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1996年3月26日 23:00
百武彗星の本体は、
小さいものの、
地球に大接近した事から、
実に90°以上もの尾の
長さとなりました。
また、見えている時間も
ほぼ一晩中。
翌年地球に接近するヘール
ボップ彗星の話題を、
完全に凌駕しました。
そして日本人の発見で
あることが喜びを加速しました。
ニコン FE
タムロン17mm F3.5
絞3.5 1分
フジカラーG1600
固定撮影
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懐かしの百武彗星です。
見かけの尾の長さは90度を超え、
久々の大彗星でした。
地球に接近した事もあり、
毎晩出現する位置を変え宇宙の旅
人を連想させました。
ニコンF ニッコール50mm F1.4
絞 f2 90秒
フジカラーG1600
自動追尾
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4月18日 19:30
約一ヶ月の間我々を
楽しませてくれた百武
彗星ですが、地球から
離れるに連れ、小さく見
えるようになってきました。
この日は、彗星、金星、
昴、水星(矢印)が接近し
興味深い眺めと成りました。
ニコン FE
ニッコール35〜75mm
F3.5 絞3.5 40秒
フジカラーG1600
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日に日に巨大化する
ヘールボップ彗星。
晴れた朝は、午前2時から
観測していました。
青いイオンテイルと白く輝く
ダストテイル。
彗星は、宇宙の旅人。
毎日その姿を変え、
宇宙の胎動を、実感しました。
3/12
ニコンFE
ニッコール600mm F5.6
絞りF5.6 6分
フジカラーG1600
MS4
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八ヶ岳自然文化園の観望会
の際撮影した物です。
建物とモニュメントが明るく照明
されているのは
駐車場の車のライトによる物です。
通常嫌われる車のライトですが、
想わぬ効果を上げています。
場所 八ヶ岳自然文化園
ニコンF
ニッコール50mm F1.4
絞 f1.4 10秒
固定撮影
フジ G1600
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彗星は西の空に移り地球から
遠ざかって行きます。
今は春爛漫といったところですが、
桜の後ろに沈む彗星は、
絢爛たる輝きと
話題の名残を感じさせます。
撮影場所 富士見町 高森
ゼンザブロニカEC−TL
ニッコール75mm f2.8
絞 2.8 15分
フジクローム RDP
自動追尾
三ケ月と並んで御嶽山に沈み往く
ヘールボップ彗星です。
月の輝きに負けない大彗星でした。
この後数日で彗星を見ることは
出来なくなりました。
撮影場所 開田高原
ニコンFE
ニッコール180mm F2.8
絞 2.8 90秒
フジエース800
自動追尾
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今世紀最後の明るい彗星
となるはずだったリニア彗星
です。
太陽に近づくとともに核が
分裂しばらばらになってし
まいました。
見かけ上の移動スピードが
極めて早く、通常の追尾撮影では、
星は点像でも彗星は
細長く伸びて写りました。
また北西の空低い位置を
移動したので諏訪湖の光害に
悩まされました。
Nikon FE ミザールD150
f1000 F6.6 3分
フジカラーエース800
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池谷張彗星は、2002年2月1日
夕方18時48分池谷薫さんによって
発見されました。
現在では、彗星新星の発見は、CCD
画像等のコンピューター解析が主流です。
しかし、池谷さんは今から20年前の
望遠鏡を使い眼視での捜索を行って
います。
今回の発見に池谷さんは、「かつて
今は亡き本田実先生に彗星捜索の
将来性を問う手紙を出しました。
そうしたら先生から手紙が来てこう
書いてあったんです。
「発見しようと思って見るなら止めなさい。
発見しなくてもいいなら続けなさい。」
40年前のその言葉は、いまでも心に
残っています。星を見ることが好きだから
続けています。」
忘れかけた一番大切なものを思い出
した気がします。
2002年 4月22日 3時8分
ニコンFE ニッコール180mm
F2.8 開放 6分間
フジカラーG400
MS4追尾
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ブラッドフィールド彗星は、オーストラリア在
住のW.A.Bradfieldさんが、25センチの反射
望遠鏡を使って眼視観測によって見つけた
彗星です。3月23日と24日の両夜にわたっ
て観測されましたがその後悪天候が続き、
発見通報をしたのは3月28日でした。
それから2週間後には満月ほどの大きさに
なり、肉眼でも確認できるようになりました。
ブラッドフィールドさんは、1995年の発見以
来9年ぶりに18個目の彗星を発見したわけ
ですが、未だに眼視で捜索していることを
知り、びっくりしました。コンピュータでの解
析が主流の昨今、眼視もまだまだ捨たもの
ではありません。ちょっと嬉しくなりました。
この写真は、4月の26日に撮影しています。
久しぶりに天体望遠鏡にカメラを載せたとこ
ろ雲台のグリスが固着して動きません。なん
とか彗星の方に向け、シャッターを切りました
。こんなに固いのだからロックも不要と横着
をしたら見事にずれました。4月は飲み会が
多く撮影できたのはこの日だけでした。
ニコンF2フォトミック ニッコール180mm f2.8 絞り2.8 3min
コニカセンチュリア 800
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ニコンFE ニコンFE ニッコール180mm F2.8 タムロン400mm F4
絞り 2.8 5分 コニカセンチュリア800 絞り 4 10分 コニカセンリュリア800
2004年8月27日にアメリカ・カリフォルニア州に住むドナルド・マックホルツさんが発見した彗星です。マクドナルドもとい、マックホルツさんは、この彗星を1968年のクリスマスに200ドルで買った口径15cm35倍の反射望遠鏡で発見しました。今の中学生、小学生でもっと高性能な望遠鏡を持っています。可能性はあるのですから、是非頑張ってほしいと思います。
マックホルツ彗星は、12月になり4等級よりも明るくなりました。しかしなかなか彗星らしい長い尾が見えてきません。彗星は汚れた雪だるまだと言われています。彗星が太陽に接近すると、太陽風にあおられてダストやイオンの尾が太陽と反対側に伸びます。マックホルツ彗星は、1月6日に地球に最接近し、その後1月24日に近日点(太陽に一番近づく場所)を通過します。しかし、近日点が地球の軌道の外にあるため、尾の成長はあまり期待できません。マックホルツ彗星はこれからだんだん北極星に近づいていき、一晩中見えているようになります。2月の明るさは4から5等級、3月の明るさは6等級前後ですので、望遠鏡や双眼鏡で観測してほしいと思います。写真のマックホルツ彗星は、地球に一番近づいた2005年1月6日の様子です。冬の代表的な星団、M45プレアデス星団(スバル)の南から北上し、非常に美しいコントラストを見せました。少し尾も見えていますが、肉眼では双眼鏡を使ってもボワッとした明るい光のしみのように見えました
マックホルツ彗星
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2007年12月5日
ミザール150mm
ニコン70D
ISO800
5分
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2009年2月22日 AM3時
ニコンD70
タムロン180mm F2.5
ISO1600
絞2.5 60秒