![]() 下部のキャスターは移動用の備品です |
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![]() バーチ合板そのままの木目が出ています |
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![]() ![]() ![]() 外付け型ネットワーク 下部画像は試作時の様子 |
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概 要 この作品に使用するユニットはお客様の指定で支給していただき製作組込等を行いました。 当初は部材加工だけのキットでの依頼で、組立も塗装も不要との事でした。 LC型のデバイディングネットワークも自作したいとの事でもありました。 ビジネス的に売り上げを増やす為では無く、純粋にこの大きさのエンクロージャーを組み立てるのには 大型で大量の締め具が必要で、その作業場所も必要だから余程の環境が整った方でなければ 難しい(事実上不可能)と説得しまして組み立ても当工房で行う事となりました。 上記画像の組立の様子を見ればその意味が良く分かると思います。 その次ぎに悩まれていた塗装も簡易では有りますが若干薄目の着色を施したウレタンクリアー塗装に近い 仕上を行いました。これもどんなに綺麗に下地処理しても他の作業者が開梱した瞬間から汚れや傷が付き、 ハケ塗りで有ろうとスプレー塗りであろうとその塗装と乾燥させる場所の確保が必要との説明から 自作を断念されました。 その次ぎにネットワークです。やはり自作希望で、F社の同封資料にはネットワークの説明があるので それを見ながら製作されてはと説明し、具体的パーツの仕様や入手先もアドバイスいたしました。 仕様や部品が決まれば上記程は製作難易度は高くはありませんが、果たして資料の通りでベストのパフォーマンスを 表現してくれるのかについてはかなり心配なさりました。何しろ各パーツを数種類用意して聞き比べ等をすれば 部品代だけで相当の金額になるからでとても出来そうも無いとの事で、これも当工房で製作する事となりました。 やはり実際にシステムを組んでネットワークのチューニングを行いますと同封資料通りとは行かないものです。 と言うより。F社さん、あの同封資料はミスプリントでは??と思う箇所が幾つも有りました。 そんな経過を得て完成しましたのがこのシステムです。 外注するコスト負担や自作するリスクを率直に話していただき、悩んで決断された過程は大変製作に参考になり 結果的にいつも以上に細かなアドバスが出来たかと思い、有意義なお客様とのコミュニケーションを取れた 機会となりました。 最後に音質ですが、F社の最高峰の各ユニットと余裕の内容積と強靱な構造を持ったウーファーエンクロージャー 若干小型では有りますがコイズミオリジナルのWoodHornと高品質ネットワークの総合力でホーンシステムらしい 応答や抜けの良いストレスの無い音は現在主流のダイレクトラジエター振動板のシステムとは明らかに区別された 大人の余裕のサウンドとなっています。 |
仕 様 1.使用ユニット: ウーファー:30cmW300AUアルニコマグネット ホーンドライバー D1400 アルニコ+チタン振動板 + コイズミオリジナルウッドホーン ホーンスーパーツイーター T500AMKU アルニコ+タングステン振動板 2.クロスオーバー:.ウーファー fo〜750Hz(12dB/oct) .ミッドレンジ 750Hz〜8KHz(12dB/oct) .ツイーター 8KHz〜上限(6dB/oct) .カップリングには特別に12AWG空芯銅箔コイルと高品質フィルムコンデンサー使用 .Mid/Hiには固定アッテネータ+可変アッテネータによる微調整可能なレベルコントロール 3.入 力:150W(Mus) 4.音圧レベル:93dB 5.インピーダンス:8Ω 6.寸法:W440/H950/D400mm 7.端 子:バナナ対応大型独立型 ネットワークは外付け型でバイワイヤリング対応型 8.エンクロージャー:バーチ合板製 バスレフ型 内容積110L バッフル板48mm厚/その他24mm厚/中仕切り式補強板24mm厚 9.仕上げ:生地着色ウレタン吹き付け塗装(8割艶仕上げ) |