解説 聞いていると演奏会場の雰囲気を目前に感じる事が出来るようなシステム... 私はそんな目標に向かって作品作りをしているのですが... STAX社のコンデンサースピーカーは今、目前で聞こえている音と演奏会場で演奏されている 音との間に介在しているはずの機材などまるで存在していないのかと思えてしまう、 そんな音に惚れ込んでいる多くのファンがいらっしゃいます。 この作品は永年愛用されてきたこのスピーカーシステムのLowレンジユニットが修理不可となり 利用できるMidレンジユニットをフルレンジとして平面バッフルで利用しようとするシステムです。 永く愛用した機材を工夫して聞き続けようとするオーナー様の思いが伝わります。 コンデンサースピーカーシステムがそうである様に平面バッフル方式もセッテイングに かなりのノウハウが必要となりますので、その辺を心得ていらっしゃるオーナー様は 時間をかけてシステムをじっくり再構築していくそうです。 その意味でこのシステムは未完成品と言えるかも知れません。 |
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仕様 1.ユニット: STAX社 コンデンサースピーカー内蔵のMidレンジユニット 2.寸 法:W730/H1200/D36mm スタンド別 3.エンクロージャー:フィンランドバーチ合板 18mm厚 平面バッフル方式 4.スタンド:赤松無垢材 未塗装品 4.仕上げ:天然木チーク板目つき板張り 未塗装 |
完成品の説明 | ||
![]() 正面の様子 セオリー通りに共振防止の為に中心位置からずらして ユニットを取り付けています |
![]() 後斜め正面の様子 天然木チーク材の落ち着いた雰囲気です |
![]() 一見単純な構造に見えます スタンドは上から抜き差し出来る構造です |
![]() 裏側の様子 バーチ合板の素の表情です |
![]() 正面開口部断面は曲面加工を行い 回析効果対策を行っています。 繊維の強靱なサランネットでユニットを保護しています |
![]() ユニット取付用の押さえ板 表裏共に放射されるユニットに合わせて 開口部は曲面加工されています |
![]() 左はユニット落とし込みの開口部と溝穴 サランネットが貼ってあります 右側がコンデンサースピーカーユニットです |
![]() 開口部にユニットを入れています 右は押さえ板の裏側です。 落とし込み用溝やユニット突起に合わせた溝があります |
![]() 押さえ板でユニットを固定した状態です |