◆ デジタルパネル製作への道のり 11

今回はデジタルメーター系の表面パネル製作をします。
何とか、この作業まで辿りつきました。遠い道のりでした・・・(しみじみ)、本当に遠かった・・・

先ずは、デジパネ基板を作る時に使った
パターン図制作ソフトで、正確な穴あけ位置を決定中〜

マルチディスプレイを有意義に使っての作業です。


本物の基板に見えますが・・・
基板をスキャナーで取り込んで
原寸大にプリントアウトした紙です。(ペラペラです)

ダンボール紙にプリントアウトした紙をノリで貼り付けて準備完了!!
本物の基板を使うと、キズがついたり立体的で作業がし辛いので・・

▼スーパーファイン紙で印刷▼


文字フォントや位置などは決定ではありませんが・・

部品との穴位置を確認する為に、原寸大でプリントアウト


LED部品の関係で回転基板は、多少本物と違いますが・・・
仕方が無いでしょうね〜


デジタル時計部は、後から基板を修正した関係で
穴位置も修正をしないと駄目のよーです。

プリントアウトした紙を1枚づつ
穴を開ける部分をカッターで切断


デジパネ基板をプリントアウトした紙と合体
 


「方位磁石基板」と「スピード計」の穴位置は問題なさそーです。

穴位置を最終調整した後のデジパネ設計図です。このデータを元に実際の穴あけをします。

▼印刷▼

 

基板製作には欠かせない
「感光基板のアートワーク用インクジェットフィルム」
を、使用してパネル製作をします。

多少割高なフィルム用紙ですが、
インクジェット用OHPシートより失敗が少ないです。 

 

 


全ての穴あけ情報をプリントアウト

←今回、デジタルパネル表面パネル(化粧板)で
使用する素材は、電子部品屋さんからタダで貰った
期限切れのガラスエポキシ素材です。
(デジタルパネルの基板と同じモノです)

▼露光▼


露光ボックスで基板にパターンを感光中

直接、ケミカルランプを見ると
目がジラジラします(見ては駄目らしい)

▼現像▼

←現像した後の基板(化粧板になるモノ)
年数が経ち過ぎた基板だったので
もうちょっと露光時間を長くしたほうが良かったよーです。

まぁ、穴あけには不便ではない範囲です。

▼早速、穴あけ▼


フライス盤を使って地道に穴あけ中〜

やっとデジタル時計部の
半分の穴あけが終わりました

 


フライス盤で穴あけをしているので
角が多少丸くなっています。
後で全てヤスリで研磨する予定

 


次は、一番左側のパネルを穴あけ開始


地道に穴あけが続きますねぇ〜


まだ、最終研磨は終わっていませんが
2枚目が完成(方位磁石部)

スピードメーター部は穴が多くて大変でしたが、
3枚目の穴あけ完成!!


回転計の33個LEDバー部は
フライス盤では加工が無理なので
電動糸ノコを使って曲線を穴あけします。


↑穴あけ後の写真
上面は、未研磨ですが
下面はヤスリで研磨して綺麗な
曲線になっています。

 

 


ダッシュボードの寸法と化粧板を合わせる為に
板をPCBカッターで切断してみました。

回転計も時計部も切断完了!!


ダッシュボードに試しに取付け・・・、 何とか雰囲気が出てきました。

まだまだ、細かい研磨作業が残っていますが、これから先が楽しみです。

▼ヤスリ作業▼

フライス盤での穴あけ加工だと角の部分が丸くなっているので、棒ヤスリを使って最終調整(研磨)をすることに・・・


先ずは穴の数が少ないデジタル方位計から
作業を始めました。

今回、デジタル方位の「矢印」部分だけに使用した
8LED用の「LEDマウントベゼル」です。

裏側からだとこんな感じです。
(写真は試しに8LEDを取付けしてあります)


デジタル基板と表面パネル(化粧板)を固定する
ネジ穴は開いてませんが表示部分の研磨は完成

方位用のLED部分が、まだ三角の形になっていませんが・・・
塗装後に、三角のカッティングシートを貼付けます


「POWER」部分のみ押しボタンスイッチになっているので
後日、枠の製作をします。

斜めから見るとこんな感じです。
表面パネルとLED(点灯部分)の高さ(面)が
ピッタリ合っています。

後日、デジタル時計部分は、
無反射表示フィルタを加工して取付けします。

スピード計の表面パネルも研磨完成、

デジタル数字部分は、
後日表示フィルタを加工して取付けします。

穴あけは終わったのですが・・・

回転計の33個LEDバーの高さ調整が
まだ終わっていないので、
このままの状態ではLEDが取付け出来ません。

LEDや表面バネルを一部削ったりして
最終調整をする予定


4個の表面パネルのヤスリでの手作業は、殆ど終わりました。
後はダッシュボード取付け穴加工とフィルタ加工と塗装・文字印刷です。

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▼インターフェイス基板製作▼

最近はホームページ更新がありませんでしたが・・・
サボっていた訳ではなくて、
細か〜い作業をコツコツしていました。

←左の写真は基板関係を作っている部屋です。

今回製作する基板は、今まで作った基板同士を接続する為、ピン配列変換や電源供給・ノイズ対策等をする基板です。
本当は直接接続するのが理想なのですが、予想以上に配線ケーブルが多くなってしまったので、中間に中継基板を入れてみることにしました。

この基板は「デジタルメーター基板」と「ブラウン管用基板」の間に固定する予定です。
固定する部分の製作は
「ダッシュボード製作への道のり10」を、ご覧ください。


今回使用した基板は2層基板です。


こんな感じにコネクターだらけになります。

電源関係の回路を作ったのが1年前なので
変更部分もありコネクターのピン配列を
見直して設計図を作り直しました。

←これが、各LEDに送る電圧や
コントロール信号を書いた設計図1/3です。

先ずはグランド(アース)から配線を始めました。
固定+5V/+12Vや可変+5V/+12Vなど、
デジパネやキットを駆動させる為の
重要な電源ライン部分です。

配線材の色の違いは電圧別に分けている為です。

デジタルスピード計の配線が終わったので
安定化電源を6個使って動作チェック中の写真です。

この作業は結構時間が掛かりました。


表側
この状態まで辿り付くのに何度も
デジパネの配線と照し合わせながら作りました。

裏側
まだ、半分以上の配線がおわっていないのに
4〜5日程度費やしています。


80%程度の配線が終わった表面です。

裏側はラッピンク線を使って
コントロール信号系の配線を細かく配線中〜

電源を供給する為の配線を製作中〜

この部分が出来上がると
デジパネが点灯します。


各ケーブルを保護する為にゲットした
「FLチュープ」

こんな感じに、バラバラのケーブルを
チューブに入れて使用します。

後日、続きの作業をします。

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