送信者: Takagi-shimosuwa <Haruru@swm.root.or.jp>
件名 : 香港戦観戦記(シドニー五輪、アジア1次予選、日本ラウンド)
日時 : 1999年7月2日 21:48

Result:2−0(得点者:中村{小野}、平瀬{小野})

メンバー:小針、戸田、山口、古賀、石井、市川(→本山)、明神、小野、中村、山下(→遠藤)、平瀬

2−0・・・。

最小(安全)得点差であったが、一応勝利。
でも、勝ち抜けが決まっていたせいであったか、それともスタメンが大きくいじられていたからか、どうもプレーから気持ちが伝わってこなかった。そんな印象を受けた。
特に前半。

確かに香港は人数をめいっぱい使って守ってきた。
二次予選に中東なんかのカウンター狙いのチームと当たることを想定したらいいシュミレーションになったと思う。誰が怪我するかわからんし、出場停止もあるかもしれん。
そういったケースには不安を残す内容だったね。

まず、パスがどうも弱い。
スタメンが大きく変わったせいなのか、どうも”手探り”のような弱いパスばっかりで、すぐカットされて、リズムに乗れない。パスがつながっても、走りながら受けるパスではないため、受けた時点で足が止まっている。あるいは後ろ向きで受けてしまう。そうなるともうディフェンスは2,3人ついていて、なかなか形に持っていけない。
悪循環。なかなかトップギアに入ってこない。
ドゥンガになって「前へ!前へ!」と叫んでやりたかったよ。特にフォワードの二人に。
気持ちを込めてくれ、覇気を見せてくれ。
柳沢が恋しくなった。
・・・それにしても、平瀬はハヤシマスミに似てる。

あ、話がそれた。
前半途中の山下がファールをもらい、相手が一人退場になった時点で「流れ変わるか?」と期待したのだけど、相変わらず、意志の疎通がいまいち、と言う印象。どうも悪循環は変わらず。
そしたらやっと俊輔が決めてくれた。見事。
そこから少しずつ良くはなってきた。

後半はだんだん市川も調子をあげてきて、これから、って時に交代。
途中から本山出すなら、最初から(酒井は出場停止だったのだし)市川を右に入れれば良かったじゃん。明神も悪くはなかったけど、明神下げて、せめて市川はそのまま右のウイングバック、というのが見てみたかったなあ。かなり超攻撃的な”オプション”だと思うが・・・。
でも時間経つにつれていいサッカーがみれるようになってきた。戸田のオーバーラップ、古賀のヘッド。ボランチ勢のミドルシュート。確かにボランチはタレント揃いだなあ。ミドルの精度が高い。今日もミドルで一点は取ってもおかしくなかったね。
今、伊賀の山の中で秘密特訓に励んでいるプリンス稲本もうかうかしてられない。でも二次予選には復帰だ。でもボランチ勢、みんな顔が可愛いぞ。

まあ、マスミじゃなかった平瀬が一点決めて勝ったが、結果オーライで良かった。
でもフォワードの駒が吉原、柳沢と一気に二枚欠けてしまったのが苦しいね。
といっても、二次予選には高原も福田もおそらく入ってくる。
でも連携に関しては、前へのパスが出せるくらいの練習はしておいて欲しいね。
後ろ向きで受けてたんじゃあ、兄貴分の試合を見ているようだよ。

まあ、勝って良かった。
次は大量点を取って終わって欲しいね。
フィリピンだし。
20点取れないかなあ。
いい気分で終わって欲しいものだ。
都築も使って。山本カントク。

小針はネパールチームにいてもきっと違和感ないだろう。
では。