◆ デジタルパネル製作への道のり 4

■デジタルスピードメーター&走行距離計■

あと残すところ2個のデジパネを作れば全てが連動するよーになります
ちなみにボイスディスプレイ・デジタル時計部は完成はしているのですが後日一部修正予定〜

 ←今回作るデジパネ部はコレです

スピード(時速)と走行距離を教えてくれる
クルマに一番重要な計器です。

(写真は本物からキャプチャしたモノです)

 ▼早速、製作開始▼

回路を設計中〜

今回の回路は他のデジパネと違って
電源を切っても走行距離などを記憶している
メモリー回路を搭載しています。
上手く電源切る寸前に記憶してくれれば良いですが・・・

試作基板製作▼

スピード計は正確に表示しないと車検にも通らなくなるので
自作した回路図を元に数字部だけの試作機を作ることにしました。

この基板がスピードメーター表示の基本となる回路

LEDの明るさなどは再調整が必要ですが
何とかパルス入力に反応するよーになりました。

改良・改善・実験を何度も繰り返し・・・

走行距離計には思った以上に苦戦させられました
追加パーツで空中配線だらけです。

まだ部品を追加しないと完全ではないですが・・


裏側もこんなに凄いことに・・・

スピードメーターと
走行距離計など基本になる回路が出来ました。
回転計も同等回路ですので更に完成度を高めて
再度、回路図を設計する予定〜

走行距離計はリセットに対応できましたし
電源OFF時に記憶も出来るようになりました。

▼文字表示方法は・・・▼

←これはビデオからキャプチャーした本物の数字部
   数字の6と9に特徴があります
   走行していない時は「000」と表示するのが正解のようです
   (但し回転計は「00」のみで3桁目は未表示)

▼当然、製作した数字部は・・・▼


6と9は通常より1本棒が少ないタイプ

 


カウントされていない桁は「0」表示になっています。
(写真では3桁目)

ちなみに試作品第1号は
1桁しか「0」になっていませんでした(写真参照)

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▼シフトポジション表示▼

ナイトライダーとは直接関係はありませんが、走行中に不便だったので作ってみました。

総合走行距離計は9桁あるのですが
1億キロも走行することもないので
左の1桁だけシフトポジション表示にすることに・・・

 

実験ボード上で作った回路で表示させたモノです(LEDフィルタを使ってないので文字が見づらいです)

OD
パーキング リバース ニュートラル オーバードライブ ドライブ 2速 1速

「R」が「A」に見えるとか、「N」や「D」が小文字の「n」や「d」だとか、細かいツッコミがありそうですが、
7セグだとこれ以上の文字表現が出来ないので・・・、
ちなみに、通常走行は「オーバードライブ」で走っているので「0」表示になりデジパネの雰囲気を損ねません。

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全ての実験が終わったので、早速?本物の基板を作る為の工程を・・・

▼回路図製作▼

A4用紙3枚にデジパネ回路の全てがぁ〜(叫び)

この3枚を仕上げるのに、一週間以上費やすとは・・・

特に詳しい回路説明はしませんが
それなりに拘った回路が出来上がりました。

▼パターン製作▼

出来上がった回路図を元に基板用のパターン製作を・・・

先ずは、手書きで大雑把にパーツの配置と
使用するICの大きさとスペースの確認
この部分を、きちんと考えないと
後々大変で面倒なことになります。


パソコンでパターン製作中〜
今回は細かい配線に挑戦したので
一気に作らないと何が何だか忘れそーです

←これが何度も作ったパターン用紙
何度も印刷をして間違いを修正したり
部品の配置を修正したり思った以上に大変でした。

この部分も一週間以上を費やしました。

ちなみに、今回の基板は
1枚では収まらなかったので2枚仕様になっています。

配線の無い部分を黒く塗りつぶして
細かい部分の修正をして完成!!

感光基板のサイズが大きかったので
回転計の一部基板と
ボイスディプレイ&デジタル時計部の修正基板も
一緒に作ってみました。(後日、修正部も紹介します)

▼基板製作▼

←今回使用した「ポジ感光基板/34K」
ちょっと大きめの基板を購入したので
一緒に違う基板も作れることになりました。

数ヶ月前に作った「ライトボックス」を今回も利用→
ただ、3本の蛍光灯では光にムラがあったので
4本にバージョンアップしました。
反射板も追加したので結構良い基板が作れそーです

露光・現像・エッチング

この作業は忙しくて写真を取れませんでした・・・

▼洗浄後の基板▼

何とか失敗も無く2枚の基板が出来ました。
後は各基板ごとに切断して穴あけ作業が待っています。

  

←予定以上に細〜い配線が
出来上がってしまいました。
これで大丈夫なのか・・・???

▼基板切断▼

3種類の基板が1枚になっているので鉄ノコで切断しました。


こんな感じに3枚に分離

この基板は四隅を多少切断しただけです

▼穴あけ▼

穴あけは地道な作業です、小型エアーコンプレッサーを併用して削りカスを飛ばしながら加工しました。


細〜いドリルで穴あけ中


デジタル数字部分を穴あけ中〜


小型フライス盤は大活躍です。
綺麗に穴あけ出来ました。

全ての穴あけが完了!!
穴あけだけで2時間費やしました。
(写真はデジタル数字部の穴は加工前)

今まで使用していた基板より、
今回のモノは素材が硬いので
ドリルの刃が数本駄目になりました。

▼基板研磨▼


1500番の耐水ペーパーで
研磨してハンダ面が綺麗に・・・

当然、酸化防止のため「Pラックス」を使用

試しに2枚の基板を合体!


この穴はデジタル数字の部分です。
LEDの高さ調整も2枚にしたことで簡単になりました。

1枚の基板では回路が収まらなかったので
こんな感じに2枚を重ねて作ります。

デジタルパネル製作への道のり5へ続く・・・

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