差出人: Takagi Shigehira 件名 : 6月23日 〜♪あの日の私がいる〜 日時 : 1999年6月23日 20:29  昨日はなかなか寝付けなかった。 古畑を見て、さて寝ようかと思っても、全然眠気の波の気配もない。 具体的な話になってきた退院へのドキドキか、 やっと今日会える彼女へのドキドキか、 どっちか分からないが、いやどっちもだろうが、  久しぶりに、なかなか寝付けなかった。  それでも6時には目覚めているけど・・・。  隣には食中毒のお坊さん  その隣には週3回透析のおじさん  向かいには心臓の手術を受け、経過良好なおじいさん  その隣はハスキーボイスのおじさん  その隣は、やっぱり心臓で、語尾を薄笑いで濁すおじさん  ・・・あと一週間。   僕は多分この人達に囲まれて暮らします。 今日は朝栄養指導があって、そして彼女がやってくる。   <GOOD MORNING>  朝?  朝は夜の終わり?  それとも夜の始まり?  どちらともとれそうな   朝明けのムラサキは    きっと永遠に     答えはくれないだろう  地球のクルクルに沿って   世界中にクルクルと    朝が運ばれていく  ひとまわりして   また次の朝が    僕のとこにも配られてくる。   どんな 夜の後でも   どんな 夜の前でも  特有のすがすがしさを   ちょっとだけのせて。 ・・・そして朝が来る ・・・そこで朝が来る。  語り尽くせぬ夜にも、  眠り足りない夜にも、  朝陽は射してしまうのです   夜の終わりとして    また夜の始まりとして、  朝明けのムラサキは   あなたのまわりを    また包むのです。  忙しい朝でも   一つだけきちんと息を吸って、  -GOOD MORNING- ###########################      「銀狼」っちゅうのもいたよね?         たかぎ しげひら (夏至過ぎの南311号室より) ###########################