに加工した部分に接点となるコネクターを仮取付け


今度は裏側を加工、
金属部分にVICS本体を固定する関係で底面に磁石を取付けます。
 

 


壊れた2.5インチハードディスクから取り出した強力な磁石
薄くて超強力です。


USBケーブルとコネクターを半田付け後に
ネジ固定してケーブルをホットボンドで固定
 

 

 


VICS本体とスタンド(底板)が簡単に取れないように
ちょっと厚い両面テープを全面に貼りました。


VICSユニットとスタンドを合体、もー簡単には取れません

先ほどの強力磁石を2個に割って、瞬間接着剤で固定しました。


こんな感じに合体しています。

茶ベーク板のままでは見た目が悪いので、
黒いテープを利用して下側を隠しました。

 

 


USB風のVICSユニット完成!
(実際にUSBで動作するワケではありません)


本体との接点部分は・・
USBのオス・メスでカチッと接続されます。

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 ▼クレードル固定部品製作▼

防水ケース内のクレードルの固定方法を考えた結果、追加部品を作ってネジ止め固定をすることにしました。
ただ、防水ケースに元々あるネジ穴を利用する関係で、ちょっと面倒な加工パーツになりそーです。


手書きの設計図を元にパーツ作りを開始します。
(あくまでイメージなのでソックリには作りませんけど・・)


フライス盤に、今回利用する「ユニレート樹脂」を固定して加工開始


こんな感じの部品が出来上がりました。(表側)
2本の4〜5mm程度のネジで固定する穴を作ってあります。

時々使っていたベーク板に比べてユニレートは加工が楽でした。


裏側は配線が通るので凹み部分を作っています。


上からだと、こんな感じ。 クレードルとの固定使われる
3mmネジの頭部分も入る穴を開けてあります。


底面はこんな感じです。3mmのネジだけが飛び出る穴と
VICS用の4本の線に邪魔にならないように削ってあります。


合体させる前に多少の微調整が必要でしたが・・
何とかネジ固定できました。


思ってたより、グラグラすることもなく
良い取付けパーツが出来上がりました。


クレードルに基板も内蔵させた後に
防水ケースにネジ止め固定してみました。


フタをしても邪魔にならないことも確認中〜

ナビ本体も取付けして、位置と強度をチェック中〜

取付け、取り外しを繰り返して改善部分を探しましたが
特に無かったので、一安心状態です。

これで、クレードル部分の加工は完成!!

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▼電源ケーブル製作▼


付属品のDCケーブルはコレ↑です。
ただ、バイクにシガーソケットがないので
先端をケーブル仕様に変更します。


ちょっと意地悪なDCコネクターで
普通に市販されている端子とは中心のピンの太さが違っていて
パーツショップで購入した同等サイズのコネクターでは刺さりませんでした。


シガーソケット部分を分解してケーブルを根元から取外します。


普通のケーブルと取外したケーブルを半田付けしました。


すっかり忘れるところでした・・ヒューズの取付けをします。
防水仕様のヒューズホルダーを購入しました。


こんな感じにノイズフィルターの後に
ヒューズを取付けてケーブル部分は完成!

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▼VICS用の配線▼

クレードルは完成したものの、VICS取付け用の配線を変更した為に、もう一度取り外しをして作業をしました。


VICSとの接点になる基盤にUSBのケーブルを半田付け

前回加工した凹み部分からケーブルを取出し中〜


今まで加工したパーツや基板を再度取付け

底板を取付けしてケーブル部分には保護テープを貼りつけ


やっとこれで完璧なクレードル部分

防水ケースにネジ止めをして、電源とVICS信号ケーブルを
中心の穴から取り出しました。

←防水ケース裏側

バイクと取付けする為の金具の隙間から
電源とVICS用のケーブルを取出しました。


外部12V電源連動をして充電もOKでした。VICSも問題なさそーです。

これで、防水仕様のナビゲーションの完成!

ただ心配なのは・・ 
VICSユニットをケーブルで延長して正確機能するか?
と、
防水ケースに入れた状態でのGPS受信や
バイクでの加速度センサーの反応など・・どうなるか気になります。

後は、実際にパイクに取付けをして使用感を確かめるだけですね。

 

完成満足度  ★★★★ってとこです。

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▼バイクに取付け▼

と、言っても・・・ バイクの部品取り外し方法を知っているワケでもないので依頼者に完成したモノを渡して
私は横で邪魔をしていただけですが・・・ 最後の取付け後まで紹介します。

カウル内側の金属部分に
VICSユニットを磁石で固定

今回、VICSは完全な防水仕様にはなっていませんが
固定する部分がココだったので簡易的に作りにしました。


バイクとナビ用防水ケースを固定する金具はコレ↑
元々はカー用のモニター取付金具だったモノを再利用

防水ケースを固定すると、こんな感じ。(上からの写真)
ハンドルを固定するネジと一緒に金具も固定されてます。


ナビケーション本体を「カチッ」と取付け

防水カバーを閉めて取付け準備完了!!

エンジン連動でナビも一緒に電源ONします。
防水ケース内でのGPS受信や
延長したVICSユニットの受信も問題ないようです。

 

これで、製作完了!!

 

ちなみに、取付けたパイクは「Kawasaki ZRX1100」です。

*注意* 今回改造に使用した部品はソニーサービスステーションに問合せをしても一般の個人には販売をしていないようです。
ソニーサービス等に電話をしても断られますので、当ホームページを見たからと言ってメーカーに問い合わせはしないでください。
もし、どうしても部品が欲しい場合は親しい家電販売店があったら一度相談してみるのが良いと思います。
又、詳しい購入先等はメールや掲示板ではお答えできませんのでご了承ください。

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