吸収ツアー最終日(5月6日)
<トヤマヘ帰るダイさん。バイバイ!>
泊まったサウナが非常に寝心地が良かったため、ちょっと早く目が覚める。
窓の外から飛び立つ飛行機なんかを眺めながらスポーツ新聞を読んだりしてのんびり。
ふと時計に目をやると、もうダイさん(仮称)の(乗る)飛行機まで1時間ちょっと。やばい、ゆっくりしすぎたか?
とちょっと焦ったが、もう彼は起きて準備していた。あらら。
空港のレストランでトーストを食べながらお土産と博多ラーメンの情報を聞き出す。
「なんだかんだ言って地元の人に聞くのが一番!」というのが今回学んだ最大の教訓のような気が・・・。(ただしガセネタをつかまされた時の落胆はかなりでかいが・・・)
ダイさん(仮称)、早足で飛行機へ。またゲレーツ再結成しようぜ。と誓い合う。
<街のオアシス?大濠公園>
早速地下鉄で博多駅に行き、お土産を漁る。
めんたいこ、からしれんこんと九州土産を地方発送。あと九州っぽいストラップも購入。
朝飯が遅かったため、腹があまりすいてない。でも飛行機までにラーメンを食べなきゃならないので、目指すラーメン屋まで離れた地下鉄の駅で降りて歩こう、という話になる。
しかし、いざ地下鉄を降りて歩・・・、・・・迷った。見当違いの方向に来ていた。
とりあえず大濠公園に向かおうよ、と作戦を立てるが、かなり遠くまで来てしまったのと、飛行機の時間が頭をかすめるのとでタクシーを拾う。
タクシーの運ちゃんはとっても丁寧な人で案内から、これからの作戦まで考えてくれた。
でも時間なくなってきたね、と危機感があるのかないのかワカラナイトリオはとりあえず、歩く。
すると目の前に大きな濠が。大濠公園だ。とたんに涼しげに。ちょっとくつろぐ。
そこからラーメンを目指す。いろいろ地元の方にアドバイスはもらったが、時間の関係で僕が去年の秋に立ち寄ったことのある「一蘭」という店に決定。
バスに乗って博多駅を目指す。そして近代ビル「キャナルシティー」へ。
来たことある割には中でかなり迷ったりしつつ、やっと辿り着く。
行列はかなり出来ていたが、その店の独自のシステムのおかげでそんなに待たなかった。
前回はオーソドックスなとんこつラーメンだったので今回はニンニク多目の麺固めを注文。そういった細かい注文も出来るのが嬉しい。なんか今回のが美味かった。
食べ終わって一息つくともう空港に向かわなきゃいけない時間。タクシー拾う。
「ニンニクくせー」と言われるが、大きなお世話だらっしゃい!
この運ちゃんも喋り好きの方で、以前、市の名前を福岡市にするか博多市にするかで住民投票が行われて、一票差で福岡市が勝ったというエピソードや、辛子めんたいこを生み出した人が敢えて商標を取らなかったために今の自由競争があるんだよ、という話なんかを聞かせてくれた。ホルモン焼きも発祥は福岡らしい。
やっぱり遠方に来たら話さなソンソン!タクシー移動もこういう意味では悪くないな、と思った。
空港では、アホ(仮称)が手荷物検査でお土産のカステラを忘れるというハプニングがあり、かなり笑う。
「手荷物検査場でカステラを一箱お預かりしております」という放送に、「おい、アホがいるぜー」と笑いながら話し掛けると、「あ、オレだ・・・」って突然焦るんだもん。九州笑い納め。
<羽田到着!>
そして、羽田着。九州はすっごくいい天気だったのに、東京はどよーん。
周りには旅行帰りの人ばかり。ああ、帰ってきちゃったんだなあ。としみじみ。
ビデオに旅の感想なんかを収めてから、モノレール、JRで東京駅へ。
この旅で流行った♪MOTOR MAN♪にちなんでわざわざ京浜東北線(しかも南浦和行きだった)に乗ったのに、車掌さんのアナウンス小さ過ぎ!文句タラタラ。
東京駅で、切符を確保し、@sery(仮称)と別れる。
本当はそこでお茶するつもりだったが僕も@sery(仮称)も電車まであまり時間がなかったので、早足解散。
僕はアブ(仮称)と中央線で新宿まで一緒。
「またなー」と手を振って、地下道くぐってあずさに乗り込む。混んでそうだったので指定席を取ったのにガラガラで拍子抜け。流れ行く光達を見ながら、なんか急にしんみりしてしまった。九州ではずーっと喋り、笑っていたからだろうか。淋しくて皆にメールを打った。
今日の一句:「麺食って 粋味わって 福空発つ」(字余り)
いや、楽しかった。またも。
このメンバーで未知の所を旅したら面白いのは目に見えているけど、楽しかった。
今回も僕らのコンセプト「泊に金をかけずに、食を楽しむ」は満たされた。特に長崎の皿うどん。
でも九州はなんか粋だった。すごく。
典型は柳川の町だね。あまりに風情がありすぎて。またゆっくり訪れてみたい。
出会った人もみんなざっくばらんで良かった。
金は使うところで使うべし。旅は欲張るべし。というのを実感した。
でも最終日はなんかこれで旅が終わるという気が全然しなかった。また次の旅もあるのはもちろんだが、今思うと、なんか永遠にこの旅行が続きそうな錯覚に陥っていたのかもしれない、そんな気さえするのだ。
来年は、おそれわんツアーだぜ。諸君!