げひコラム、バックナンバーズ。

 

<我的人生是蹴球的コラム>
 ”予選大詰め”(’02・6・12)
 ああ、もうホント幸せっす。
だって毎日仕事帰ってきてから世界のトップレベルの国々の本気で真剣なガチンコ勝負が見れるんですもの。
 それにしても、あまりに悲喜こもごもですごい予選だね。あまりに色々なドラマが起こりすぎてもう数日前に何があったかなんて頭の中からはじき出されそうな勢いだよ。だって世界のいわゆる列強の中で”順当”に決勝トーナメント進出を決めたのはスペイン(実は僕の優勝予想国なんです)とブラジルくらいでしょ。イングランドもドイツも楽な道のりではなかったしね。イタリアもポルトガルもすんなり安泰ではないし。
 しかししかし、なんとまあ、世界ランク1位のフランスと2位のアルゼンチンが揃いも揃って予選で姿を消してしまうなんて!一発勝負の難しさかなあ。それにしても、なあ。まあフランスはあまりにもポストやバーが味方になってくれなかったってのもあるし、アルゼンチンは死のF組だったから仕方ない気もするけど、興行的に大丈夫なの?なんて余計な心配もしてしまう。やっぱり「勝たねば予選敗退」あるいはフランスに至っては「2点差以上をつけて勝たなければ・・・」というところまで追い込まれてしまうと大体前がかりになって裏を取られてしまうのかなあ。しかも両チームに引導を渡したのはともに北欧のチームだってのも興味深い。これで優勝争いは読めないねえ。
 しかし、ブルーズがんばってます。2試合終わって勝ち点4のグループトップ。まさかロシアに勝てるとはね。よく守ったね。イナ落ち着いてたね。ま、あのゴールは半分はヤナギの得点だけどね♪でもヤナギも結果残さないとね。今後がそれで変わってきそうだから。
 でもまあかなり予選通過が色濃く見えてはきているが、「1点差で負けてもオーケー」なんて一見イージーなチュニジア戦に落とし穴はそこらじゅうにある。チュニジアだってまだ決勝トーナメント進出の可能性は残ってるんだし、なんだかぐんぐん調子が上がりまくってる。ああいう体のポテンシャルの高いチームが理屈抜きの身体サッカーをやってくるのが怖い。あくまで日本が高いのは組織力だからねえ。個対個になっちゃうとねえ・・・。
 とにもかくにも「長居の悲劇」なんてことにならぬよう、根性入れて一億2000万で団結しよう!

 ”あと半月で”(’02・5・11)
 ついに我が長野県にも(松本でキャンプを張る)パラグアイチームの主将、ニッポン大好きチラベルさんが訪れたりしていやがおうにもワールドカップが近づいているのを感じます。
 でもどうなんでしょう、日本代表。正直FW陣はかなり不安要素だらけです。頼れる高原はちょっと厳しそうなムードだし、それに加えて西澤もやばげ。鈴木やヤナギも悪くはないんだけど、ちょっと鈴木は調子が上がってこないし、ヤナギも好不調の波が激しげ。久保、山下もどうも国際舞台では未知数だし。なんか各ポジションとも激戦っぽかったけど、FWはあんまり厚くなかったのかな、なんて思ってしまう。「エメルソンを帰化」なんて冗談にしても指揮官に口にされるっていうのはねえ・・・。まあ玄人達の期待が大きいドラゴン久保がワールドカップで寡黙に暴れてくれるのを個人的にはかなり期待してるんだけどね。ヒデとも合いそうな感じなんだけどなあ、オガサと良かったから・・・。
 それにしても今回の中盤はかなりすごい。ヒデをトップ下で使うのなら右サイドは市川で間違いないと思うし、ボランチはイナと戸田でオッケーでしょう。でも左が迷うのよね。三都州と小野。迷う。でもいっそ今のFWの駒不足気味を考えると、ヒデを1.5列、むしろ1.25列的な位置で使って、トップ下左に小野。左サイドに三都州でいきたいよね。あ、でもそうなると俊輔は・・・。そうすると小野をサイドに置いて・・・。げーっ、中盤6人にしてもこのうち誰かがベンチスタートなのか!じゃ、中盤を7人にしてみようか(笑)。それとも俊輔をピンチキッカーで使えへんかな?(笑)
 まあ冗談はさておき、それでも中盤のベンチメンバーはすごいよね。モリシでしょ(西澤が間に合えばスターターに入れたいけどね)、服部でしょ、明神でしょ、小笠原でしょ、たぶん名波でしょ、福西でしょ。ああ、なんて使い勝手のいいメンバーなんでしょ!(笑)。でもこの”Bチーム”でもコ●アメリカの時の日本代表よりはかなり機能しそうだけど・・・。
 でもディフェンダーに関しては、かなり森岡頼みな面は否めないなあ。何試合かセンターバックの真ん中を務めている我らがツネさんだけど、やっぱりよりクレバーな森岡に対してはまだ見劣りがしてしまう。しかもここのところはみんな疲れてきてるし、無理がきかなくなってる。ここを踏ん張ればまた盛り返していくんだろうけれど。その点ではノルウェー戦は大注目なんだけどね。
 あとはもう本番ぶっつけって感じっしょ。予選突破できなくて「コンディションの良かった半年前にワールドカップやってもらえたら好成績だっただろうでしょうね」なんてセルジオさんあたりにバッサリ切り捨てられるとしたら、サッカーファンとして悔しいからね。
 頼むぜ期待してるぜブルーズ。

”年間チャンピオン決定”(’01・12・9)
 いやあ、ナイスゲームでしたねえ、今年のチャンピオンシップ。
正直、第一戦の途中までは「こりゃジュビロがいっちゃうなー」という感じだったんですが、そこから一人少ない上に2点のビハインドという苦しすぎる状況を秋田と平瀬のゴールで跳ね返し、アウェーで「勝ちに等しいドロー」を拾い、そしてホームのカシマスタジアムに戻ってきたアントラーズ。今期カシマスタジアムでは連勝更新中のアントラーズ、その相性の良さを今期一度も勝っていないジュビロに持ち込めるかが鍵だったけど、(ジュビロとの試合はたしか国立で行なわれたはず)、いい試合でした。お互いプレッシングの意識は高く、攻守の切替わりの速い、きわめてスリリングな展開でしたが、お互いゴールネットは揺らせず。でも第一戦の殊勲選手で、今回は出場停止の鈴木に代わってスタメンに入った平瀬はちょっと持ちすぎだった感があって、せっかく崩しかけてるジュビロのディフェンスを助けていた印象があった。
 しかし、明らかに疲れて精彩を欠いたビスマルクに代わり、後半途中から入った本山。トップ下に入った彼の動きはズバ抜けていた。パスにしろ、ドリブルにしろ、ガンガンいく感じ。しかもコンディションもいいのか本山の絡んだ攻撃はだいたいがいい形で終わるもので、非常にドキドキした。 そして延長、Vゴール。ジュビロには決定機も確かにあったけど、本山の存在で流れは鹿島に傾いており、小笠原のVゴールは「順当」な結果であったように思えた。
 1人の投入でこんなにも流れが変わるんだってことを示してくれた本山。来年はあの輝きをフルタイムで見たいと期待しています。
 アントラーズ、おめでとう!

”降格レースに決着”
 ついに決まってしまいました、アビスパ福岡のJ2陥落。鍵を握ったのは我らがガンバ大阪。前節は横浜F・マリノス、前々節は東京ヴェルディ1969、そして今節はアビスパ福岡と、最後に来ての降格マッチレースを繰り広げる3チームとの連戦。まるでチェアマンから「降格争いの鍵を握ってくださいね」と言われているかのような組合せだったが、F・マリノス戦、ヴェルディ戦と相次いで落として貴重な勝ち点3ずつを供給し、(ちなみにどちらもスタジアムに見に行った)、ファン心理としては「どうせなら公平にアビスパにも勝ち点3をあげなよ」というところもあったが、本心ではそんなに連敗して欲しくないし・・・。と思いながらテレビの前で「降格レース3元中継」に臨む。ドラマがおこるかなあ?と。
 しかし、なんとガンバが前半早々に2人も退場者を出し、しかも先行を許しながらなんと追いつき、逆転し、勝ち点3をゲットするとともにアビスパに引導を渡す格好になった。
 っていうか、ガンバイレブン(ナイン?)に対し、9人でそれだけ頑張れるんなら11人の時にもっともっと頑張れよって思ったのは言うまでもない。

 でもナザ、ドゥトラ、ブリットの濁点トリオ(?)の補強が吉と出たF・マリノス、そしてエジムンドという大博打が見事に吉と出たヴェルディ。それに引き換えノジョンユンの補強はあったものの、Kリーグへの移籍の噂が出たり消えたりしたし、外国人もケガが多かったり、そして若手有望株のH選手の事件とか、どうもマイナスのニュースが多かった。頼みの山下の決定力も影をひそめてたし。
 とはいえ九州からJ1のチームが消えてしまったのは淋しいね。せっかく東北のチームが誕生したのにね。アビスパってチームはピッコリ監督の影響か、ごそっと集まってごそっと散る独特のコーナーキックやラフプレー宣言など、良くも悪くもカラーがあって嫌いじゃなかったんだけどなあ。残念。サポーターにはちゃんとJ2にもついていって欲しいね。正直。
 さて、今度は受験生にはどのチームが受けるんだろう?いきなりF・マリとかなのかなあ?