■噴水型オレンジジュース自販機風、消臭機製作への道のり


これは本物の自販機です。
星崎電機(現ホシザキ電機)
噴水型の自販機は子供の頃に近所の商店に置いてありました。
(他にも某洋服店の1Fと2Fの階段下とか・・・)
当時は10円か20円で冷えたオレンジジュースを紙コップで飲んだ記憶が何度もあります。

オレンジジュースが自動販売機の上で噴水になって出ている光景が
最近になって妙に懐かしく思って、今でも現役で動いている
自動販売機があるのかとネットで調べたのですが、
衛生面の規制で今では現役で動いている自販機は殆ど全滅のようです。

そこで、当時を思い出してミニチュア版の「噴水型ジュース自販機」風を自作してみることにしました。

と、言っても・・・、 本当にオレンジジュースを飲めるような機械を作っても仕方がないので
部屋に飾って見た目が楽しそうな自販機風の消臭・芳香機を作ってみることにします。

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▼噴水実験▼

噴水が見えるガラスの入れ物の代用にフィラメントの切れた小さい電球を仮に使って実験してみます。。


接点部分をトンカチで割って穴を開けます。

電球にゴムパイプを2本通してホットボンドで密閉しました。


エプソンプリンターに使っていたポンプを使って噴水実験

水が綺麗に噴水になって、ポンプで水が循環しています。

密閉度が悪かったので水が多少漏れましたが・・・ 期待通りの動きをしてくれました。
この方法で問題無さそうなので、各パーツの完成度を高めて製作を開始したいと思います。

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▼噴水部分の再実験〜製作▼

噴水部分に使っているガラスの形状が特殊で、苦労してお店やネットで探したものの似た材料が見つかりませんでした。
エポキシ系やアクリル板の材料で試行錯誤して似た形状を作ろうとしたものの、薄く透明度の高いモノが出来ませんでした。
ガラス工房で似た形状のガラス容器を作って貰おうかとも思いましたが、完成が困難になりそうだったので、
一番重要な部分ではありますが、今回は妥協して電球で代用することにしました。 


ホームセンターで見つけた「サイン球(10W)」
普通の電球に比べると長細くて、
雰囲気が良かったので数個購入してみました。

形状は同じでも値段の違う2種類(ガラスの質が違いました)


電球の接点部分を万能ハサミでカット中

更に研磨して底を平面にしました。


ポンプを使って再度実験をします。

廃インクを使って着色して更に実験を・・・

水漏れが酷くて実験が困難なので底を早々と作ってしまいます。


厚手のFRPを使います。

PCBカッターを使って丸く加工中〜


2本のアルミ棒とFRP底板の完成です。

マスキングテープで部品を仮止めします。


もう一度、噴水の実験です。

問題ない動作のようなので先に進めることにします。

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▼ずっと前から欲しかった、プロクソン製「ミニバンドソウ」を購入してみました。▼


ダイヤモンドブレードと水槽タンクセットの「No.28172」

今回のセットではダイヤモンドプレード以外の鋸刃は
付属してこないので金属や木工用を別途購入しました。

木工用に「No.28176」 (幅5mm 周長1,060mm 14山)
アルミ・プラスチック用に「No.28178」(幅3.5mm 周長1,060mm 14山)
金属専用に「No.28174」 (幅5mm 周長1,060mm 24山)を購入しました。

ミニバンドソーがあれば、今まで苦労していた厚手の材料が
短時間に綺麗に加工(カット)できるのでは?と期待しています。

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▼ケース製作▼

重要な自動販売機のケースを作ります。箱のサイズは高さ170mm x 横95mm 程度を予定しています。


早速、バンドソーを使って紙フェノール板をカットしました。

マスキングテープで仮止めして箱を作ります。


完成予想図をマジックで描いてみました。

フライス盤を使って紙コップ取出し口や、おつり用の穴など開けます。


1mm程度のエンドミルを使って加工中〜

こんな感じに穴あけ成功


内側の枠部分も紙フェノール板を使って作ります。 写真は既に接着後です。

今回も大活躍
耐衝撃EXTRA アロンアルファを使用


自販機の横面にスリット加工をします。

加工後に左右の板も接着剤で固定。(スリット加工は驚く程にヘタクソな出来でした)


噴水パーツの部分は丸く穴あけを・・・

こんな感じに箱が完成しました。

▼紙コップ収納部、製作▼

実際に利用するワケではありませんが、紙コップを収納するスペースを作りたいと思います。


これも同じく紙フェノール板で作ります。

縦板を接着剤で固定します。

更に横板を接着して4個の穴が完成

▼噴水部分製作の続き▼

ガラス(電球)と、自販機本体を固定する間のスペーサー部分を作ります。


ホームセンターで見つけたパイプ固定用の金具を利用します。

丸くなった一部分だけ利用します。(金属製です)


高さを調整する為にバンドソーでカット

更に不要なネジ止め部分もカットしました。

雰囲気が良くなってきました。

 続きは「噴水型オレンジジュース自販機風、消臭機製作への道のり2」で紹介します。

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