差出人: Naoki
送信日時: 2000年5月7日日曜日 19:18
宛先: ドリル; ヤリー
件名: 九州日記

日記を書くよ。時間が経つと忘れそうだからね。
いい思い出になりました。

5月3日(水)
国分寺→羽田→福岡空港→長崎

前日5月2日夜中にドリ(仮称)・ヤリ(仮称)が我が家に到着。この時点でモリ(仮称)既に九州に上陸。
朝8:20国分寺行きバスに3人で乗り込む。いざ九州へGO!
13:00福岡空港着。東川が出迎えに来てくれた。一人で福岡市街を回っていたらしく、
疲れた上に話す相手がいなくて寂しかったらしい。また途中で帰らなくちゃならないなんて残念・・・。
レンタカーを借りて、ビッペン(仮称)の到着まで近所をぶらぶらする。博多の森球技場を見つけ、
サッカー好きのセリ(仮称)、ギシ(仮称)が興奮。とりあえず車を置いて見学。展望レストラ
ンにはお客がいなくて貸し切り状態。グラウンドが一望出来て、すごく気持ち良かった。
窓を全開にして、ハンバーグを食べる。さわやかな風、突き抜けるような空。広い店内。何だか、開放的。こんなところで食べる料理もうーまい。
予定より早くビッペン(仮称)と合流。時間をしっかり聞かなかったことがこの後大変な事にな
る複線だったのかも・・・。トラベラーズ勢揃いしたところで長崎へ出発!
高速を飛ばしてハウステンボスへ17:00着。ちょっと駐車場を行き過ぎて、海
岸線へ出る。遠くにはデカイ塔が見えて、海も奇麗。防波堤を5人で歩く。気持ちいいー。

18:00から入場のムーンライトチケットでハウステンボッシュへ。カップルばっか。
とってもいい雰囲気。夜のライトアップは本当に奇麗だった。思ったより広い印象。
宿泊施設もあるみたいで、泊りで旅行もいいかも。もちろん女の子と。
腹も減って来たのでちゃんぽん捜して長崎市街へ。しかし、ない。ない。ない。
空腹で皆イライラ。東が運転手だったが、もう耐え切れなくなり、手打ちうどん屋へ入る。
長崎ならではの物ではなかったけど、うまかった。皆かき込むようにして食べる。
電話帳で調べると、健康ランドも近くにあるらしいことを発見。この電話帳戦法は後々役にたった。
長崎ベイシティに到着。風呂がめちゃ気持ちー。苦労して捜したあとのこの瞬間が一番安堵する。
一時はどうなることかと思ったけど、結構僕らの旅は運がいい。天気も最高だったしね。

5月4日(木)
長崎→福岡→湯布院→別府温泉→大分

健康ランドを早々に出発し、長崎市内観光へ。朝ご飯は吉野屋。モリー(仮称)は相変わらず大食い。
車を置いて路面電車で移動。
平和公園では奇麗な外人さんに皆夢中。まったく。でも奇麗だった・・・。

出島はちょっと期待外れ。もっと復元されたものがあるのかと思ったら、近代化されて、
なんだかイベント会場になっていた。ミニ出島がここの売りかな。オランダ坂を上り、孔子廟へ。
「友遠方よりきたる・・・」のモニュメントになんだか僕たちを象徴しているなと思った。
昼はいよいよちゃんぽん、皿うどんを食う。中華街で比較的空いている店へ。ここ
のちゃんぽん、皿うどんはマジでうまかった。別格だった。表現不可能。とにかく
うまかった。感動した。カステラのお土産を買って長崎を後にする。
モリー(仮称)が先に帰るので福岡へ逆戻り。ちょうど「博多どんたく」開催中だったので、
覗きにいくことに。すごい人だった。地下鉄も満員。道路も満員。パレードが売りだったみたいだけど、
ほとんど見れず。雰囲気を味わったに過ぎなかった。でもちょっとでも見れて良かった。

モリー(仮称)とお別れ。最後まで一緒に回れなくてほんと残念。一路湯布院へ。温泉街で有名
な街で皆期待大。湯布院到着も健康ランドなし。店員さんに断言される。「湯布院
にはありませんよ」げー。というわけで、あっと言う間に湯布院は悪者にされると
同時に、とっとと通過する事に。別府温泉へ。腹がまたもや限界に達し、通り道の洋食屋へ。
結構うまかった。店員さんにここの健康ランドを聞くと結構近くにある情報を得る。
皆相当グロッキーになっていたのでその建物を見つけた時には喜んだ。
−ところが−「泊まれませんよ」崖から落とされる一言。車に帰る3人の影の長い事。
どよーんとした空気が流れる。まぁ次を捜すしかないな。俺が運転を頑張ることを決意し、
気を取り直して出発。ここでカ-ナビが活躍し、事前に電話帳で捜していた大分の
健康ランドをやっと発見。まさに救いの施設。風呂でこの世の天国を味わった。
こんな天国って安いな・・・と思いながら。

5月5日(金)

大分→湯布院→やまなみハイウェイ→阿蘇→熊本→柳川→福岡

今日は距離が長い事を皆覚悟し、朝はローソンで駆け足で食事。湯布院へ。ここに
泊まれればこんな余計な移動はなかったのに。
11号線やまなみハイウェイへ。本当に山並みの中を抜けて行く道路。山だらけ。
すごい景色の連続。俺はここが一番のこの旅の目的だったのでもう最高の気分だった。
途中適当なビューポイントで車を停める。
一面の草原。うをあー!! 転げるしかねー!!
というわけで、転げまわって走り回ってもう満喫。緑の匂いを体いっぱいに巻き付
けて太陽の光を体いっぱいに取り込んで自分が空気と同化していく感じ・・・。最高だった。

注:ちなみにこれはモンモン(仮称)本文と写真はそこそこ関係あります
阿蘇の火口へ向かうに連れて渋滞がひどくなっていく。ギシ(仮称)の運転がとても辛そう。
やっとついた火口は迫力満点。ちょっと臭くて気持ち悪くなったけど。空腹だった事も手伝ったみたい。
熊本へ下る。昼飯は高菜めし。結構うまかった。めしにはずれなし。あとで解かった事だが、
ここでのジャンケンに不正があったことが発覚。はめられた。
柳川へ向けて北上。運転手は俺(仮称)。後ろの席でくつろぐギシ(仮称)とセリ(仮称)がうらめしい。
思ったより早く柳川へ到着。この街は水路がめぐっていて、川くだりができる。
4人で貸し切りの船に乗る。

夕暮れの光は川を奇麗に照らし、流れも緩やか。船頭さんのしゃべりも饒舌。
雰囲気に皆酔った。こんなにいいところだとは正直思わなかった。良かった。

柳川は水天宮祭の最中。祭の通りを歩き、柳川名物のうなぎ、柳川鍋の店に入る。
うなぎのせいろ蒸しが最高だった。柳川鍋は浅草の方が有名らしい。
恒例の宿捜し。鳥栖へ行くもなし。福岡まで結局戻ることにした。空港の近くでサウナを発見。
灯台下暗し。夜はビールで乾杯。お疲れ様。

5月6日(土)
福岡→羽田

ここの健康ランドは寝心地良かった。ちょっと胃が重い。ビッペン(仮称)が10:00の便で
帰るという事で朝早くから空港へ。
ビッペン(仮称)と別れ、福岡市街を散策。地下鉄で移動。福岡駅でお土産を買い、天神へ。

ぶらっと歩いて大濠公園へ。とってものどか。もっとゆったりしたかったけど、ちょっと急いでバスへ。
お昼はキャナルシティ福岡でとんこつラーメンを食う。一蘭という店はシステマチックに客をさばき、
並んでいたけどスムーズに入れた。うまかった。最後まで食べ物はハズレなし。

名残惜しい九州へ別れを告げて飛行機へ。セリ(仮称)が荷物検査にカステラ忘れるハプニ
ングを挟みつつ東京へ・・・。



天気が良かった事が本当に良かった。暑すぎるくらい暑くて・・・。食べ物も最高。
でも、一番の思い出はやっぱり4人の仲間と旅ができたこと。顔面の筋肉が痛く
なるくらい笑って、体が震えるくらい感動した。またこの仲間達と旅がしたいな。