差出人: Takagi
送信日時: 2001年3月17日土曜日 23:41
件名: げっひー的観戦記(01・3・17 J1第2節 ガンバ大阪VS横浜Fマリノス)

Result:
−2 得点者:遠藤ブーレ)、ブーレ松波)、ブーレ遠藤

メンバー:

   
ブーレ  吉原
         (→
小島

      
遠藤
   
稲本    ビタウ
     
 木場<CAP>
       (→
松波
新井場          柳本
    宮本  ダンブリー

     (→
山口智

      
都築

げっひー的MIP:3得点に絡んだ
ブーレ
文章方針:勝ったで勝ったでホームやし!!


 さあ、先週開幕した今年のJリーグ、J1ファーストステージの第2節、初戦でうっかりアビスパに足をすくわれた
ガンバとヴィッセルに足をすくわれたFマリノスとの激突。開幕2連敗なぞしてしまったらとても優勝なんて恥ずかしくてしばらくは口にできなくなる。今日はガンバのホームグラウンド、大阪府吹田市の万博記念競技場の恒例の横断幕「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」の文字もいつもより気合が入ってるように思えた。
 スターティングイレブンを見て、というよりフォーメーションの形を見てちょっとびっくり。なんとボランチが4人(笑)。しかし
遠藤ヤットが2列目的な高めのポジションで、キャプテン木場はFマリノスのエース中村俊輔のマンマークということで、一応去年同様イナビタウのダブルボランチだともいえた。
 サイドアタッカーのいない中盤を除けば前線もディフェンス陣も去年からのメンバー。前節はスタメンではなかった
ツネさんダンブリーのセンターバックコンビもスタメンに名を連ね、ゴールマウスにはもう不動の都築。そしてツートップは去年のセカンドステージで暴れまわったブーレ吉原コータのツートップ。中盤の出来、特に遠藤ヤットがどれだけガンバに馴染んできたかがポイントかなあと思ってみていた。しかし、充分スタメンを張れる実力もある山口貴さんがベンチにも入れないって、改めて見るとなんと選手層の厚いチームだろうか。ガンバ大阪。

 そしてキックオフ。遠目で見るとよく分からなかったが、ガンバのユニフォームのデザインが変わっていた。しかも背番号の下にはローマ字で名前が入ってる。ユニに名前が入るのは代表だけだと思っていたのに、今年から規定が変わったのかな?
 でも前半ははがゆい展開。守備の意識もそこそこ高いし、
木場は俊輔にピタリとついて有効な仕事をさせない。
 ただ、攻撃が歯痒い。ボールを奪ってからの守から攻への切り替えは早いし、カウンターにも多くの人数がからんでるんだけど、どうもパスが合わない。いいところでカットされてしまう。やはり
ヤットのフィットの問題もあるのは仕方ないのかなあ?と思いながらも、どうしても連係が遠慮がちに見えてしまった。そんな歯痒さの中で前半が終わるのかなあと思ったら、終了間際に失点してしまった。これもサイドで3人がかりのプレスがかけきれず、抜け出してクロスをあげられてフリーで叩き込まれたもの。まあ嫌な失点だったけど、プレスの意識の裏返しだったし、足が止まって奪われたゴールではなかったので、切り替えていこう、とおもったところで前半終了。

 そしてハーフタイムを挟んで、イマイチボールに絡めなかった
吉原に替わってコジが投入された。結果的にこの投入が流れをある程度変えてくれた。まずは遅ればせながらの挨拶代わりのビタウのミドルシュート。これは惜しくも川口の手に弾かれたものの、ここからガンバペースになってくる。
 やっぱり
コジのスピードは大きな武器だ。特に相手がスリーバックだとコジの生きるスペースが増える。そこにブーレ、あるいはボランチトリオがからむ。明らかに前半にはなかったリズムが生まれた。
 しかし、いまいち決定機に打ち切れず、歯痒さが漂いそうだった時についに同点ゴールが生まれる。ゴール前でボールを受けてディフェンダーをひきつけた
ブーレがそれによって生まれたマイナスのスペースに戻し、受けた遠藤ヤットがゴール左隅に決めた。ゴーーーーーール!ガンバ2001年初ゴール!スタジアムに足を運んでいる友達たちもさぞ興奮してるだろうと考えながら僕もテレビの前で大喜び。ヤットヤットヤット
 そして早野監督はここで勝負に出る。俊輔のマンマークを卒なくこなしていた
木場を下げ、松波を投入。ブーレコジとでスリートップ気味のフォーメーションに変える。それにしても相変わらずガンバはフォワードの層が厚い。ブーレコータコジ松波とスタメンクラスが4人いるんだもんなあ。贅沢ね。ホント。
 しかし、ここで不運が。ここまでいくつもFマリノスのチャンスの芽を摘み、後半には松田直樹もまっさおなリベロぶりでマリノスゴール前まで攻めあがりもしていた
ツネさんが接触プレーで負傷。一度はピッチに戻ったものの、ワンプレーの後で「ダメ」のサイン。しかしガンバベンチの交代手続きが遅れ、足を引きづるツネさんのところからディフェンスラインを破られたガンバは不運な柳本のオウンゴールで勝ち越し点を献上。ちょっと嫌な空気が漂う。
 しかし、ここから粘るのがガンバの何よりの持ち味。敵陣深くのロングスローからゴール前で
松波が後ろに流し、ブーレがワントラップで叩き込む。そしてそのすぐ後でもう一点ブーレ。立て続けの勝ち越しゴール。しかもゴール右隅にギリギリ転がしこむというかなりテクニカルなゴール。はじめてガンバが勝ち越した。

 その後は必死のFマリノスの反撃を必死に凌ぐ
ガンバ。とにかく勝ちたいんだという気持ちが強く伝わってきた。でもギリギリのディフェンスはツネさんが真ん中にいたらどうだっただろうか?とも思う。山口智がガンバにフィットするにはもうちょっと時間がかかるかなあ。
 とはいえ2試合目にして勝ち点3ゲット。
ニーノ・ブーレは3点に絡み、今年も攻撃の中心になってくれる事でしょう。そしてヤットもだんだんチームにとけこんできたし。これからが楽しみ。
 そして次節。カズ加入で2連勝と調子に乗るヴィッセルが相手だ。ここでコケたら
イナはノンタイトルで海外に行く事になってしまう可能性が高くなる。頼むぜガンバ、アウェーでもな!