■GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり27(完結編2)

前のページ(道のり26)では、完成した周辺機器の紹介をしましたが、
今回の主役「X68000風ケース」を、多少、大きい写真で詳しく紹介したいと思います。

▼X68000風ケース▼

2011年に「G.I.M.I.C 初代マザーボード用 X68000ケース」と、同年に「X68000風Windowsパソコン」を自作しました。
あれから数年経っていますが、当時の(MGSの)知識&技術力や所有していた工具では、
作ることが困難だった部分が多々あります。今までは渋々妥協していた部分をなるべく今回は再現しました。
製作日数は以前より3倍費やしましたが、明らかに今回製作したケースは完成度が高くな
りました。


NUC規格のマザーボードサイズのケースです。
艶消しブラック・梨地塗装が成功しました。

背面端子類も拘って配置しました。
テプラ+デカールで見栄えしてます。

各パーツが分離する部分は実機に似せてます。

G.I.M.I.C MB-2がギリギリに入っています。

ちらっと見えている5インチフロッピーディスク(偽)
(偽)アクセス中は、赤色に点灯します。

イジェクトボタンを押すと、ぽーんと出てきます。
プロテクトシールが貼られてないと強制イジェクトします。

憧れのゴールドエンブレムを、テプラ+デカールで再現しています。
この方法は、今後の工作にとても役に立ちそうです。

LED付きイジェクトスイッチも、実機のような形状になっています。
毎回この部分は工作に苦労しますが、満足度が高いです。

自作で一番妥協してしまう文字入れも全て入れました。

ダミーのDCファンがチラっと見えているのも良いですね。

X68の特徴でもある、ポップアップハンドルとスリット加工
 

ポップアップハンドルには
ずっと前から再現したかった
「PUSH」シールを無理とシールっぽく
貼って実機の雰囲気を再現しています。

待望のRESETとINTERRUPTボタンも装備

「RESET」はMB2用のリセットボタンで、
「INTERRUPT」は、リチウムイオン電池用の
電源スイッチとして動作します。

スリット加工は、FRP用エンドミルを利用しないで
加工したので凸凹していることろが、
ちょっと気になりますが、それでも、
今まで作ったケースより完成度が高いです。

(注意* 一部、写真が埃っぽい感じに写っていますが、梨地塗装で表面が凸凹になっているところに、
ティッシュで手垢や汚れを拭き取ったら悪化しました。後日、液体を使って綺麗にしますので気にしないでください。)


電源が入ると緑色に点灯します。

スタンバイ時はPOWERは赤く点灯します。

電源を切るとPOWER-LED(緑色)が点滅を数回繰り返してから赤色に変化します。(実機と同じ動作)
 


Qi充電器(非接触充電)に対応していて、
左側上のLEDがバッテリー残量と充電を色の変化で表示します。

こんな感じに、PanasonicのQi対応の
充電台で充電可能です。

デカールを貼るスペースが無くて、ちょっとギリギリだったので下手くそに貼ってます。
 

ヘッドホン、ジョイスティク端子などは、実際に動作します。
電源スイッチは、ONになると青色に点灯します。
今回は、デカールで細かい文字の部分も再現しました。

マウス端子はダミーですが、
キーボード端子は電源供給だけはしているので、
X68キーボードを接続することで
キーボードのLEDだけは点灯します。


▼毎回のことですが、X68000実機と自作した数々のX68風ケースとサイズ比較▼
左から、X68 ACE(本物)・X68風Windowsパソコン・X68 XVI Compact風HDDケース・G.I.M.I.C MB1用X68風ケース・G.I.M.I.C MB2用X68風ケースです。

実機と比べると、
こんな可愛いサイズです。

全体的な色合いも、
今までの作品では一番良いです。

初代マザーボード(GIMIC)を搭載したケースと比較。
当時も全力で作ったハズですが、3年も経つと
それなりにノウハウも蓄積されて完成度も違ってます。
 
 
▼初回特典のスケルトンアクリル板と、電飾POPスタンドなど▼

初回特典の「スケルトンアクリル板」に交換すると、
マザーボードと音源ボードが観賞できます。

角の丸みも色合いも実機に似ている仕上がりになりました。
数年後には更に完成度の高いケースが作れるようにしたいですね。


最後の最後に作った電飾POPスタンド


数年前に作ったスタンドに比べると多少は完成度が高くなりました。
 
 
▼取扱説明書・保証書▼

取扱説明書は作るのは面倒ですが、後々とても役に立ちます。

それなりに、時間と労力を費やして作ってます。

コツコツ作った「本体の取扱説明書&保証書」「ブラウン管風液晶モニターの取扱説明書」を、PDF化してみました。興味ある方はご覧ください。
(ホームページ容量節約の為、ページを抜粋して画質を落としてあります。PDF用にページの順番を再編集しています。)
PDFデータの無断掲載はお断りします。 閲覧にはAdobe Readerが必要です。

X68風本体の取扱説明書&保証書 1.56MB       ブラウン管風液晶モニターの取扱説明書 637KB

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最後に、今回作った全ての作品を一緒に記念撮影します。


今回は、無駄と思えるくらいに周辺機器やグッズを作ってしまったので、11ヶ月間の製作期間でした。(写真をクリックすると、上からの写真になります)

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■FM音源(YM2151)+ADPCM (PCM8)再生プレーヤーの完成です。■

----- X68000 ACE SD 仕様  -----
型番 CZ-2151 ACE SD /BK
マザーボード G.I.M.I.C MB2 Professional
音源モジュール G.I.M.I.C GMC-OPM (YM2151)
対応ファイル形式

MDX / PDX (PCM8対応)

内蔵バッテリー
連続再生時間
6時間40分(本体のみ)
4時間40分(外部モニター接続時)
消費電力 定格2.1W (最大2.3W 待機時1.4W以下)
外観寸法

幅100 x 高さ130 x 奥行114 mm(突起物含まず)

重量 約1.0kg(リチウムイオンバッテリー含む)
付属品 ・電飾看板風赤外線リモコン
・SONY PSP-100 (ACアダプター)
・取扱説明書 ・保証書
・初回生産のみ、特典として
  「スケルトンアクリル板」が同梱されています。

製作部品費用代は、54,220円くらいでした。
(G.I.M.I.C 音源モジュール・マザーボードは含まず。
既に所有していたパーツ、材料も製作費用に入れていません)

自己満足度 ★★★★☆
初代ケースに比べると達成感は意外と低かったです。

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G.I.M.I.Cさんには、初代マザーボードに続いて、2代目マザーボード(MB2)に関しても、設計図、回路図の提供や、
ファームウエアのカスタムサポートなど快く対応して頂きました。本当にありがとうござました。

「G.I.M.I.C MB2 Professional」と、「G.I.M.I.C GMC-OPM 」の組合わせで、高音質のFM音源再生が可能です。
他にも魅力的な音源モジュールを開発中のようです。 詳しくは、「G.I.M.I.C オフィシャルサイト」をご覧ください。

 

注意*毎回、書いてますが、ケースなどの工作物は全て「非売品」です。製作依頼は、一切お断りをしております。
 (メールを送る前に
コチラをお読みください)

あと、勝手にシャープ(SHARP)のロゴ等を利用していますが、実在する 「 シャーブ株式会社 (SHARP) 」とは一切関係ありません。

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