■NEWコムリンク製作への道のり6

やっと、エポキシ樹脂流し込みの作業工程に辿り着きました。
何度も失敗したことでコツも解りはじめて満足の出来る型(シリコーン)が出来ました。

▼エポキシ樹脂流し込み▼


エポキシ樹脂(GM-9002)を使います。

黒にしたいので着色剤を利用


主剤・硬化剤を100:25の比率で混ぜて
数パーセント(2%程度)だけ着色剤(黒色)入れました。

シリコーン型にエポキシ流し込み用の枠を追加して
マスキングテープで漏れないように固定しました。


エポキシ樹脂がシリコーン内を流れます。

空気が入ってますが一応流し込み完了

他のパーツも同様に作業を・・・


真空ポンプを使って真空引きをします。

エポキシ樹脂がブクブクと泡だらけに・・・


空気(泡)を追い出せたので真空脱泡器から取出し
硬化時間が2〜3時間らしいので
電気ストーブの前に置いて1時間放置してみました。

ただ単にストーブの前に置いても作業部屋が
寒すぎるらしく硬化をしなかったので
ダンボール箱でストープを囲って更に1時間暖めてみました。

流し込みから3時間程度で問題なくエポキシ樹脂が
固まってシリコーン型から取出すことにしました。


無理しないように丁寧に取出します。

おぉ〜 完璧です。細かい部分まで綺麗に移植されています。


まだ、バリ取りをしてませんが期待できる出来ですね。

裏側はこんな感じです。想像以上に綺麗に出来上がってます。


失敗したのは裏蓋です。空気を全て抜いてなかったようです。

ツマミ部分は、まぁまぁな完成度です。


左が原型、右が今回製作したコムリンクです。結構似てます。

裏側は細かくて複雑だったので完璧な形状は期待していませんでしたが
殆ど同じ形状が移植できました。後日、内側の突起物を削って
基板や充電用コイル、スイッチ類を内蔵できるスペースを確保します。

▼更に2個目を製作▼

1個目の裏蓋は失敗してしまいましたが、今回は成功しました。
ちなみに、1回の製作でエポキシ樹脂は15gしか使ってませんので、購入している樹脂を全て使えばコムリンクが30個は作れそうです。


大活躍の真空ポンプ

もう少しエポキシ樹脂を節約しても作れそうなくらいスタンド部分に余計な厚みがあります。
まだ、触ると柔らかいのでこの状態で数時間置いて完全に固まるのを待ちます。

▼更に3個目〜を製作▼


型取りを何度も繰り返して白くなったシリコーン

シリコーン内部も真っ白で型取りの精度も落ちてきました。


沢山のコムリンクの完成です。裏蓋もツマミも数個完成しました。
何かコツが掴めたと思って作ると失敗して・・・
何度かチャレンジしていたら
最終的に10回同じ作業をしてしまいました。

満足出来るケースは4個程度完成したので
この辺でケース作りは終わりにしておきます。

多少、型取りも上手く出来るようになったので
今後、更なる大きいモノを作りたいですねぇ〜

▼コムリンク内部加工▼

このままでは、時計用基板、送信基板、充電池、スイッチなど内蔵出来ないので突起物を減らします。


綺麗に出来上がりましたが、削ります。

超音波カッターで横移動して削り中〜

綺麗に削ることが出来ました。あと3箇所程度削ります。

▼時計部の製作▼

コムリンクVer2と同様で時計部分の自作は困難なので市販品の基板を流用します。


今回も100円ショップのストップウォッチを利用します。

秒の表示がコムリンクと違いますが・・・
改造するには丁度良い価格と基板サイズです。


ストップウォッチを分解すると、こんな感じです。内部はスッキリしています。

欲しい部分は、この基板です。


コムリンクケースに収納出来るように基板をカットします。

高さも多少薄くして、元の基板と比べると結構小さくなりました。


試しに液晶表示パネルを固定

その上に時計基板を入れてサイズを調整中

この作業の続きは「NEWコムリンク製作への道のり7」で紹介します。

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