ウッドウイルは2020年4月で活動21年目に入ります。
この間のノウハウを元に新たな作品を製作する予定です。
1.ウッドウイル試聴機の最新型
2.代表作ウイングスピーカーの新型
3.平面バッフルスピーカーの提案
1、2の新型スピーカーではどの様に音楽が聴けるのか
ウッドウイル試聴用スピーカーの2021最新仕様が決まりました。 2021年型の試聴用スピーカ−の特徴(設計2019〜2020/製作2021) 現在の試聴機は2019年TOKYO AUDIO BASEで発表した機種です。 エンクロージャー材料に合板を用いた中では最高峰のスピーカーです。 ブログやHPを良くご覧のお客様はご承知の様に、 ウッドウイル作品の最高峰のエンクロージャーは無垢材を用いたエンクロージャーです。 このスピーカーは山桜無垢材100%で製作します。 2021年完成を目指す最新型は無垢材を採用します。 ユニットは現在と同じ大変人気の高いEMS社励磁型20cmフルレンジ LB8EXMKU。 音質改善メカの最新型「MGESコンプリート仕様」を搭載します。 エンクロージャーはラウンド方式を進化させた過去に無い斬新な構造を採用。 この構造採用で高度な音場再生が可能となります。 この項の下部に「新型スピーカーではどの様に音楽が聴けるのか」の説明が有りますのでご覧ください。 2021年型試聴用スピーカーの外観イメージ ![]() このスピーカーはウッドウイルの最良の音質をお客様に試聴していただく目的で製作します。 2019年型を聞かれたお客様で更に高品質の音をと求められる方用に製作も決まっています。 ご関心が有りましたらお問い合わせください。 2019年型の詳細はここからリンク下さい |
ウッドウイルを代表する「ウイング型」スピーカーの新型を製作します 最高音質を実現する為に高機能な要素を盛り込んでいます。 新型ウイングスピーカ−の特徴 1.ウッドウイル試聴室用のスピーカーユニットはナチュラルで歪の無いハイエンド機を選択 2.お客様用には任意で重厚な/柔らかい/鋭い等々の個性的なユニットを選択 3.定在波の発生し無いラウンドエンクロージャーで躍動感を損なう吸音材を使わない 4.理想的球体構造に近づけ回析効果を無くし定位や音場感を最高度に生かす複雑流麗な構造採用 5.最新型音質改善メカ「MGESコンプリート仕様」を搭載しユニット振動板以外の音(ノイズ)を大幅に減衰させます 6.官能的音楽性を生み出す無垢材100%製のエンクロージャー 7.ウッドウイル20年のノウハウを全て注ぎ込んだハイエンド仕様のスピーカーです 新型ウイングスピーカーの製作は 1.試聴室用1セット、お客様に1セット、2020年度から限定で受注開始します。 2.最初の基本仕様は16cm2Wayで製作開始します(規模と設置上から殆どの音楽ジャンルに対応可能) お客様用は全く同じでも嗜好によりユニットを変えるなどの変更が可能です。 3.価格は1ペア(税込み)で180万円を予定 注)このスピーカーは移動時(横に寝かせる時)には分解が必要ですので納品はウッドウイルが行います(実費必要) お客様引取りも可能です(分解組立ての説明を当工房にて実施)この場合は送料工事費無料 新型ウイングスピーカーの外観イメージ ![]() 下記は外観の参考です。 ![]() ![]() ![]() ウイングT型正面 ウイングT型背面 ウイングT- 改造型 |
新型の試聴機とウイングではどの様に音楽が聴けるのか この音の解説は個性的ですが、私が演奏会で体験している事です。 観念的な表現と誤解されるのを承知で下記理由で掲載しています。 音楽家は同じ様な感覚で音を捉えています。 真摯に音場再現を求めている方も同様の感覚をお持ちです。 何より試聴されたお客様がごく自然に理解くださっています。 下記画像はスピーカーの音を聞いてのイメージを画像化した物です。 1.一般的なスピーカーからの音のイメージ 個々の楽器や演奏者の音は全体にグラデーション化して 全体が一様、茫洋とした平らな面、幕の様に聞こえます。 ![]() 2.一般的なスピーカーから感じる音像のイメージ ピントや立ち位置が曖昧。 ![]() 3.新型の試聴機とウイングが目指す音のイメージ 個々の楽器の配置を認識でき、それらの集合体として音場を感じる。 ステージの巾、奥行き、高さ等をイメージ出来る。 大小の丸が連なったものは例えば室内楽の各パートを表します。 ステージを観れば一目瞭然ですが、スピーカーの音を聞いても このステージ感、音場感をイメージ出来ます。 ![]() 4.新型の試聴機とウイングが目指す音像のイメージ フォーカスが合い音源の輪郭も立ち位置も感じます(聞いていて見える様に) ![]() 低音が出る出無い、中音が、高音が...その様な基本的な事はユニットの能力を引き出す事で解決。 定在波や回析現象を可能な限り減少させ、MGES最新仕様でエンクロージャーノイズも殆ど消します。 リアルな音場再生に不可欠な3D立体構造のエンクロージャーを採用します。 そうした先に明確に見えて来るのが、スピーカーの存在を消し去る事。 音楽会のステージに近づける様に、リスニングルームで音楽会を再現できる様に。 |
記念作品一2、モノリス-スピーカー(1作品限定製昨) モノリスとはアーサー・C・クラーク原作の2001年宇宙の旅に出て来るオブジェで、人類の過去と未来を暗示する様な 興味深い物体で、これから提案するスピーカーと造形が似ているので名付けています。 ![]() ![]() モノリスの造形は平面スピーカーの様でも有り、平面バッフル方式の様でも有ります。 一般的に認知度は低いのですが、私は既に半世紀ほど取り組んで来ました。 その独自のポテンシャルに惚れ込んでいますので提案させていただきます。 以下、馴染みの薄い方式ですので解説を含めた仕様説明をさせていただきます。 平面バッフル方式に拘る最大の理由は歯切れの良い低音、抜けの良い低音に尽きます。 この方式に匹敵するのは建物自身が長大な低音ホーンと成っている物だけです。 38cmウーファー + 大型ホーンの典型的なシステムが有りますが、 ホーンの中高域に比べ低音の解像度の低さや反応の遅さが目立ち我慢出来ません。 平面バッフル方式の良質な低音には、良質な中低域/中域/高域が必要です。 システム構成やユニット選択が需要となります。 低音用は国内初採用となるで有ろう海外の専用ユニットを用います(長年愛したJBLは太刀打ち出来無い) その他のユニットはお客様の希望に合わせて選択します。 サイズはある程度大きく、通常のスピーカーでは再現出来ない圧倒的な迫力です。 ライブハウス前席で聞くピアノのフォルテ、トランペットのつんざき、ドラムの熱唱(熱打)を 耳では無く、体で感じます。ジャズやポップスなどを堪能出来るでしょう。 能率の良いユニットを用いますので音痩せの少ない小音量でも楽しめます。 通常、平面バッフルは背面からの音の回り込みで低音が減衰します。 海外の製品も、私が「Jazz Machine」で完成させたシステムも独自の工夫で対応しています。 38cmダブルでは50Hz迄再生出来ますが、最重低音を望むならサブウーファーも合わせて設計します。 「Jazz Machine」では46cmサブウーファー2台を用意していて、clapton unplugged の2曲目before you accuse me での 有名な足踏み音が家が振動するみたいに聞こえますが、普段は使っていません。 先ず初めに外観、造形の参考画像です。 欧州では下記の様な専門メーカーが存在する程に市民権を得ていますが、 国内では未導入、残念ながら本格的なシステムは殆ど見聞きした事がありません。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 馴染みの少ないシステムを提案するに辺り、私が取り組んで来たこの15年間の試行錯誤の様子をご覧下さい。 ![]() ![]() ![]() JBL D130A + 175DLH と言う黄金コンビ 裏側はご覧の様です ウーファーと中域ドライバー同じで 38cm+中高域ホーン型、畳1枚の大きさ 大型ホーンに交換、高音用ホーンを追加 この規模迄は取組まれる方も多い様です ![]() ![]() プロ用38cmウーファーをダブルにして低音強化、バッフルの大きさも5割増し この時からL/C型デバイディングネットワークを用いずにマルチアンプ方式を採用しています。 ここ迄来るとかなり大型となりますが、音質的には未だ挑戦したと言うレベルでした ![]() ![]() 上記迄のバッフル材は30mm厚のMDF材に補強を加えた物 ここからはバーチ合板24mm3枚重ね(一人ではバッフルだけでも持てません) ユニットは全てプロ用JBLユニット38cmダブル/30cm中低域/中域2インチコンプレッションドライバー + 小型ホーン + ホーンツイーター オーディオ業界でジャズと言えばこの人、「田中伊佐資」さんが様子を見に来てくれました 氏の超弩級JBL38cm + 超大型ウッドホーンはウッドウイルが製作させていただいた物です。 試験導入したチャンネルデバイダーを機器では無くパソコンソフトで行う実験中です ![]() ![]() 5Way システムの低音側はほぼ出来上がり、中域ドライバーを最高峰の物に換えたり、フラットユニットに換えたりと試行錯誤 このシステムの最終型は右写真で、46cmサブウーファーを2台追加しています プライベート機として「Jazz Machine」と呼んでしばらく楽しんでいました 20代に通い詰めた東京六本木のピットイン、そのライブを目前に再現する為のシステムです 現在はJBLを卒業し、より高性能の特化したユニット(今回の限定品にも採用)に全て交換します 試作機ですので外観デザインは考慮していません、限定品には機能を表現する相応のデザインを与えます 下記は作品として販売した物です ![]() ![]() ![]() 左写真2枚は16cmフルレンジ3発 + ドームツイーターの平面バッフル方式 材質は古民家から得た古材の赤松を採用した芳醇な響きの作品 150年経過した今も松ヤニが流れ出て難儀した物ですが、海外からは絶賛でした 右写真はフルレンジ.コンデンサーユニットを用いた平面スピーカーです 大変貴重なユニットで、現在では再現不可能です 以上の長年の経験とノウハウから、冒頭の欧州製平面/バッフル方式スピーカーと 同等かそれ以上の高品質の作品をお客様に提案出来る所に到達したと考えます。 基本構造を元に仕様を決める要素は多用ですが、詳細を打ち合わせて限定記念作品に仕上げたいと思います。 ご興味の有る方は、是非お問い合わせ下さい。 ブログに掲載予定です。 https://woodwill.blogspot.com/ |
掲載内容の転載、利用等を硬く禁じます