michelle 編みぐるみしぇ〜る
 
 
                  

パンナチーフの部屋へようこそ〜

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2004 その14

 

はろ〜う♪

うっとうしい梅雨ですが皆様いかがお過ごしですか?
パンナとみしぇは梅雨の晴れ間に
とびきり素敵なお庭にお邪魔してきました!

八ヶ岳山麓にある「ローズガーデンむとう」さんです♪

ローズガーデンとは言ってもバラクラのように
営業している訳ではありません。
むとうさんが個人のお庭を期間限定で公開する
オープンガーデンとして見せてくださったのです。

「ローズカーデンむとう」さんのHPがありますので
全体図など見比べながら見てもらうといいかも。

  なんと!!
  日本園芸協会主催 
全国ガーデニングコンテスト 2003    
ニュージーランド観光局長賞受賞   
      
        2003年 サカタのタネ創業90周年記念       
 ガーデニングフォトコンテスト 優秀賞受賞

をとられたお庭なんですよ〜!
た〜のしみ〜♪

むとうさんのお宅は清清しい林の中にありました。
常々思っているのですが、素敵な庭にするのには背景や
家の外観も 、とても大事な役割を果たします。

例えば後ろの木々がビルだったらどうでしょう?
夕日色のお家がどこぞの灰色の建売住宅だったら?
こうして写真に収めてみるとよく分かると思うのですが
ガーデニングというのは
住まいのトータルバランスが必要だと思うのです。

写真の右にあるバラのアーチをくぐると
ボーダー花壇が広がります。
よく手入れされた芝の後ろに植えられた数々の花。
何種類ものバラの間には、デルフィニウムやジキタリス
みしぇも大好きなコラリーセージなども植えられています。

入り口のアーチ側から撮った写真。
ボーダーを抜けるとロックガーデンがあり
1段高いところに家が建っています。
デルフィの青の発色の素晴らしい事!!
この色は高冷地でしか出すことができません。
寒いからって悪い事ばかりじゃないんですよ。

みしぇの実家は標高800mくらいなのですが
デルフィ好きな父いわく、
株を残すのがやっと、 らしいのですが
むとうさんの所(標高1000m)では、
勝手にタネが飛んで増えるらしいです!
その土地の気候にあった花選びも大切です。
みしぇnewハウスも標高1000mあたり。
こりゃ〜楽しみデス!!

ボーダー花壇の後ろには薪棚がありました。
聞けばむとうさんも薪ストーブ仲間でした。
枠が濃い緑色で作られていて上品。
隣にはハンモックもあって、みしぇの理想そのもの!!

下にはバークが敷き詰めてあったのだけれど
これは薪についていた木の皮を使ったものかもしれません。
薪を作る時よく乾燥するように剥げる皮は取ったりします。
これなら自然にかえるものだし、見た目も落ち着いていて
庭にアクセントが出来るのでマネしたい手法です。

同じバークがホワイトガーデンにも使われていました。

ホワイトガーデンとは、白い花だけで作られた庭の事です。
色毎に庭をわけて作る方法はむとうさんの様に
広い庭がないと楽しめません。うらやましい。
北海道の紫竹ガーデンなどが有名です。

この庭にもたくさんのバラが植えられていました。
アスピリン・ローズ
アルバ・メディランド
フレンチレース
ウィンチェスター・キャシードラル・・・

どうもみしぇは大輪のバラより小ぶりなバラの方が好きみたい。
新しい庭にはバラを植える事を固く誓うのでした。

イエローガーデン・ レッドガーデン・ ピンクガーデン
(興奮して写真を撮るのを忘れてた〜!)
を抜けるとお家の前の芝生スペースに出ます。
芝生の向こうにはブルーガーデンが広がります。

これ。何だかわかりますか?
今回一番やられた〜!と思ったのはコレでした。

家の前の芝生の真ん中に位置する小さな小屋。
その周りにはマーガレットが咲き誇り
それだけでも十分なフォーカルポイントなのですが
中にオカメインコのつがいがいたんです〜!!
きゃ〜!!・・・みしぇもうノックダウン。

オカメインコの可愛らしさもさることながら
このアイデアに脱帽です。
素敵すぎ!!

そしてガゼボ。

手作りだというのだから驚きです。
天気の良い日はここでお食事されるそうです。
ああ理想。。。

柱に絡みついたクレマチスやつるバラ達は
あと何年かしたら、このガゼボを美しく飾るんでしょうね。

ガゼボの裏にはワンちゃんとアヒルちゃんが共存されてました。
かわいいよう〜。
彼らが守るようにブルーベリーやイチゴもそだてられていました。

そして一番奥にはベジタブルガーデン。
このアーチと中央のオーナメントコンテナ。
計算しつくされたこの配列は
まさにイングリッシュガーデン様式そのものです。
ハットフィールドのラベンダーの小道みたい!

この左奥には鶏が飼われてました。

中にはこんなスペースも。
木でらせん状に花壇を組んでありました。
パセリやビオラが植えられていた所をみると
キッチンガーデンなのかしら?
日常的に使うエディブルフラワーやハーブを
こういう風に仕立てると収穫しやすいかも。
でもなによりもアイデアにまたしても脱帽。
アーティストですな。

庭には直植えの花達だけではありません。
こういったコンテナに植えて置かれていた花も
ずいぶんたくさんありました。

花は一年を通してずっと咲いていてくれる訳ではないので
全体の花の咲き具合を見て、コンテナを配置します。
絵心も必要です。
外では越冬出来ない花を植えて
寒くなったらコンテナごと家の中に入れたりもします。
むとうさんのお宅には奥にビニールハウスがありました。
ビニールハウスがあると冬の間でも 播種して苗を育てたり
寒さに弱くても越冬させたりできるので、 とても重宝だと思います。

安いプラスチックのコンテナもありますが
庭の雰囲気を壊したくないのなら
多少高くても素焼きの鉢がオススメです。

我思う・・・

ロースガーデンむとうさん。
本当に勉強になりました。

ガーデニングガーデニングともてはやされて
エセガーデナーがはびこる世の中。
久しぶりに本当にいい庭を見せていただきました。

コレだけの広い土地を、アレだけの花が咲くようにするのは
本当に大変だったと思います。
オープンガーデンに合わせて手入れされて
私達には綺麗な状態で公開してくれましたが
日々格闘だと思います。
奥様も「魂かけてます」って言いきっていただいたあたり
素敵です。惚れました。

庭にかける苦労を楽しみと感じられるのがガーデナーです。
それは庭をアスファルトの駐車場にしてしまえば
手間もかからず楽だけれど、
確かに生きていく上での最低限の 行為ではないけれど
生活を楽しむ+α。
それが庭なのです。

なので、みしぇが考える庭は
キッチンでもあり、リビングでもあり、時には寝室でもある。
ここにはそんな想いが全て詰まっていました。


何よりもむとうさんご一家が素敵でした。
何十種類・・・もしかしたら100以上もあろうかという
バラの名前を全て覚えてらっしゃる奥様。
そんな奥様をサポートし、みしぇのヘナチョコメールに
丁寧にお返事を下さったご主人。
芝を管理されてるという娘さん。
当日も学校から帰ってこられてお手伝いされてました。
そして今回はお会い出来なかったのですが
素敵な編み物をされるというお婆さま。
家族皆の理解と協力がなければ庭は完成しません。
だって家と庭で家庭なんですから。
(と、コレはみしぇパパのパクリ)

そして改めて感じたのは
ガーデナーは芸術家であれ。
という事です。

この言葉は、みしぇが恵泉時代に
花卉造景概論の西村悟郎先生に言われた言葉です。
アフロヘアに花を挿し、黄色のパンツをはいて
青いシャツを着ていたみしぇを見て
悟郎先生は
「みしぇ素敵ですよ。ガーデナーは芸術家でなければいけません」
と言いました。

庭を作ることは芸術活動です。
魂の表現の場所なのです。
だからこそ、むとうさんの庭のように
人を感動させる事が出来るのです。

でも人に見せる為の庭では駄目なのです。
あくまでも自分の為の庭である事が重要です。
ですから、もちろん自分でしか作ることが出来ないのです。

むとうさんの庭も実に芸術的でした。
血圧が上がりっぱなしで鼻血が出そうでした。

本当にこんな素敵な庭をみせていただいて感謝感謝です。

ただ残念な事に、オープンガーデンの告知をした後に
オープンの日ではないのに
勝手に庭に入ってこられたりされたそうです。
まだまだ日本人のオープンガーデンに対する意識の低さは
本当に残念ですがいなめません。

これからも素敵なお庭を見せていただけるように
ゆくゆくは八ヶ岳イエローブックが出来るくらい
皆がマナーを守って庭を楽しめる日が来るといいですね。

あ〜!!
すっごい庭作る気になってきたよ!
てかもともとヤル気まんまんだったんだけど
すっかり触発されて頭の中は庭の事ばかり。
こんな時は造園屋の旦那で本当によかった♪
ミシェの暴走する妄想にピシャッと
現場監督から駄目出しが出るのでした・・・。

むとうさん家ほど広くないのが残念なんだけど
負けないくらい素敵な庭に出来るように頑張るよ〜!!

庭のコーナーも作りたいな〜ともくろんでいます。

 

そして、この日は眠れなかった・・・

実はむとうさんの所へお邪魔した日の夕方
工務店とやっと契約をしたのでした。

これでいつでも着工できる!!
(らしい。でも借り入れの手続きがまだなのでまだ)

そんな訳で、みしぇの妄想はすっかりふくらみ
夜中の3時まで眠れなかったのでした・・・。

 

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うさぎ。