■NEWコムリンク製作への道のり3

今回、NEWコムリンク製作は素材変更をしたいので、一部、型取りにチャレンジをします。
型取りに必要な材料を調べてみると、エポキシ樹脂、シリコーン以外に「真空ポンプ+真空脱泡器」があると完成度が高くなるようなので
先ずは、真空脱泡器を自作してエアコンの真空ポンプが型取り用のポンプとして使えるか実験をします。


蓋の裏側にはホースを収納できるようにしました。

工具箱内はエアコン工事に必要な工具が入っています。
真空ポンプ動作時は全ての工具を出さないと回りません。

ちなみに・・、エアコンの真空ポンプは10年以上前に
三菱製エアコンを購入した時に自分でエアコン取付けをしてみたくて、
知り合いから真空ポンプや工具一式を借りました。
慣れない穴あけ工事など大変でしたか、
暑さに負けて更にエアコンを追加をしたりして最終的には自宅のエアコン3台を、
自分で取付けしました。未だに真空ポンプなど借りっぱなしで、かなぁ〜り経ちましたが、
借りた当時から真空ポンプのケースが古く持ち運びが不便だったので
改造した工具箱に真空ポンプを内蔵させて、今でも手元にあります。


持ち運び便利な工具箱に全てを入れてしまいました。
工具一式が入った状態で持ち上げると凄い重いです。

▼真空脱泡器の自作▼


ホームセンターで見つけた「スーパープレス缶 ミニ」
これを容器として利用します。( 210円)

空気を遮断させる為のゴムパッキン、
厚く柔らかいゴムを1m購入しました。( 270円/m)

エアコンのホースと同じ径のエアコン配管延長
(フレアユニオンナット付)も購入 ( 510円)


取っ手のあった部分の穴を何とかします。

ネジとナットに接着剤を付けてから固定します。

内側はこんな感じです。


更に小型のボールバルブを用意して真空状態から
樹脂硬化後に空気を簡単に入れるバルブを装備させます。

容器にボールバルブ用の穴を開けました。


内側はこんな感じです。


空気漏れが心配なので接着剤で固定してあります。


ナット部分の余計な部分をカットします。

バンドソーで綺麗にカット出来ました。

ナットとフレア本体部分がこれで利用できます。


パイプシール(ニトプロン)を使ってナット部からの漏れを防止します。


内側から見るとこんな感じ


表側はこんな感じです。


容器の口の部分に接着剤をベタベタ塗って・・

柔らかいゴムを貼付けしました。 繋ぎ目は特に気を付けて接着

▼真空脱泡実験▼

容器が完成したので、実際に容器内が真空になるか実験してみます。


小さい強化ガラスが手元にあったので蓋として利用してみます。

真空ポンプやゲージを取付け準備中〜


Hi/Lowゲージは-76cmHgをキープ中〜
真空ポンプの電源をON!!

モーターが回転をしてケージが
1分程度で-76cmHgに到達しました。

この時点で上に載せたガラス板は
凄い力を使っても取れない状態になりました。

メーターはずっと同じ値をキープしているので
容器側の製作は成功のようです。


試しに泡のある液体を容器に入れてみると・・・

ブクブクと泡だらけになって・・・

数分後には泡が一切ない液体になりました。

問題なく真空引きが出来ているようなで、後日、溶剤を入手して続きの作業をします。

この作業の続きは「NEWコムリンク製作への道のり4」で紹介します。

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