差出人: Takagi [Haruru@swm.root.or.jp]
送信日時: 2000年5月1日月曜日 15:01
件名:
げひら的観戦記(4・29ガンバ大阪vs横浜F・マリノス)at横浜国際競技場
<Result>1−4 得点者:辛うじてアンドラジーニャ(ビタウ)
<メンバー>
小島 松波
(→森下)
山口貴 二川 ビタウ
(→アンドラジーニャ)
稲本
新井場 宮本〔CAP〕 ダンブリー 木場
(→橋本)
岡中
<げひら的MIP>該当者はナシです。敢えて言うならそれでも応援してくれたサポーターの皆さんに。
<文章方針>好きこそ故に不甲斐ない・・・。
ガンバの試合を見るのは今年3回目。今回は相手が強豪F・マリノスとはいえガンバも(この前観戦した)FC東京戦からナビスコを含めると3連勝で調子は上向きなので、一緒にスタジアムに踏み入れた稲本の掲示板の人たちも「やってくれそう」感でいっぱいだった。
ワールドカップで使われる横浜国際競技場も大きくて、キレイで、近未来感(?)もあって素晴らしいスタジアムだった。天気もいいし、両チームの代表組も凱旋(?)ということで、かなりキックオフが待ち遠しかった。
しかし、キックオフの笛が鳴って20分ほどでなんか決まってしまった。試合が。
ディフェンスはどうも後手後手。混戦から押し込まれ、やばい位置のフリーキックを三浦アツに決められ、あっという間の2失点。運もなかったけど、やっぱり絶好調のF・マリオフェンス陣はちっとも攻めあぐねてはくれず、攻撃が分厚く、ガンバはペースもリズムも作れないまま、支配されたまま。
2点取られた直後にコジが抜け出そうとしたところをF・マリノスの波戸が後ろから悪質に倒して一発レッド。流れが引き寄せられそうな展開にガンバサポーターが沸く。ここで初めて沸いた。というのがちょっと悲しかったけれど・・・。
しかし、数的優位に立ち、ここから反撃に転じねばならないガンバなのに相変わらず試合は支配されたまま。三浦アツがディフェンスラインに下がって明らかに中盤が薄くなっているはずなのに、ちっとも形が作れない。二川、山口、ビタウという前でゲームメークが出来る2列目トリオも下手したら消えているくらい存在感がない。「格」の違いといったらあまりにも悲しいのでそれはやめるが、モチベーション、集中力、組織力ともにF・マリノスの方が圧倒的に上だった。悲しかった。
しかもディフェンスもどうも安心して見てられない。ダンブリーもツネさんもあまりにもらしくないプレーが多く、簡単に形を作られてしまう。簡単に抜かれる、しかもフォローはあまりない。岡中が怒って見えたのも無理はないだろう。
ベンチもなぜかポストプレーで起点になれる松波を前半のうちに下げ、中盤の森下を投入、というちょっと理解に苦しむ采配があったりした。何故数的優位の状態でフォワードを下げるのか?理解できない。それでも中盤を支配できなかったガンバのミッドフィルダー達も理解に苦しんだけれど。
そんな中でユ・サンチョルに2点目を決められ、いよいよビハインドは赤信号の3点目。どっちが人数多いのかもうわからない。前半はなんとかそこまでで折り返す。後半の生まれ変わりと奇跡を信じて。
しかし、後半はもっとひどかった。松田が退場して11人対9人の戦いになったのも関わらず、ずっとF・マリノスペース。イナはせっかくのPKを外してしまう。それは運だから仕方なかったけど・・・。でもそこで得たコーナーキックを山口が悲しいミスキックでボールはゴールラインの外へ。これではつかめる流れも逃げてしまうよ。
ちょっと不甲斐なさ過ぎる試合だった。コジは終始いらだってたし、ツネさんも精彩を欠いた。アイス食いすぎたのか?
レギュラーから代表に4,5日2人取られるとチームはこうも変わってしまうのか?2人分の数的優位は何故生かせないのか?なぜ人数の多いガンバの選手が後半足が止まっているのか?試合後は疑問と不満だらけだった。
9人のF・マリノスに惨敗じゃあ、11人のF・マリノスに勝てるのは何年後のことなんだろう?選手たちは手を抜いているわけはないのであまり言いたくないが、ぼやいてしまう。
この惨敗を生かして、何とか立て直さないと、セレッソにボコボコにされちゃうよ。大阪ダービーでそれは絶対やっちゃいけないよ。勝ちに行こうよ。ガンバ!
