差出人: Takagi Shigehira 件名 : 5月30日 〜♪あなたの言葉が まるで 旋律のように〜 日時 : 1999年6月8日 17:14  泥のように、泡のように眠った第二弾。今朝も例によって目覚めは早かったのか なー、などと思ったが、もう6時半だった。あー6時半なんだー、と思ったら、次は もう7時半だった。心地よい2度寝。久々の自分の布団と日付け変わってから寝た昨 日の夜更かしと、ダブルの効果だろう。  朝食にクロワッサンと納豆ご飯を食べた。(もちろん塩分はバッチリ管理されてい る。)それにしてもクロワッサン美味しかった。何でも生協で好評な業務用のやつら しい。一口食べて、顔が緩む。病気でなかったら一個では済まなかっただろう。減塩 しょう油で納豆ご飯、マヨネーズでサラダを食べて、「Leafs」で薬を流し込んだ。 朝日の中で朝刊広げつつ、「ふーん、呂比須昨日5点取ったんだー」などと誰へとな くつぶやいてみる。そんなのがいい気分だった。  昨日は病院帰りのその足で営業所に寄った。置いてくる書類があったので行かねば ならなかったのだが、行く途中でオヤジと、それならついでにエンジンオイルも替え てもらおう、という話になった。 営業所の面々は何も変わっていなかった。(先輩がCdma-Oneのケイタイを持ってたぐ らいで・・・)、でも「キャミ」のおかげで、大分ショールームが明るい感じになっ ていた。オヤジが所長と話し込んでいた隙にダンシングベイビー(CMで「タラちゃん ボイス」で踊ってる奴ら)のストラップとメモ帳をGETした。調子に乗ってTシャツも 下さいとねだったら、何と本当にくれそうな勢いだったのだが、さすがに(所長がわ ざわざ佐久まで行って買ってきた物だと聞いていたので)慌てて遠慮した。「欲し いって言ったのはシゲちゃんが初めてだよー」と業務のお姉さんに言われた。どうも 不評らしい・・・。  家に帰って特製減塩カレーを食べた。同じ減塩でも病院食とはやっぱりひと味違 う。自宅の空気はやはり不思議だ。2ヶ月の”軟禁生活”もなんか嘘だったんじゃな いかと思ってしまう。 真正(仮名)から届いた嬉しい文面のハガキを繰り返し読んだりしながら、家族との 会話をサカナにゆっくり、ゆっくり茶を飲んだ。  自分の部屋に戻ると、あかりに頼んで置いた「フラワー」のシングルCDが届いてい た。俺的シングルチャート、現在ダントツ第一位だ。午後はずーっとリピートで聞き 続けた。「フラワー」が途切れたのは、あかりと「ビートマニア」をやっていた間だ けだろう。着メロも「フラワー」に替えた。  見舞いに来てくれたり、手紙をもらった人たちに電話をしてみたりしたが、思いが けず長くなってしまったりして、3人くらいで終わってしまった。  夕食の後、オヤジと「筋肉番付」のパンチアウト200万達成を「おーすげー」と か言いつつ見たりしながら、太鼓のステージ(結婚式等の演出で”打つ”事)に行っ たしおりの帰宅を待ち、母&3兄妹でカラオケに出た。 母の『喝采』もしおりのこっこもあかりのヒカルも、僕の『my life』もなかなか だったと思う。安心して、家族だった。帰りの車の中で流れていたジュディマリのラ ジオのシモネタコーナーで妙に盛り上がった。  そして、久々の家の風呂。硫黄臭のないのがもの足りなくさえあった。いかんいか ん。でも客観的に、家庭の風呂ってあんまり大きくないんだなあ、と思った。日赤の 風呂は病院の風呂としては狭いかもしれないが、誰もいなければ泳ぐこともできるの だ。  ・・そして、久々だからいいや、という理由で勝手に妹のシャンプーを借りた。 ***************************           眼科をやめてーー(まりや)       S311号室より         たかぎ しげひら ***************************